8/28(火) 3日目
前夜はドレスデン市内のホテルに宿泊だったので、朝は8:15出発で市内観光です。
バスが劇場広場に到着すると、女性の日本人ガイドさんが待っていました。
ゼンパー・オーパーと呼ばれている国立歌劇場、今も現役で上演されています。
1841年に建築家ゼンパーによって建設されたもの。
第2次世界大戦でこの辺りは廃墟になり、東西ドイツが統一された後に再建されました。
いつも観光客で混んでいるそうですが、空いていてラッキーと言うことでした。
オペラハウス前で。 石像は騎馬のヨハン王です。
展望台からの眺め、劇場広場の一角にある三位一体カトリック旧宮廷教会です。
左の塔はドレスデン城の宮殿です。
右の小さな建物がオペラ座です。
展望台から右手を見ると、エルベ川が流れていました。
このエルベ川の左沿岸に劇場広場があります。
この日も眩しいくらいの晴天に恵まれていました。
展望台から市街地をぶらぶら歩くと、大きな教会が見えてきました。
この辺りの街並みは新しいですね。
教会前でガイドさんが写真を取り出しました。
第2次世界大戦でこの辺りは、アメリカ軍とイギリス軍との無差別攻撃にあい、爆撃で廃墟になったそうです。
市内中心部はほとんど灰塵に帰し、何万人もの一般市民が亡くなったそうです。
戦争とはむごいものですね。
焼け残ったのはほんの一部で、この辺りは85%が廃墟になりました。
戦後かなり最近になって教会は再建されたそうです。
1990年の東西ドイツが統合されてから、再建計画が一層進んだとのことでした。
歌劇場も教会も宮殿もほとんどの物は再建されたものでした。
再建されたフラウエン聖母教会です。
黒い石は焼け落ちた時のまだ使用できる石を使い、白い石は新しい建材とのことでした。
新旧の石をパズルのように組み合わせて、この聖母教会は再建されました。
この大きな石の塊は、爆撃があった証拠の石としてモニュメントとして飾られていました。
2度と戦争が起きないようにとの祈りを込めて~
街並みが新しいのも納得できました。
石畳は中世からの物です。 歴史を感じる石畳でした。
さてドレスデン城の外壁の一部に描かれている、壁画「君主の行列」が見えてきました。
全長102mですからとても長い壁画ですが、マイセンの陶磁器と言うことですから焼き物ですね。
ザクセン王国の歴代君主たちと芸術家たちを描いています。
陶器のタイル25000枚の実物を目の前にして感激でした~ すごい~
この壁画は爆撃にも奇跡的に残ったもので、本物でしたよ。
ツヴィンガー宮殿です。やはり劇場広場の一角にあります。
黒い建物が多いのは黒色砂岩で建てられているのでしょう。
ツヴィンガー宮殿の中庭ですが、パリのベルサイユ宮殿の庭を模写して作られたとか。
左右対称に作られていました。
旧東ドイツのドレスデンも見どころ満載の街でした。
まだ3日目の午前中で、午後は約211km離れたポツダム観光です。
延々と長くなりそうなので、興味ない方はパスしてくださいね。
続きはまた~
日本より戦争があった事実を後世に伝える意識が強いのでしょうか
旧ドイツの素晴らしい文化が壊されたのですね
晴天のドレスデンは美しいですね
あの瓦礫の山からは想像できないくらい、美しい街並みでした。
確かに日本も焼け野原から復興しましたが、下町はごちゃごちゃしたイメージですね。
きっとドイツは人口が少ないので、街並みも整えられるのではないかしら?
ドレスデンもとても素敵な街でした。