湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

揺れるの詩パート4

2016-02-24 09:35:55 | オリジナル
生産者直売所向かいのに呑みに行ったら、帰る時ご主人が厨房から外に出て見送ってくれました。

2月6日にオンエアされたTVK「あっぱれ!KANAGAWA大行進」逗子編で、路地裏散策ロケを見守っていた様子を思い出しちゃいました。

では、共通テーマ「揺れる」でAが書いた詩を投稿します。

夜へ

紅く滲む球に押されて水平線は揺れている
水性の宇宙――海
降りる太陽あるいはせり上がる西の窓
曇り空から絵具を滴らせ画家が降りてくる
集めた赫を吸い込み空と水平線が融ける

枝に引っ掛かった凧は
暗がりで揺れながら
まだ空をめざして飛んでいる
わたしたちも
睡魔に憑依されるまで
海中の闇に滴る一条の言葉を求めて
嘘をかき分け揺れながら飛んでいる

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