サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

時々カメラ目線

2016年01月10日 17時43分45秒 | 今日のサキさん
今日は、近くの神社で昼から左義長があるので、その前にお姉さんとサキさんの面会へ。お姉さんは今日も、ココナッツオイル入りのコーヒーとチーズオムレツを用意してくれていた。


今日も大きく口を開けてくれます。大好きなチーズの入ったオムレツをパクリ。私はチーズが大っ嫌いなのですが、サキさんがチーズ好きなので、朝食にはいつもチーズトーストを作っていました。今は必要ないので我が家にチーズのストックはありません。お姉さんの差し入れが無ければ、サキさんはチーズを二度と口に出来なかったかもしれません。お姉さん、またチーズの入った差入れをお願いします。(お前が作れよという声もあるでしょうが、やはり嫌いなので)

その後に指のマッサージです。ベビーオイルを塗って、指をマッサージしながら開いていきます。時々、思いっきり顔をゆがめて「痛い」と訴えます。今日のサキさんの声は「痛い」だけでした。

初め冷たかった左手も、マッサージが終わったころにはポッカポカになっていました。

お姉さんがサキさんの世話を焼いてくれている間、私はスマホでサキさんの動画を撮影したり、写真を撮ったりしていました。サキさんは食べながらも、時折カメラの方に視線を向けてくれます。気になるのでしょうか。少し意識しているのでしょうか。チラッチラッと眼が動いていきます。「こっち向いてね」と声掛けをしなくてもカメラに目線を向けてくれます。

「痛い」と訴え、思いっきり顔をゆがめたり、催促するように大きく口を開いて待っていたり、カメラを意識して目線を動かしてくれたり、今日もサキさんの心はいっぱい動いてくれました。後は笑顔だね。左の肩甲骨の下を少しマッサージした時に少し笑ったような。気のせいかな。