埼玉県行田市にある「古代蓮の里」に行ってきました。
毎年今頃の季節になると、TVのニュースの話題になる場所で、前から一度行ってみたいと思っていました。
先週末のニュースでも古代蓮の花が見頃ですと報じていました。
行くなら平日の早朝にしようと、今朝早起きして出かけてきました。
家を5時半に出ると、ちょうど1時間で現地に着きました。
蓮の花は早朝に開き、午後は閉じてしまうそうです。
まず現地でびっくりしたのは背丈が高いことと花も大きいことでした。
私より大きな2m位の背丈の蓮もありました。
白い花びらにピンクの縁取りが素敵な蓮。
大きな池に木道が設置されていて、まじかで眺められるようになっていました。
水面は全く見えない位に大きな葉が茂り、沢山の蓮の花が咲いていました。
顔を近付けてクンクンしてみると、独特の香りがありました。
まだこれから咲く蕾や、すっかり花が終わってしまうと、形がユニークな実が出来ていました。
とっても広い場所で東京ドーム3個分の敷地を誇っているようです。
行田市の天然記念物に指定されている古代蓮をはじめ、全部で42種類、約12万株の蓮の花が咲くそうですよ~
1400年の永い眠りから目覚めた古い形質を残すと言われる古代蓮、見事でした。
1本の花は4日目に散るそうです。
これが4日目の花、ちょうど風に吹かれてハラハラと散っている花に出会いました。
下を見ると散ったばかりの花びらが。
背景の高い塔は展望台です。
上からの眺めもいいと聞いたので、後で登ってみましょう。
蓮の花と睡蓮の花の違いが、今一つよく分かっていなかったけれど、現地で見てみるとはっきりと分かりました。
映像で見るのと、現地で実物を見るのと全く印象が違っていました。
この2枚の写真の花が睡蓮です。
水面からちょっと顔を出しているのが睡蓮の花。
フランスの画家モネの題材として有名ですね~
早朝からアマチュアカメラマンが熱心に撮影していました。
黄色の蓮も素敵! 開いたばかりの一日目の花でしょう。
もうすぐ散り始める4日目の花、虫たちが蜜を吸いに来ていました。
真ん中の実がすでにしっかりと形成されていました。
白い花もちょうど開きかけてきました。
白花は気品があって素敵でした!
花びらの数が2000以上もあると言われている、千弁蓮という珍しい花でした。
≪古代蓮とは≫
昭和46年、この辺りに公共施設の工事が始められたところ、昭和48年に池の水面に丸い葉が見られ、蓮の葉だと分かりました。
地中深く眠っていた蓮の実が、工事で掘り起こされたために自然発芽して一斉に花が咲いたそうです。
この現象は全国的に見てもとっても珍しいことです。
大学で調査研究した結果、とっても原始的な蓮で1400年~3000年前の物と推定されたようです。
前日の天気予報では、終日曇りで気温も平年並みだったのに。
早朝には晴れに変わっていました。
行田は暑くて有名なあの熊谷市のお隣ですから、やはり晴れると朝から暑かった!
2時間ほどここでのんびりと観賞しても、まだ時間は8時半でした。
この後ついでに「さきたま古墳」と忍城にも行ってみました。
続きはまた~