イラクで闘争中のアメリカ軍ですが、国内では基地の統廃合が叫ばれています。全米にある６２の主要な基地と７７５の小規模施設が対象にあがっています。予算削減効果も莫大で４８８億ドルが２０２５年まで持たされるとか。私の住む近くの都市にも、地域最大の雇用企業と言う軍物流基地が閉鎖になると言うことで、話題が沸騰しています。地域住民への影響は小さくなく、場所によっては閉鎖反対を訴えて裁判も始まっています。本当に平和な世界ならあまり必要のない軍施設も、生活に根ざしていて、雇用にどっかりと根ざしていれば簡単に閉鎖が決まらないのは当然です。
イラクでの戦闘活動が続いている今、アメリカ関係（軍人、非軍人共に）の犠牲者数が新聞で報道されます。２００３年３月１９日の開戦以来、１８６０人が犠牲になっています。そんな犠牲者の葬儀に何故か聞かれるのがバグパイプの響きです。そんな悲しみの時に聞く音色は琴線にふれる響きをしています。ところがこのバッグパイプを吹ける人が減ってきているのです。オハイオ州フェアビューに住むロードブッシュさん(８０歳）は３２年間バグパイプを吹いていますが、１２歳のお孫さんに教え引き継ごうとしています。その他にも若い引継ぎ手がいればと、募集をしています。
今週から来週初めにかけてこちらアメリカでは新学期が始まる時期です。お陰で会社の方は有給をとる人が続出。仕事の繁忙とあいまって仕事は予定どおり進まず、お手上げ状態です。聞くと新学期初日は日本で言うＰＴＡ，こちらではＰＴＣ（Parents Teachers Conference）があって親が顔を出さないと駄目なようです。新一年生は気持ちはわかりますが、他の学年でも、どうも親が出るようです。日にちが集中していないのでまだ助かりますが、日本のように９月１日に集中だったらもう、万歳です。家庭を大事にするアメリカならではでしょうか？
