ハリケーンその後（２）

ハリケーンが去った、ニューオーリンズでは、堤防の決壊でまだ市の大部分が浸水しています。欠損した堤防の修復はうまく進んでおりません。警察は市内での略奪行為が広がらないように注意しています。ルイジアナ州のブランコ知事は現在スーパードームや他の避難所で不自由な生活をしている人達を４７５台のバスで早急にヒューストンのアストロドームに移すのがここ２，３日の急務だとＮＢＣの記者に語っています。ヒューストンの関係者の話によれば、アストロドームのあらゆる予約は12月まですべてキャンセルされて、避難者を受け入れるそうです。堤防欠損を空中よりただ砂袋を落として修復するのは技術的な悪夢だと語っていますが、都市を再建するためにはやり遂げなければならないことだとも語っています。

ハリケーンその後

ハリケーンの過ぎ去った町では市民が避難所から帰宅してきていますが、一部の心無い市民は商店の窓ガラスを割って盗難をしています。何もなくなった人にとっては人間としての尊厳もなくしたようです。高速道路の片隅には逃げ遅れた人の遺体が横たわっていたり、空からみた様子はゴミ箱をひっくり返したような状況です。石油精製所も被害を受け、これが高騰中のガソリン価格の上昇に拍車をかけるのではと心配されています。その様な影響はこれから続々と出てくるのでしょうね。

ハリケーン

ハリケーンカテリナの被害、かなりの死者と破壊が明るみに出てきています。何十万という家が流され、水没し、何百人という犠牲者が助けを求めています。死者の総数は80人もしくはそれ以上になるでしょう。空から見た状況ではニューオリンズの大部分が水没しており、アラバマとミシシッピの海岸線の数マイルにわたって洗い去られている状況が確認できます。ミシシッピのグルフポートではカジノが水で持ち上げられホテルの上に移動しています。ミシッシピ州知事によれば死者はひとつのカウンティーだけで８０人にもなると発表しています。被害は甚大であるとＮＢＣ記者ヘイリー・バーバーは語っています。ハリケーン通過後にまだ確認が取れていない地域もあり、語るのも嫌だがこれは人間生活にとって大変な災害である、とも語っています。