小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

「マーフィーの法則」を教室に持ちこんで

2011-10-20 21:33:51 | 学級生活の攻略法

前回の記事に続き,「マーフィーの法則」を引用させていただきます。

前回は職員室に持ち込みましたが,今回は教室に。

こんな法則が目に留まりました。

ハンマーを持つ人には,すべてが釘に見える!

例えですね。

「得意な何かをもつ人は,それをすべてに当てはめようとする。」

「強力な何かをもつ人は,危険な自信に溢れている。」

「強い立場の人は,弱い立場の人のことを理解できていない。」

そういった意味にとらえられるでしょうか。

いずれも,いい意味ではありません。

同じ道具で,同じたたき方で,すべて同じように打ち込んでいくことができると思っている ,という愚か者。

マーフィーの法則らしく,皮肉をこめて,人を嘲笑う感じです。

でも,ズバリ的を得ているように感じます。

この法則を教室に持ち込んで,それがしっくり当てはまる先生は,もちろん危険な先生と言えるでしょう。

先生が「ハンマーを持つ人」で,子どもたちが「釘」だとすれば,これは危険です。

しかし,多かれ少なかれ,そんな一面をもつ先生って少なくないように感じます。

「体育が専門だからといって,クラスを体育一色に染めようとする先生」

「経験が長いというだけで,誰にも耳を貸さず我流で学級経営をする先生」

「『子どもなんて結局はみんな同じ』と,個別に心を寄り添うことをしない先生」

身近なところにも,思い浮かびませんか?

上に挙げたものはかなり強烈で極端ですが,普段は繊細な学級経営をする先生でも,長い1年の中で,あまりに忙しい時期が続いたりすると,「ハンマー」のような先生になってしまうものです。

常に先生は,どんなに得意な分野があっても,どんなに長い経験があっても,子どもと過ごす時間にどんなに苦労を感じても,ハンマーにはなってほしくないですね。

まずは,ハンマーと化してきている自分に気付くことからでしょう。


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