斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

赤十字水上安全法救助員養成講習会3日目

2012年05月19日 18時21分00秒 | 水難・ういてまて
今週はハードな1週間で、長岡と東京を何往復したことやら、かなり疲れが残っているところで、今日の3日目を迎えました。

朝から受講生が全員そろいました。このまま明日の最終日まで全員そろっていたら、25年間やっている本学での水安講習で初めて脱落者なしということになります。さてどうなることやら。

午前中はプールにおけるケガや急病について講義しました。今日も「溺者が主役」と何度も言いましたが、この言葉の意味がわかるまで10年はかかるだろうな。これがわかるようになって、やっと水難救助の世界で一人前と認められます。水難救助にかっこよさを求めているようでは、まだまだ子どもです。

講義のあとは、少しロープワークやら救急法の基礎やらをやりました。ロープワークを学ぶのはなかなか難しいのですが、最近はユーチューブなどで解説ビデオが出ているのですね。


午後からプールに移り、今日は救助器具を使った救助の方法を講義しました。
今日の主指導員は中村指導員です。昔はもっとでっぷりしていたのですが、スリムになってしまいました。
まずは、救命浮環の扱い方と陸からの救助の方法の展示です。


救助用チューブの使い方の展示に入りました。NFDはNagaoka-city Fire Department の略です。
 

何度も練習させられて、受講生もそれなりに上手になりました。


ビデオはこちら
先週は素手での救助の練習でくたくたになりましたが、今週は器具を使う分だけ練習も楽だったはずです。これでいよいよ明日の最終日の試験に突入です。