サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

食後の洗い物

2016年01月14日 22時39分22秒 | サキさんとの記憶
昨日は会社の新年会が行われた。しかも泊まりで。久々に飲んでしまった。はしゃいでしまった。なぜかのどが少し枯れている。大声を出しすぎた。

サキさんが元気なころ、飲み会や食事会を終えて帰ると、決まってサキさんが
「お父さんだけいいね。おいしいものが食べれて」
毎回言われていた。ちょっと嫌味も込められていたと思う。

私の家は、外食はほとんどしない。私もサキさんも外で食べるよりは、家でのんびりと自分たちの好きなものを作って食べる方が好きだった。でも、サキさんにはその後の片づけが待っている。私も料理を作るのは手伝うが、洗い物は全くしなかった。サキさんもたまには洗い物を変わってほしかったのかな。

毎冬、サキさんの指はあかぎれができ、パックリと割れることもあった。ゴム手袋をはめて洗い物をしていたが、それでもダメだった。そんな時も私は手伝わない。サキさんが一生懸命洗っているそばで、テレビに見いっている。本当にダメな夫だったな。

そして今は私の手が荒れてきた。カサカサになってきた。サキさんの大変さが少しだけ分かってきました