このところのオハイオの気温は一気に夏の様相を呈しています。今日も24度と急上昇して、アパートのプールも先日オープン以来賑わっています。2週間前の冬に逆戻りの日々がまるでうそのようです。部屋のエアコンはもうすでに冷房に切り替わっています。外では、芝刈りの音が響き渡り、その後の夕食はおそらく戸外でのバーベキューでしょう。ここのアパートでも外でバーベキューコンロに日を付けて待っている人が見受けられます。春をもう通り越してしまった、オハイオの初夏の日々です。
クリントン政権での副大統領だった、アルゴアさんが地球温暖化を説明する、”不都合な真実”を見ました。いろんな所で温暖化の影響が出ていて、もうとめられないという感じを強くしました。映画は、ではどうすれば良いかを伝えきれず、どうやら温暖化の恐怖を観客に与えるだけが精一杯という映画でした。私たちの子孫は一体どうなるのでしょう?皆さんも一度この映画をご覧になって下さい。北極、南極、グリーンランドの氷は解け、海水面が20フィートも上昇すれば海岸沿いの都市は瞬く間に海の中に消えてゆきます。そして温暖化の原因であるCO2が減少して行くのでしょうか?悪いと分かっていても止められない例として、喫煙があげられていました。温暖化は良いことではないと分かっていても、それに具体的な行動が伴わない人類なのでしょうか?行く道筋を示してください。
アメリカのテレビではこの大虐殺の番組が流れていない局はないくらいに、毎日報道されています。韓国系の学生が狂ったようにキャンパスで射殺していったのです。今も、フォックスでは、亡くなった一人一人の学生の専攻や年齢、出身地と写真入りで紹介しています。それを報道するアナウンサーの声もどこか悲しい風です。町にある国旗掲揚はどこでも、弔意をしめす半旗が掲げられています。犯人の年齢もさることながら、犠牲者もこれからの前途有望な若い人ばかりです。銃社会の悲劇と言えばそれまでですが、それでも銃規制の声がでないのは、何故でしょう?
アメリカのテレビ番組を見ていると、驚かされる事がしばしばあります。この番組NCISもそのひとつです。海軍の基地内で起こる犯罪を解明していくドラマです。ドラマですから、真実ばかりではないでしょうが、基地という特殊事情の中での犯罪は、一般社会でのそれとはまた異なる興奮を見せてくれます。これに出てくる俳優がまた格好いいですね。本当かどうかは知りませんが、魅力たっぷりの男優と女優が演じています。軍の基地内と言うと武器はそこらじゅうに在りますから、人を崇めるには事欠かないですし、爆薬などもたっぷりありますから、これも破壊には事欠きませんね。そんな背景での犯罪ですから、一般社会のそれとはちょっとことなった犯罪番組を見せますね。以前見た日本の「戦艦ヤマト」や「亡国のイージス」とはちょっと違った雰囲気ですね。
イースターが先週に終わったと言うのに、このところのオハイオは冬に逆戻りの気温です。お陰でオハイオに咲いているという桜の木も寒さに凍えていて、見に行った人も震えながら早々に引き上げたようです。この桜、アーセンという町にあるオハイオ大学の構内の川沿いの堤防に植えてあり、日本の中部工大の学長からの贈り物で在ると言うことです。所々、若い苗木も植えてあり、将来のすばらしい桜並木が期待できそうです。数本は枝垂れ桜も植えてあります。来年のこの時期を期待したいものです。
4月に入り、こちらオハイオは初夏を思わせる気温の上昇です。一日の最低と最高気温の差が、40度位あり、午前中は一枚着ておいて、午後にはそれを脱ぐと言う芸当が要求されます。自然の人間の温度調整の範囲を超えています。部屋の中も従って、冷房で設定しております。ところが、この週末はまた急激に気温が下がり冬に逆戻りの予報です。これでは、体調異変を起こしても不思議はないでしょう。さてさて、どなることやら。
1年数ヶ月振りに訪れた日本で気づいた事は、季節的なものもあってか、マスクをかけた人の多いことです。電車に乗っても街中を歩いてもあの大きなマスクが面に付きます。日本がそれだけ花粉が多いのか、花粉に弱い人が多いのか、真意のほどはわかりませんが、どことなく奇異に写るマスクマンの姿でした。日本人の私が見てもその様に感じるのですから、他国の人が見るとなお一層驚くことでしょう。台湾のバイク乗りが一様にマスクをしているのと似ているようです。花粉症にお悩みのかた、一度日本以外の国でこの時期を過ごしてみて違いを確認してみては如何でしょうか?意外と悩みが解消できたりするかもしれません。