サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

お姫様だっこ

2016年01月06日 23時52分55秒 | 今日のサキさん
昨日、1月5日の話し。

3時くらいにサキさんの特養へ。サキさんは入浴中。でもすぐにやってきた。スタッフの方が車いすで部屋に連れてきてくれたが、そのまま出て行ったきり戻ってこない。仕方なく私一人でサキさんを抱きかかえてベッドへ移した。いわゆる『お姫様だっこ』だ。一人で抱えられるか心配だったが、「うっ」と力を入れて持ち上げたサキさんは思った以上に軽かった。去年、いやもう一昨年か、最初の入院前のサキさんは最大で78kgあった。その時のイメージがとても強かったし、床に座り込んだサキさんを必死で立ち上がらせた記憶が強烈に残っていたので、今のサキさんの軽さは痛々しいほどだ。

ももは本当に細い。ふくらはぎも、ほとんど骨と皮といった感じだ。もともと骨太なのでパッと見はがっちりして見えるのだが、足を擦るとよくわかる。食事はほとんど完食しているのだが、栄養の吸収力が衰えているのだろうか。
何とか、もう一度立てないかな。歩けないかな。 まずは座位を保つところからだな。今度の面会の時に試してみよう。

この日のサキさんは機嫌が悪かった。時折、大きなわめき声を発していた。これも久しぶりだ。言葉にはならないうめき声だ。2・3日前から出ているそうだ。感情を表すことは良いことだが、やっぱり前日のような笑顔がいいな。



余談ですが、ついにスマホに変えました。思ったよりきれいな写真や動画が撮れます。せっせとサキさんの動画を撮っていこうと思います。