人形と言うと子供、もしくは幼児の遊び道具です。この人形も歴史を語るモノの一つです。日頃通りすがりのところに「ドルミュージアム」の看板がありましたので、寄ってみました。あるは、あるは古くは１６００年代のブリキ製のものから高価なものでは陶器で出来た人形が飾ってありました。確かに人形もその時代背景を映していて、ケネディー大統領の時代にはケネディー家の子供や、ジャクリーン夫人そして大統領自身を模した人形が売られていたのです。その特別コーナーもありました。日本人から寄付された人形も飾られていました。一時日本の新聞を賑わした「青い目のお人形」を尋ねてみましたが、それは在りませんでした。最近は子供でなく大の大人がフィギュアーと称して高価な人形を収集していますが、その一部もちゃんと展示されていました。
国際線で日本と海外を行き来していて飛行機に搭乗する折と降機する折に通過するビジネスクラスの席の広さ、そしてエコノミーとは違うサービスの良さ。それは勿論高い運賃を払っているから当たり前なのでしょうが、エコノミー客としてはあの時ばかりは何かがっくりと差別感を感ぜずにはおられません。そんな事を無くした、全席ビジネスクラスのエアラインが来月からの就航を計画しています。今回ニューアーク、ロンドン間で予定してるのは、シルバージェット航空です。全席１００席あまり、運賃は片道２８００ドルです。ただこの試みは今回がはじめてではなく、以前にも数社が試みたのですが、採算的に合わず倒産やフライトの中止を余儀なくされています。今回もその最初のテストフライトは席の埋まり具合からすると成功とは言い難く今後の動向が注目されます。
インディアナジョーンズの最新作、「Kingdom of the Crystal Skull」が封切りされこちらでも話題になっていますが、本当に水晶のスカル（頭蓋骨）が世界中のいくつかの博物館や個人の所蔵で存在していると、USA Todayが伝えています。ワシントンのスミソニアン博物館には乳白色の水晶で、人間のそれよりも大きいスカルが陳列されています。それらには不思議なパワーがあり、アトランティスからのものだとも言われています。死を招き、青い光の下で輝き、PCのハードディスクさえも壊す力を持っているとか、古代の進んだ文明を持っていた、マヤ、アズテェク、オルテェミクス、あるいは他の惑星から来たエイリアンが作ったのではと騒がれています。いずれにしても否定しがたい程の美しさをもっている造形であることは確かですと、報じています。さぁ、映画館に行ってその話しに加わりましょう。
戸外でバーベキューを楽しむ時期となったのですが、今年はこのバーベキューにも価格上昇の波が押し寄せてきています。週末の地元新聞にはバーベーキューの材料の昨年と今年の価格比較を載せて、総じて６％の価格上昇になっていると伝えています。一番上昇しているのは、メインの牛肉ではなくて、バーガー用パン16.7％、次いでホットドッグ用パン14.5％、次が紙食器13.8％、マヨネーズ13.1％。では、メインはと言うと、牛肉が1.1％、ホットドッグが6.7％という具合です。スーパーでバーベキューの材料を買う前にちょっと考えてみましょうと、伝えています。
アメリカオハイオ州メアリズビルにあるホンダの工場が、１９９０年代初めに市場の要求に合わせてラインを止めて以来、初めての生産日短縮をしました。先週末の木曜日と金曜日に、そして７月４日（アメリカ独立記念日」）の休日の週あたりに追加の生産休止を予定しています。これは６気筒のアコードを増やし、４気筒を減少させるためです。ここの所のガソリン価格の上昇で、消費者は大型のSUVを下取りにして、小さい車に乗り換える傾向が加速化しているからです。４気筒のアコードの方が燃費としては良いですが、V6モデルも購買者には人気があるとの事です。これは、購買者はセダンタイプの車には乗り換えるが、高性能の車にしたいと思っているからだと、ホンダのスポークスマンは語っています。V6のアコード（オートマ）は市街では１９マイル/ガロン、高速では２９マイル/ガロンの燃費性能を持っていて、販売店では在庫が切れそうになる位だとの事。
天気の良い日の週末は街角に「カーウォッシュ」の看板を持った子供を見かけます。これは、子供たちがボーイスカウト、ガールスカウト、学校のクラブ活動の資金を集めるための活動です。ですから、車をその洗車をする場所に持っていくと子供たちが数人車を囲んで手で洗車を始めます。手で洗ってくれるのですから、丁寧にしてくれると思うと、ちょっと期待外れになるかもしれません。寄付をするとの気持ちで行かないと失望します。布で洗うのが帰って車体に小さな傷をつけてしまう結果になります。最近は自動洗車でもタッチレスでワックスかけをする機械が出回っています。
６月が３学期のアメリカでは、子供の学年が終わるのを待って、そして夏休みにかけて引越しをする家が多く、街角や住宅街では引越しセール、ガーレージセール、ヤードセールが盛んです。呼び名は違いますが、やっていることはすべて同じです。家で不要になった物を売り払い身軽になるのです。一軒一軒では迫力が無いと思えば、数件あるいはアパート全体でやるような事もあります。兎に角何でも売るのです。面白いものでは、便器、バスタブを売っているのもみました。そんなものまで、人の使ったのを買う人がいるのかなと、首を傾げたくなります。身軽になり新しい土地で心機一転するのでしょう？引越しをしない家でもガレージセールは盛んにやっていて、ほぼ毎週末定期的にやっている家もあるようです。
事実に基づいた映画作品というのは訴える内容が明確で娯楽本位に作られた作品よりも、観客をひきつけます。「ボーダータウン」もその一つです。メキシコのアメリカ国境沿いの町、フアレスはNAFTA(北米自由貿易協定)のメリットの基、安価な労働力を求め世界中から製造業が１０００社以上も集中して存在しています。そこではテレビが３秒に一台、PCは７秒に一台生産されていると言われています。そんな工場で２４時間働く女性に向けて牙をむく性犯罪者。そこでは、５００人（死者）とも５０００人（行方不明）とも言われる女性労働者が餌食となっているのです。その真実に迫る、女性記者の物語です。主演はジェニファー・ロペスで、彼女はこの映画で人権保護団体国際アムネスティーより表彰を受けています。世界にはこんな驚くべき事実があるというのを再認識させられました。
野菜の摂取を増やそうと最近はサラダを探検しています。こちらにはメキシコ風のレストランも多く、俗に言う、テクス・メクス料理（メキシコ風のアメリカ料理）が氾濫しています。そんな物のひとつにタコサラダがあります。タコと言っても海の８本足蛸ではありません。野菜の上にチェダーチーズのスライスが乗り、ストライプ状のトルティーヤを散らし、ドレッシングはサウザンアイランドが良く合う気がします。好みによっては、クリームチーズをかけても良いでしょう。しかし脂肪が多いのを嫌う人は、ドレッシングもクリームチーズもローファットもしくはファットフリーを選んだ方が健康的です。極みはその上にチリビーンズを載せるのです。チリビーンが植物性タンパク質を与えてくれるので、最強の食い合わせの様に思います。野菜の量も日本では信じられないくらいの量ですから、これだけでお腹一杯になります。日本でも売られているのでしょうか？
初夏が近づいたアメリカですが、ここオハイオはまだ朝夕多少の肌寒さを感じるこの頃です。昨日到着した日本からの出張者も寒さにスーパーで毛糸のセーターを購入していました。この時期、誕生して数週間したコガモが親カモと一緒に道路を横断したり、池で遊んでいるのが見受けられます。日本ならば横断中は警察官が道路を遮断して通過させるのでしょう。こちらでは、ドライバーがちゃんと車を止めてカモの列が通過するのを、待っています。でも、時折群れを外れたカモが車の犠牲になっているのも見受けられます。昼間ならともかく夜はちょっと車も発見が遅れてしまう為かもしれませんね。兎に角新しい命の誕生を見ることはうれしいことです。
残す所あと４州を残すだけとなった、民主党の予備選挙です。今夜は、ケンタッキーとオレゴン州の投票日です。オレゴンは午後１１時、ケンタッキーは午後６時に投票締め切りです。ケンタッキーは残す所１時間をきりました。前評判では、ケンタッキーはクリントン候補が、そしてオレゴンはオバマ候補が取るのではと言われています。さて其の通りに行くのかどうか、開票がまたれます。オバマ候補は今夜はどちらの州にも言っておらず、アイオワ州に滞在とか。オバマ候補は指名獲得まで後１０８席です。特別代議員の数も半数に迫ろうとしています。注目はクリントン候補の動向です。しかしここに来て女性の支持層から、今年、クリントン候補を大統領に出来なければ、あと１世紀は女性のアメリカ大統領は出てこないだろうとして女性支持層が動きをかけていることです。ケンタッキーの出口調査の結果が出てきましたが、５８％がオバマ候補に投票したとの結果です。さて開票は？
広大な国土のアメリカ、それも都会で無いとなれば、学区も広くスクールバス無しでは学校がなりたたないのです。映画やテレビででてくるあの黄色のバスです。スクールバスは多くの子供たちを乗せているからなのか、踏み切りでも必ず一時停止をして通過してゆきます。そしてそのスクールバスが生徒の乗降の為に停車すると、すべての車線の車は一時停止をしなければなりません。子供たちが道路を横断して乗降するからです。ですから、急いでいるときにスクールバスに遭遇しようものなら、いらいらするのを覚悟しなかればなりません。子供の安全を確保するためには、良い事です。ところがこのスクールバスが一寸した話題となっています。財政難からか、整備不良の車が多いことと、運転手の交通違反や事故歴が明るみになっているのです。
昨日の日曜日に近くの日本食料品店に食材を買いに出かけました。時折趣味がてらに料理を楽しんでいるので、レシピに載っていた固形スープを探しました。ところが見当たらないのです。お店の人に尋ねたところ、牛肉を使っているので、輸入できず売っていないとの返事でした。と言うことは、日本ではまだアメリカからの牛肉の輸入を制限していることです。もう、この牛肉騒動も数年となっていますが、その間、日系のビーフジャーキーの会社は、倒産。ひょっとするとこの固形スープの会社は？と心配になってくるのです。いろんなところに日本の規制の反動がでています。昨年日本への牛肉の輸出の中心、ネブラスカに行った折に、ステーキを食べましたが、美味しかったです。日本では狂牛病はまだ鎮火していないのですね？
こちらアメリカは国旗が国民のみんなに支持されているという気が大いにします。みんなこの星条旗が好きで、特別の祝日でなくても、いろんな物に張られていたり掲げられています。街中にも会社から商店まで、大から小まで掲げられています。ですから、購入もスーパーに行けば売っています。一方、わが日本の国旗はどうでしょうか？日章旗が好きで、車やバイクなどに張っていると言うのも、見なければ、国民の祝祭日でさえ、最近は国旗を掲揚している風景が無くなったような気がします。そんな状況ですから、国旗を売っている所さえ解らないですね？オリンピックで掲揚されるのが、待ち遠しいです。
これから夏の季節になるとアメリカ各地で野外コンサートが行われるのですが、アメリカは多人種の国であると同時に、いろんな音楽が発展している国でもあります。そしてそれぞれが地域性を持っていて、コンサートもそれぞれの地域で開催されます。其の中でも私が注目するのは、リズム＆ブルースです。こちらはデトロイトが発祥地で、モータウンサウンドとも称されています。「モーター」と「サウンド」をくっ付けて「モータウンサウンド」。アレサフランクリンに始まり、ジョージベンソン、テンプテーションズ、フォートップス等々、RB界の殆どの名の知れた人がモータウンサウンドです。これらの有名アーティストが毎日デトロイトでは聞く事ができるようです。いちどは本場で聞いたみたいものです。
