小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

おとなしい子への接し方で、もう失敗はしない

2018-01-04 21:54:31 | 「教師-子ども」関係の攻略法
クラスに一人おとなしい女の子がいます。
私の教卓の周りには元気者の子たちが群がっていて、ピーピー騒いでいるのですが、その子はなかなかその輪には入れません。
だからといって孤立しているわけではなく、仲のいい友だちもいます。
その子なりのペースで、普段をにこにこと過ごしています。
私もその子のことを気に掛けてはいますが、特に心配することはありません。

そんなこの子も、ふと気が付くと、騒がしい子たちに紛れて、私の教卓のそばにいることがあります。
最前列ではなく、一歩下がったくらいのところで。
そこで何をしているかというと、他の子と同じように話をしているわけではなく、ただそこにいてみんなの話を聞きながらにこにこしているだけです。
ですが、周りがうるさい分、逆に私にはその子が目立って見えます。

私はずっと前に失敗したことがあります。
初任の頃ですから相当昔ですが。
こんな子とまったく同じような子がいて、私の周りで同じようなシチュエーションができていました。
そのときの私はこう思いました。
(お!あのおとなしい花子ちゃんがそばに来てくれている!きっと、何か俺に話したいことがあるからだ!これは話を聞いてあげるチャンスだ!)
そして私は他の子を押しのけるようにして
「花子ちゃん!どうしたの!?先生に何か話かな!?先生何でも聞くよ!なになに!?」
その子がいたことのうれしさのあまり、すごいテンションでかかっていったら…

「…別に」
小さい声でそう言って、その子は去って行きました。笑
私が怖かったのでしょう。笑
こんな人が苦手だったのでしょう。
明らかなコミュニケーションの下手な先生でした。

このときの失敗を、もう繰り返さないように、私も今度の子の接し方には慌てないようにしています。
この子がとりたい距離で。
この子の好きなペースで。
この子と同じテンションで。
すると、今のところこの子も私から離れず、相変わらずそばでにこにこしていてくれます。

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