67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

プレステッジ12インチの「いの一番」、ビリー・テイラー

2009-06-09 20:51:04 | jazz & vocal
A Touch Of Taylor/Billy Taylor
(Prestige 7001)


 3大ジャズレーベルの12インチラインアップ,ブルーノートの1500番台,プレステッジの7000番台,リバーサイドの200番台を全てそらんじている方は相当のマニアですよね。BNのマイルスは超有名ですよね。リバーサイドの201番のモンクプレイズエリントンは次に知られているかもしれません。最も地味なのが,プレステッジの7001、本日アップのビリー・テイラーです。

 プレステッジの7000番台と言うのは,BN、リバーサイド同様で歴史的名盤も多い訳ですが,そんななかでビリー・テイラーと言うのはかなり異色です。7100番までにテイラーのアルバムは7001、7015、7016、7051、7071、7093まで6枚も録音されているのです。いろいろい契約の問題もあるとは言え、ジャズジャイアント目白押しの100枚のなかに6枚も吹き込みがあると言うことは,プレステッジが看板プレイヤーとして力を入れているプレイヤーであったことを示す事実であろうと思います。本日アップの7001は録音は55年,メンバーはEarl May(b), Percy Brice(ds)からなるなんてことはないピアノトリオの演奏です。趣味の良い,端正なタッチが全面に押し出されたアルバムで,有名なスタンダードはあまりく曲も短めでです。しかしながらタイトル通りのテイラーの軽妙なタッチのピアノを満喫できる記念すべき一枚と言えるのではないでしょうか。

 所有盤はBergenfield NJのセカンドです。当然モノラルでメイのグイグイ引っ張るベースもよく録音されています。モノクロのコーティングカバーも渋い7001番です。

6/7MEETING(3):春野ベース~花街道

2009-06-08 05:03:36 | Volkswagen
 春野ベースは十和と高知市内で生活するKAZUさんの高知ワーゲン基地です。ここで塗装も簡単なメインテナンスもされているようです。隣は四国34番札所の種間寺でお遍路さんがたくさんおられるのどかな四国の田園風景に囲まれたいい所です。ここで、kubottchiさんのbugのリアカーペットの張り替えをやってしまいました。隣の喫茶店で昼食をとって,空冷談義に花が咲きました。そして高知海岸までツーリングです。KAZUさんは赤カブに乗り換え,今度は2台のカブリオレと75bugの3台に編隊を変更しました。



 このショットが今回もEOS50Dで撮りましたが,白トビがあったりでやっぱり奥が深いです。上が一番好きなショットです。kubottchiさんは今晩は滋賀県多賀SA泊ということで夕方、土佐ICから帰路につきました。最後にうちのジャジャ馬,69カブリオレことカフェオレです。やはりカブリオレ,海が似合います。



PS:自宅に2台のワーゲンが来ることで舞い上がっていしまい、財布を忘れてツーリングにでた67camperに昼食,飲み物を振る舞っていただきありがとうございました。かりはお江戸で返します。ごめん!

6/7MEETING(2):あじさい街道ツーリング

2009-06-08 04:30:47 | Volkswagen

 紫陽花がとてもきれいです。まだ,咲いてないものもありますが,こういう写真はデジイチで撮ると,ちょっといい感じのショットが撮れている気がします。そういえば、KAZUさんも最新兵器キヤノンKISSX-3で激写しまくりでしたね。



 たった3台ですが、公道をこんなカラーリングとスタイルのタイプ1が走るとやはり目立ちます。オープンエアでクルーズするには結構暑かったですが前後で聞こえる空冷サウンドを聞きながらのツーリングは最高ですね。



 交差点を右折しようとして行くKAZUさんの54オーバル,ピョコンと飛び出すセマフォーがとてもキュートです。やっぱり楕円のリアウィンドウとセマフォー、オーバルの醍醐味ですね。フォーセールになっているらしい。人の車ながら惜しい気もする・・・。



 kubottchiのロフテングリーン,高年式らしい何気なさが味があっていいですね。ドア板金でリフレッシュして、神奈川から一気に1000Kmを走ってくるタフな奴です。

6/7MEETING(1):KAZUさん初見参!

2009-06-08 03:40:34 | Volkswagen
 神奈川の75bug(ロフテングリーン)乗り,kubottchiさんが長期休暇を利用して広島に帰省している忙しい中,高知に遊びにきてくれました。KAZUさんにも連絡しておき、「じゃあ3人でツーリングしましょう!」ということで集まりました。

 3人でツーリングだと,「初夏の四万十」がこの時期は定番でしょうが,四万十ツーリングのオアシス,KAZUさん邸がフローリング張り替え工事中と言うことで、KAZUさんの春野ベース~桂浜ツーリングにしようと言うことで,十和から来られるKAZUさんと須崎東ICで高速を降りてくるkubottchiさんが落ち合うのにはベストの拙宅に来ていただきました。



 トップ画像は,次男坊のKと末っ子Uちゃんがつくったウェルカムボードです。というのも、いつもツーリングは四万十でしたので、KAZUさんの拙宅訪問は今回が初めてでした。普段は散らかし放題の我が家も掃除して少しスッキリしました。たまにゲストが来てくれるときれいになりますね(笑)。kubottchiの訪問は何回目?3-4回か?二人が同時着でkubottchi用ウェルカムボードは間に合いませんでした(すみません)。天気も最高で拙宅前に駐車していただいたロフテングリーンの75bugとガルフブルーの54bugが美しく、絶好のツーリング日和になりました。

Walter Bishopの快演が楽しめる一枚だ!

2009-06-07 00:06:26 | jazz & vocal
Tell It The Way It Is/Paul Gonsalves
(Impulse A-55)


 エリントン楽団の花形テナー奏者としてPaul Gonzalvesは有名なプレイヤーですが前回ジャズランド盤をアップしたときに「ズーズー弁テナー」とご指摘を受けたプレイヤーです。タンギング不足で「それが却って味」と評されたテナーですね。エリントン楽団のニューポートのライブでのロングソロは彼のプレイでは最も優れたモノかも知れませんが、本日アップのインパルス盤で聴かれるプレイもなかなか味わい深く渋いメンバーの参加もあって捨てがたい魅力を持った一枚です。

 メンバーはRolf Ericson(tp), Ray Nance(tp, vln), Johnnny Hodges(as), Paul Gonsalves(ts), Walter Bishop Jr.(p), Ernie Shepard(b, vo), Osie Johnson(ds)のセクステットです。A面は長尺のタイトル曲ではじまります。ゴスペル調の曲で、既にWalter Bishopのピアノが粘りあるタッチでいい味を出しています。ビッグトーンのゴンザルベスのテナーも好調です。続く、"Things Ain't What They Used To Be"では大好きなホッジズがフィーチャーされます。B-1のErnie Shepardの見事なボーカルが聴ける"Duke's Place"も掘り出し物の名演ですよ。ナンスのフィドルも効果的です。ラストの"Body And Soul"のゴンザルべスのバラードプレイもいい感じです。ここでもビショップのリリカルなタッチは健在で,両者の実力を示したトラックで幕を閉じます。タコ耳の自分にはエリクソンとナンスのラッパの聞き分けは困難ですね。

 所有盤はabc impulseのブラックラベルで再発でドリルホールがあります。ジャケットが今一で中古屋では皆さんスルーしていると思いますが,インパルスの一連の中間派盤は結構聴かせてくれますよ。ベン・ウェブスター,ライオネル・ハンプトン,ベニー・カーターなど然りですね。

NYC初見参のキャノンボールバンド

2009-06-06 02:13:23 | jazz & vocal
The Cannonball Adderley Sextet In New York
(Riverside 9404)


 59年,サンフランシスコのジャズワークショップで旗揚げしたキャノンボールのオリジナルクインテットの演奏は,センセーショナルであり大成功をおさめましたが,その後も西海岸の有名クラブで次々と好録音を残して行きます。そして62年に入りついに東海岸ニューヨークに進出します。初めてのライブがこのビレッジバンガードのライブです。この辺りは,A面冒頭のリーダー、キャノンボールのMCで木聴く事が出来ますね。本日は,このNYC初登場のセクステットとなったバンドのリバーサイド盤をアップいたします。

 パーソネルは当初からのメンバー,Cannonball Adderley(as), Nat Adderley (cor), Sam Jones(b), Louis Hayes(ds)の4人に、二人の新しいメンバーが加わります。一人はマルチリードプレイヤー、Yusef Lateef(ts, oboe, fl)とオーストリアからこの混沌のジャズシーンに加わったJosef Zawinul(p)の2人です。マーシーx3やウェザーリポートで有名なザビヌルのこのグループでの初録音?のようですね。ラティーフは個人的にはビッグトーンのテナーが魅力的ですね。リーダーのイントロダクションに続いて始まる"Gemini"は11分超にもなるジミー・ヒース作曲のジャズワルツです。フルートで奏でられるユゼフのテーマに続くキャノンボールが絶好調ですね。B面はアーニー・ウィルキンスの"Dizzy's Business"ではじまります。ファンキーを売りにするガレスピー楽団で取り上げられていた曲でキャノンボールバンドのコンセプトの一端を示した演奏と思います。続く,ユセフのSyn-anthesiaはややブラックマジック的な雰囲気で少し苦手ですね。そして,B-3"Scotch And Water"はザビヌルのオリジナルらしいですが,端正ながらもファンキーな味のソロが最高ですね。最後のメンバー紹介,最高にカッコいいですよ!

 所有盤はリバーサイドの黒レーベル,シルバーロゴのオリジナルステレオです。やや録音が淋しい感じでしょうか?

素足に革靴は石田純一の専売特許か?

2009-06-05 00:07:55 | ファッション

 かなり,暖かくなって来たので,エアコンの無いワーゲン通勤の67camperにとってはショートパンツでの通勤は夏の定番スタイルです。短パンに素足でスリッポンを履くことも多いのですが,今シーズンになって職場の同僚や取引業者の方に,すでに5回も「石田純一スタイルだね。」と言われてしまいました。

 こっちは石田氏など,全く興味がないのですが、あまりに言われるのでネットで調べてみました。するとやはり「素足に革靴」は石田氏のトレードマークらしい。有名人なので、そんな台詞が聞かれるのも無理のないことらしい。しかしながら,石田氏の方はどうもイタリアンスタイル,ミラノ系のファッションに由来するらしいです。自分のスタイルは中学時代に愛読していた婦人画報社のメンズクラブ(通称メンクラ)やアイビー8校の写真集と言うべき名著?「TAKE IVY」に載っていたキャンパス内を大股で闊歩するアイビーリーガー達のバミューダショーツに素足,スリッポンのコーディネートに由来するものであり,ファッションの歴史からいっても恐らくこっちが古いのでは,いや絶対古いと確信しているのであります。

 と言う訳で,恐らく革靴を素足に履いたのは石田氏よりは67camperが先だったのでは?なんて思っています。最近は言われるごとに「自分が先だ!」って答えています(バカですね)。ある取引業者の方に「自分が先だ!」と主張してブログにでもアップすれば?,なんてサジェッションを戴いたモノでついつい・・・(笑)。

やっぱりカーメンのライブはいいなあ

2009-06-04 04:50:48 | jazz & vocal
At The Great American Music Hall/Carmen McRae
(Blue Note LNJ-67012・13)

 黒人ボーカル御三家,エラ、サラ,カーメンを比較すると,エラのノリ,サラの音域,カーメンの声質のそれぞれの個性があると思いますが,トーキングスタイルの歌唱で知られるカーメンのライブパフォーマンスはこれまた特徴があり,ホールやライブハウスで聴かせられるとこのトーキングスタイルと金属性のボイスは極めて説得力をもって迫ってくるように思われます。アトランティックのダンテのライブや新宿ダグの弾き語りライブでもそういった魅力は実証済みですよね。今日はサンフランシスコのGreat American Music Hallのライブ録音をアップいたします。

 ダンテのライブと同じ2枚組で、メンバーはMarshall Otwell(keyb), Ed Bennett(b), Joey Baron(ds)のトリオにゲストとしてトランペットの巨匠,ディジー・ガレスピーが客演し、素晴らしいオブリガートを聴かせてくれます。A面ではスピリチュアル"Paint Your Pretty Picture"と得意の"A Song For You"でのトーキングスタイルが絶品です。またガレスピーが加わった"On A Clear Day"も旧知のカーメン/ディジーのコラボは見事ですねぇ。B面冒頭の"Miss Ortis Regrets"の喋りとも言える歌唱,これに絡むディジーのミュートも印象的ですし,"Too Close To Comfort"~"Old Folks"~"Time After Time"のスタンダードの流れも魅力的です。C面の"Dindi"、D面の"No More Blues"はいずれもジョビンの名曲ですが,カーメンがボッサを取り上げるのは結構珍しいのかもしれません。前者ではこのボッサを一級のバラードに仕上げてしまいますし,後者ではセントトーマスを交えたスキャットでグングン盛り上げて行く所などはカーメンならではですね。

 所有盤は東芝がリリースした国内盤再発ですが,後期カーメンのライブの円熟味を充分に示したアルバムだと思います。

メキシコ産のワラチ

2009-06-03 19:51:25 | jazz & vocal

 67camperの定番夏スタイルはやっぱりショートパンツ&ワラチの組み合わせです。昔はkubottchiさん推奨の高知のジーファク(JEANS FACTORY)でワゴンセールのような格好で3000円ぐらいで売られていましたが,最近はとんとお見かけしません。

 3年前にアメトラの老舗BEAMSさんで大枚はたいて購入したのですが,やっぱりソールが問題でどんどん減ってしまい1シーズンしかもちませんでした。オリジナルはタイヤをソールに貼付けてあるサンダルで,すり減って使えないと言う事はあり得ないのです。今回,豚インフルエンザの震源地,メキシコから輸入してしまいました。円高もあって,送料込みで35ドルほどでした。もう少し,カラーリングがベージュっぽくても良かったのですが,この色も馴染んでくるといいですね。底は分厚く、しばらくは大丈夫そうです。

このハービーのピアノの透明感が好きですね!

2009-06-02 05:30:16 | jazz & vocal
My Funny Valentine/Miles Davis In Concert
(Columbia PC9106)

 ここのところロリンズ,パウエルなどビッグネームを取り上げましたが,今回はマイルスを行ってみましょう。ハンコック,カーター,トニーのリズムセクションとなってからのアルバムというのは,50年代のオリジナルクインテットの時代と比較され人気の面ではやや劣るかもしれないですが,50年代とは全く別物の演奏スタイルながら,50年台に決定的名演を提示して来た曲を再び取り上げ「どうだ!」と言わんばかりの演奏で聴衆(ライブが多い)を魅了して行った感じがします。本日は,動の”フォーアンドモア”と対比される”マイファニーバレンタイン”をアップいたします。

 メンバーは,マイルス,上記リズムセクションにジョージ・コールマンをテナーに入れたクインテットです。A-1におさめられたタイトル曲はクッキンでの決定的名演がありますよね。クッキンのガーランドのイントロもさることながら,ハービーのこのバージョンでの透明感のあるイントロもすばらしく魅力的ですね。間を生かしてゆっくりとアドリブしながらだんだんと熱気を帯び激しく迫っていくマイルスのラッパがいいですね。A-2の"All Of You"も得意のレパートリーですよね。ここでのマイルスのミュートによるリリシズムが最高ですね。B面もハービーのピアノがいい"Stella By Starlight", カインドオブブルーで取り上げた"All Blues", Ronのベースがいい"I Thought About You"と名曲揃いです。個人的にはハンコック参加のマイルス盤では最もすきな一枚ですね。

 所有盤はコロンビアの再発ですが,この頃は国内盤より1000円ほど安く,国内盤2枚でマイルスのコロンビア盤は3枚買えた事を思い出します。懐かしいなあ・・・。カバーのマイルスの水玉ネクタイが粋ですね。