少しずつ昔の写真を整理して、パソコンに取り込みデジタル化しようと思いながら、なかなか出来ません。
この夏は暑くて家にこもりがちなので、読書ばかりでなく時々この作業を進めようと思っています。
正直写真の整理は大変~
懐かしい~ まだ若かったな! とか感想が入って作業が進みません。
せっかくパソコンに取り込んでも、写真を元のアルバムに戻してしまって捨てられません・・・
思い出があるから処分は難しいな!
でもピンボケの写真は捨てましょう! これが結構いっぱいある!
1992年7月31日~8月1日
夫と2人、2泊で南アルプスの北岳~間ノ岳~農鳥岳山行を計画しました。
今から21年も前のことですから、若いはずです・・・ こんな時もあったんだ!
まだきっと股関節は騙しながら、大丈夫だった頃かもしれません。
北岳の登山口は広河原。 AM6時。
マイカーで甲府まで行き、車はいとこの別荘の駐車場へ。
甲府駅前から早朝のバスに乗り広河原から登り始めます。
登山口の広河原はたぶんマイカー規制で、乗り入れが禁止になっていたと思う。
北岳の大雪渓、三大雪渓の一つで雪が沢山ありました。
登山靴にアイゼンを付けて登っています。
途中で休憩、雪渓があると涼しくていいのよ~
この頃は夏山の楽しみがあったから、夏も好きだった!
北岳バットレスと言う有名な岩場です。
岩場にも可憐な高山植物が、そこここに沢山咲いて疲れを癒してくれます。
黄色の花はミヤマダイコンソウ。
北岳登山は険しい、八本歯のコルと呼ばれる難所あり。
険しいところには梯子が設置されたり、鎖が張っています。
そういう箇所では写真を写す余裕がない。
(北岳山荘と北岳)
間ノ岳へ続く縦走路の左側に、山小屋の「北岳山荘」があり、写真に小さく映っています。
北岳山荘にはたぶん2時頃には着いたように、思います。 記録してあったのに紛失しています・・・
翌日は間ノ岳まで縦走し農鳥小屋泊の予定。
コースは南に向かって歩くので、当日のうちに北岳山頂を目指しました。
ザックを山荘に置き身軽になって、写真手前北岳に向かって登っています。
≪修正≫ 7/15
本棚の整理をしていたら、北岳山行の記録が出てきました。
北岳山荘にザックを置いて、北岳の登頂に出かけたのは間違いでした。
21年も前のことなので・・・
広河原出発6:20-雪渓入口8:35-二俣9:00-昼食11:30-12:05-八本歯のコル12:35-
分岐13:05(荷物を置き)-北岳山頂13:45-山頂発14:00-北岳山荘15:05
山頂には15分しかいなかったようです。
富士山に次ぐ、日本で2番目に高い山が北岳(3192.4m)です。
その富士山も遥か遠くに見えました。
山頂からは360度の展望~ 鳳凰三山も美しい!
天気が良くて幸せなひと時、後方に白い山頂は甲斐駒ケ岳だったと思います。
北岳山頂で寝ている人もいました~
私はさすがに疲れたな~ というちょっと残念な姿!
北岳山頂の展望を楽しんだ後、また来た道を戻り北岳山荘に宿泊。
北岳山荘は南アルプス市営の綺麗な山小屋でした。
翌日の天気は荒天の予報、夜中から風雨が激しくなり壁を打つ音が聞こえるほど・・・
早朝やはり雨でした・・・
雨だけでなく風も強いし、縦走路は尾根歩きなので危険と判断。
コースを変えることに・・・
前日登った北岳にもう一度登り、北岳肩の小屋を経て二俣から広河原へ戻るコースにしました。
北岳山頂は雨で視界ゼロ、前日の好天がうそのようでした。
天気が良い時に登っていて良かった!!
1992/8/1
北岳山荘出発7:00-北岳山頂8:15-肩の小屋9:00-9:20-白根御池小屋11:05-11:30-広河原13:30着替え・昼食-
いとこの別荘15:50-車で家路へ
北岳は高山植物の宝庫。
すごく沢山の花の写真を写していたのに、カメラが悪かったのか、腕が悪いのか~
ほとんどピンボケで、がっかりでした~
「キバナノクロユリ」と白い花は「サンカヨウ」
「クロユリ」と手前の白い花は「ハクサンイチゲ」
黄色の花はたぶんシナノキンバイのお花畑です。 見渡す限りずっと花畑~
北岳だけに咲く「北岳草」 とっても可憐な花でした!
でもこの花は6月頃に咲く花なので、見られると期待はしていなかった~
コースを変えて北岳肩の小屋によったのがラッキーでした。
肩の小屋周辺に高山植物を育てて咲かせているのです。
一番登山客が多い7月下旬から8月初めにかけて咲くように、調整したらしいです。
粋な計らい~
本当は大自然に咲き乱れる「北岳草」を見たかったけど・・・
それは6月中の梅雨時に登らなければ見られないのです・・・
苦しい時もある山登り、でも素敵な景色を眺めたり可愛い花を見つけると、元気になれるんですね~
今はもう2度と登れなくなった懐かしい北岳山行でした。