湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

失うの詩パート8

2016-11-25 08:23:17 | オリジナル
海から霧が立っていて、一瞬露天風呂かと思っちゃった。今朝の富士山は真っ白。伊豆半島も白いです。

では、共通テーマ「失う」でSが書いた詩を投稿します。

別れの曲

無神経にも
ショパンの別れの曲が
流れていた テレビジョンに
怪しげなくすり入りの酒をのまされた
ヒコーキが舟が兵士が
死に向かって
うつくしく うつくしく
進んでいた
戦争は
ショパンまでBGMにするのだ

死ぬときは
母を呼ぶだろう
ショパンのように
「ああ きのどくなおかあさん」
と叫ぶだろう


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