6/17 (日)
本格的な梅雨のシーズン、前日は一日雨降りでした。
その梅雨の貴重な晴れ間に、友人たちと駒込の六義園に出かけました。
私は初めて訪れますが、友人たちはごく小さかった子供のころ来たことがあると言う。
何十年振り~だったとか・・・
山手線の駒込駅のすぐ近くにあります。
正門が工事中のために、駒込駅に近い染井門が入口になっていました。(通常は閉門です)
六義園は5代将軍・徳川綱吉の時代、川越藩主の柳沢吉保が築園した大名庭園です。
その後明治時代に三菱の創業者の岩崎弥太郎の別邸となり、昭和になって岩崎家より東京都に寄付された貴重な文化財です。
ボランティアガイドさんの説明を時々聞きながら、園内を回りました。
藤代峠からの庭園の眺望です。
江戸時代には江戸城の天守閣と富士山も眺められたようです。
ここからのお庭の眺めは、庭園のほんの一部です。 総面積87,809.41平方メートルです。 広いですよね~
将軍がお出ましになった時に腰かけるための、石の椅子も残っていました。
さつきの季節はさぞ艶やかだったことでしょう。
少し名残がありました。
早朝まで降っていた雨上がりの庭園は、新緑が目にも鮮やかでした。
時々日が差すと、蒸し暑くなり雨傘を日傘にして歩きました。
友人の3名です。
さつきは終わったけど、梅雨に似合う花、紫陽花が見ごろになっていました。
大株のホンアジサイと、艶やかなガクアジサイはまだしっとりと梅雨に濡れていました。
このブルーのガクアジサイは「ブルースカイ」と名札が付いていました。
紅い可愛い紫陽花は不明、名札見落としたか、パンフレットにもに見当たらない紫陽花です。
たぶんここまでが西洋あじさいと言われている紫陽花でしょう。
ここからが日本古来から伝わっている紫陽花です。
どちらの花も「シチダンカ」です。 楚々とした可愛い紫陽花です。
江戸時代から知られていたが、失われて幻の花とされていた。 と戴いた紫陽花ののパンフレットにありました。
その後昭和34年に六甲山中で発見されて、今は各地で育てられているようです。
「ベニヤマアジサイ」ガク片が丸弁、かすかにピンクに色づいてきました。
「花火」ガクアジサイの八重。 花火を思わせるところから命名。 戦後、横浜付近で植栽していた。
我が家にある大株の「墨田の花火」はそっくりですから、きっとこの花火の改良したアジサイと思われます。
「クロジクアジサイ」 花が咲いている枝をよく見て~、枝の色が真っ黒でした。
珍しい~初めて見る紫陽花です。 花はてまり咲で、これからもっと青く色づいてくるようです。
「ミヤマヤエムラサキ」 京都の堀越峠で発見された八重花。 花の開花状況で、少し趣が違っています。
ちゃんと名札が付いていると、よく分かりありがたいです。
よく似た花で伊豆で発見された「城ケ崎」もあるそうです。見損なった気がします。
「白鳥」と名前が付いていました。 黒い点は、まだ小さいので泥が跳ねていました。
きっと真っ白の花のはずです。 残念!
まだまだ載せきれない沢山の紫陽花が咲いていました。
広い園内には、紫陽花のそばに可愛いナデシコが一輪咲いていました。
広い庭園内は、軽井沢を思わせるような趣がありました。 大都会の中にあるとは思えない趣でした。
新緑のもみじが沢山ありましたので、きっと晩秋の紅葉の季節もいいわね~
秋にまた訪れてみたいと意見が一致し、六義園を後にしました。
園内は舗装が一切されていない、自然の小道が続きます。
雨降りもきっと情緒はあるでしょうけど、足元が滑りやすいので要注意です。
土日と祝日の午前11時と午後2時の2回、無料のボランティアガイドさんの話が聞けます。
知らずにその時間に待ち合わせしていたので、とってもラッキーでした。
もちろんランチとお喋り付きでした。
友人とのお付き合いも大事ですよね~