中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 264 蓮の糸を紡ぐ

2012年12月31日 16時49分15秒 | 日記
   
   この方は人間国宝「志村ふくみ」さんです。
     ご一緒の方はイタリアで植物染色の工房を擁している「ピエール ルイジ ロロ ビアーナ」さん。
       彼からの依頼を受け先頃「蓮」の着物を製作なさいました。

   家庭画報に掲載されている記事に目が釘付けに!
     蓮から・・・糸が紡げるんだ!
      子供の頃に読んだ「中将姫」の物語・・・奈良當麻寺に伝わる蓮の曼荼羅!

   中将姫は実在の方ですが「蓮糸から織物が出来るなんて?」
     長い間疑問に思っていたのです・・・でも、出来るんですね!

      
   ミャンマーのインレー湖周辺の約135の小数民族のうち、
     蓮の織物は湖上に暮らす「インダー族」だけが1000年の時を経て今なお細々て作っている。
            素晴らしい!

   ロロ ビアーナさんは「當麻寺」に蓮糸を五色で織った曼荼羅があると伝え聞いて日本へ!
     ふくみさんに依頼しての着物製作。
       さぞかしこころ踊る、情熱のお仕事であったことでしょう!

   
       
           上記写真及び記事の内容は「家庭画報」より抜粋させて頂きました。

   蓮の糸作りには「細やかな神経と気が遠くなるほどの労力と時間がかかるそうです。
    蓮の命を生かし、手の温もりの伝わる「蓮の織物」
      「泥より出でて泥にそまらず」蓮の見事さ・・・神の座に相応しい!

    どうぞこの伝統が廃れることのないように・・・祈るばかりです。
      長年抱いていた疑問が、この歳にして解決!
        2012年。大晦に相応しいお話しとなりました!
      
       
   
   最後に今年一年「ご訪問」くださいました皆様に心から御礼を申しあげます。
     来る年も何卒よろしゅうに・・・伏してお願い申しあげす。
       どうぞ佳いお年をお迎えくださいませ。   中井拝
  

   


      

    
コメント (10)
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