10/3 (水)
檜枝岐のお宿で早めの朝食を済ませ、7:35出発マイカー乗り入れ規制があり「御池」駐車場まで。
御池発8時のシャトルバスに乗り込み、沼山峠口に向かいました。
いよいよ久しぶりのハイキングスタートです。 たぶん13・14年振り位です。
股関節の手術、人工股関節置換術を受けてから、大好きだった登山を封印してきました。
手術前の痛む足を引きずりながら、最後に訪れたのもここ沼山峠から尾瀬沼へのコースでした。
その時は欲を出して、尾瀬沼を一周したので、余計に後半痛みが出て辛い思い出になりました。
その時の思いを吹っ切れるか、いよいよ沼山峠口スタートです。
8:25沼山峠登山口スタート⇒ 沼山峠⇒ 大江湿原⇒ 9:40尾瀬沼到着
ゆっくりと写真を写しながらなので、まずまず痛みも出ずに歩けました。
驚いたことに、登山口から立派な木道が敷かれていました。
前に来た時は、沼山峠の上り下りは、自然の山道を歩いた記憶があります。
辺りは少し紅葉が始まっていました。
「ゴゼンタチバナ」の赤い実があちこちに~春には白い可愛い花が咲きます。 名前を覚えていたのが嬉しい~
「シラタマノキ」の白い実、小鳥についばまれて、目立つところには残り少なかった~ でも久しぶりに見れて嬉しい。
「ツルリンドウ」の小さな花を見つけました。 真っ赤な実は初めて見ました。
「アキノキリンソウ」 木道からはずれないように、苦労しながら写しました。
沼山峠からは尾瀬沼が垣間見えました。
峠を下ると、大江湿原に出ます。 この湿原の草紅葉が見たくて来ました。
水芭蕉と高山植物が花盛りの、5月末から6月はこの木道は人の波で渋滞するほどですが、秋は閑散としていました。
平日でもあるから余計に寂しいと思うほど、人が少なくて~
ゆっくりとマイペースで写真を写しながら歩けました。
懐かしい尾瀬沼が目の前に見えてきました。
燃え立つような草紅葉、本当に綺麗でした。
尾瀬沼が近づくと、木道周辺の植物も変わってきます。
青い花は猛毒の「トリカブト」、 すでに立ち枯れている花はなんでしょうか? すっかりドライフラワーになっていました。
久々に歩ける喜びを充分に楽しみながら~
かつて何回もお世話になった、懐かしい「長蔵小屋」
凛とした「オヤマリンドウ」峠越えの森林の中で、たった一輪見つけました。
湿原の中には「エゾリンドウ」が沢山見られました。
ほとんどが枯れていた「シシウド」、でもたった一本綺麗に残っていました。 ありがとう。
峠の森林の中で見つけた「オオカメノキ」の赤い実、黒く熟したのは、すでに鳥に食べられていました。
春にはガクアジサイに似た、白い花が咲くんです~
尾瀬ビジターセンター前に、まだ残っていた「アザミ」の花、ミツバチが忙しく働いていました。
長蔵小屋の裏手から、歩いてきた大江湿原を眺めました。峠からガスが降りてきています。
小さくハイカーの姿が見えます。
静かにたたずむ神秘的な尾瀬沼、周辺の木々も色づき始めていました。
あと1週間後は、きっと紅葉が見ごろでしょう。
静かな尾瀬沼ですが、ヤマメが沢山群れて泳いでいました。
水が澄んでいるので、湖畔からもぴちぴち群れているヤマメ(たぶん)を沢山見ました。
沼湖畔には写真を撮ったり、コーヒーを飲んでゆっくりして1時間10分位滞在しました。
もっと居たいけど、帰りの時間が気になるので、思いを残して尾瀬沼を後にしました。
ガスが出てきたので、ヤッケを着込みました。山の天気は変わりやすいです。
でも台風が多発している時期に、全く雨に降られなかったのは幸いでした。
残念だったのは、ガスがかかり燧岳が全く姿を見せなかったことです。
またいつか燧岳に会いに来ましょう!
また朝のうちに超えてきた沼山峠を目指します。
帰りは峠まで長い登りが続きます。
結局若い頃と同じように、ゆっくり歩いたので、登りには強くて全く息切れもなく、足も大丈夫でした。
峠を越えてからの下りには、難義しました。
距離はそんなにないのですが、森林の中の木道は湿っていて滑りやすいのです。
滑って転ばぬように、注意しながら下りる方が、登りよりむしろ脚力が必要です。
でも無事に登り口までたどり着き、そこからはシャトルバスに乗り、「御池」のマイカーを置いてある駐車場に着きました。
10:50尾瀬沼出発⇒ 11:55沼山峠登山口⇒12:10シャトルバス発⇒ 御池~マイカーで宿到着12:50
シャトルバスでは、クラブツーリズムの山行ツアーの方々と乗り合いになりました。
たぶん20~30名近くいたようです。駐車場にはツアーバスが待っていました。
ツアーバスに乗ってしまえば、たぶん出発地まで運んでくれるのは楽ですね~
私たちはまた檜枝岐の宿まで戻り、温泉に浸かって疲れを癒してから、ちょっと遅めのランチです。
ランチには前日宿のご主人が、石臼でひいて準備した「新そば」を食べられます。
新そばがこんなに早く食べられるとは、思っていなかったのでとっても楽しみ~
その様子は次回に続きます~
グランマさん、本当に山が好きな事よく分かります
それにしても大変な手術をされたのですね
私も1968年7月に尾瀬に行きました
水芭蕉はもう無く、ニッコウキスゲが咲いていました
遙かな尾瀬~遠い空~♪に惹かれたのですが、トンデモナイ
20歳の乙女にはキツイ登山でした
きついコースもあるけど、一番楽チンなコースを選んだのです。
でもちょっと自信がついて~ 希望が出てきたわ~
きつい山は駄目だけど、ロープウエーなどを利用して、歩く時間が短ければ行けそうです。
しかしいつ尾瀬に行ったと言う記憶?記録かしら。
ちゃらんぽらんな私と違うわね~