湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

音の質感

2015-07-23 00:56:32 | 
逗子海岸早朝の風景。

昨日投稿した「乾」の詩でカ行の言葉を多用しましたが、カ行の音はテーマと合っていたようです。
尾崎左永子「短歌カンタービレ」に、日本語の各音の性格が下記のように紹介されていましたよ。

ア行は感嘆語 ハ行をつけると笑いになる
イ列は鋭い、細い、冷たい、涼しい 
ウ列は内向きで温かみがありウエット
カ行は佶屈な乾いた感じ
サ行はさわやか、涼しい、耳ざわりがいい
タ行は泥臭い土のイメージ
ナ行は粘り気 親愛の情のある人たちを呼ぶことば
ハ行は明るい、柔かい、薄い、軽い、浮いている感じ
マ行は丸い、艶やか、まろやか 御をミということから神聖さも
ヤ行は母音の影響が出やすい ユの音はきれい
ラ行は流れる、転がる感じ 弾みが出せる
ワはダブル母音のようなものでアに比べ幅が広い ンは無性格だが使いすぎると不安定に
ガギグゲゴは硬く濁った感じ 多用すると汚くなる 
 重みを付けたりギクシャクした感じにしたいときに入れるといい ある部分を強調したいときにも効果的
ザジズゼゾ ダヂヅデドは厚みが出る 幅を付けたいときにうまく使うとおもしろい
バビブベボは震える感じ 
パピプペポ 破裂音 軽さと鋭さ
シュウ チョウなどの拗音 うまくつかうと雰囲気が出る

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