平成15年(2003年)癸未(みずのとひつじ)の年。
滋賀県にお住まいの仏師「久保田唯心先生」にご指導頂いて描いた「大日如来」像。
清水流絵手紙から離れて三年目。若く希望に燃えて歩み始めた頃でした。
大日如来をご存じでしょうか?
簡単に触れてみたいと思います。
大日とは「大いなる日輪」という意味です。
太陽を司る毘盧舎那如来がさらに進化した仏です。
密教では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものを指します。
また、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて
他の仏は大日如来の化身と考えられています。
曼荼羅
宇宙を表すという「曼荼羅」その中心にいらっしゃるのが「大日如来」です
仏像は大きく分けて以下の4種類。
・如来(にょらい)
悟りを得た者。ブッダともいう。釈迦は大勢いるブッダの一人です。
・菩薩(ぼさつ)
ただいま修行中!出家前の王子時代の釈迦がモデル。
装飾品を身につけ「すぐに他者を助けに行けるよう」立ち姿でいる。
・明王(みょうおう)
修行する者を煩悩から守る仏。真言宗だけに登場する。
護摩を炊きあげるときに唱える真言
ノウマク・サンマンダバザラダン・センダ・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン
ご存じの方も多いと思います
・天部(てんぶ)
魔物から仏界&仏法を守るガードマン。元ヒンズー教の神々。
地位・役割を簡単に言いますと
如来(悟り済)>菩薩(修行中)>明王(民衆を守る)>天部(仏界を守る)
http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/butuzou3.htm
こちらのサイトからお借りしたお話でした
心を鎮めて描いたその時を思い出してアップ。
もう、13年経ちましたが心はさほど成長せず。
如来の気持ちにはほど遠いけれど「毎日が修行」かなあ・・・と思う次第です。
皆様本日もご訪問頂きありがとうございました・・・・・・
数多くの仏像に面会しました
印象に残ってるのは数点 広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像 興福寺の阿修羅像 秋篠寺の
伎芸天立像・・・
特に伎芸天の美しさには心を奪われしばし見入ってしまった事が思い出されます
絵もイイね!
技芸天は天女だから女性だよね。
なるほど心奪われるはずだ!
どんなことでも「惚れ惚れ」するっていいね!