斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

水上安全法講習会2日目

2012年05月13日 17時37分16秒 | 赤十字
もっともきついのは2日目の午後です。
溺者と救助者に分かれて救助訓練をおこないました。
想定としては、泳ぎ疲れて岸に戻れないけれども、なんとか浮いて呼吸を確保している人を救助するというものです。

陸からの救助には少し遠い距離だけれども、訓練をしている人であれば素手で救助して戻って来られる程度の距離です。せいぜい岸から10m程度です。泳力があってきちんとしたプログラムで訓練すればある程度はできるようになります。指導員の説明を聞いて、展示を見て、それから練習に入ります。
 

溺者を発見したら、まず順下で入水します。足から水に入り、最後は顔が水に潜らないようにします。溺者を見ながら行動するためです。
 

アプローチは顔上げクロールなどを用います。


溺者を確保したら、陸に向かって戻ります。溺者をしっかりと搬送します。これをキャリーといいます。


訓練中のビデオを公開します。まだ訓練中なので下手です。あと残り2日間で上手になります。それまで厳しい訓練に耐えなければなりません。
訓練1
訓練2
訓練3
ヘアーキャリー
(髪の毛を掴んで搬送。スイムキャップをかぶっているので溺者の手を引っ張っています)
ヘッドキャリー
(顔を固定して引っ張ります)
クロスチェストキャリー
(もっともハードです)