湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

澄むの詩パート9

2017-10-01 10:49:37 | オリジナル
共通テーマ「澄む」でSが書いた詩を投稿します。

澄んだ小鳥の眼の

澄んだ
小鳥の眼 の 奥が 見えない
美しく澄んだ小鳥の眼は
ひょっとすると うしろすがたかもしれない

お母さん 父に愛されなかったお母さん
あなたの眼と
(にごった時のうえに立ち)
いつまでも対峙しなければならないのか

いえのかたすみに うずくまって
おろおろし 泣いていた お母さん
2階に下宿していた医学生が……

眼は心の窓といいます
ああ笑わないで 世間話ではありません


「澄む」の詩「壁」の詩の合評会は明日10月2日(月)14時~逗子市民交流センター1階で開催します。見学歓迎。
コメント
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