共通テーマ「澄む」でAが書いた詩を投稿します。
いかがわしき人生
それを意識したのは何歳だったか
初めて声にしてみたときは
発音できている確信がなく
幼稚な詭弁ではないのかと
耳の端をひそかに朱くした
決して澄むことなく終わった後に
鎮魂の枕詞付きの
類型的感情添えの
表層的な回想で
結局ナンセンスと同義であった
一生をさらに濁らされることも
それはそれで
ちょっとした洒落のようなものだろう
共通テーマ「澄む」でAが書いた詩を投稿します。
いかがわしき人生
それを意識したのは何歳だったか
初めて声にしてみたときは
発音できている確信がなく
幼稚な詭弁ではないのかと
耳の端をひそかに朱くした
決して澄むことなく終わった後に
鎮魂の枕詞付きの
類型的感情添えの
表層的な回想で
結局ナンセンスと同義であった
一生をさらに濁らされることも
それはそれで
ちょっとした洒落のようなものだろう