函館の市場といえば駅のすぐ横にある函館朝市が有名です。
そこからほど近いところにあるのが函館自由市場です。
ここのスタートは昭和20年の夏。
終戦直後のヤミ市として自然発生的に誕生した市場です。
戦中は国家の統制があり「自由」という言葉は禁句でした。
自由という言葉には戦時体制の終わった喜びが込められていたのです。
函館朝市が観光客を中心にした市場なら、こちらは市民の市場。
新鮮な海産物が売り物です。
店先を覗いていたところ、大きなシジミが目の飛びこんできました。
500円玉より大きく、アサリくらいあります。
このジャンボしじみは、十勝地方の大樹町で獲れるそうです。
それも一年に二日間だけ7月の中旬に漁が許可されているとか。
これこそ北海道だなあ!と思いました。(遅足)