575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

モスクワの思い出       

2015年07月18日 | Weblog
私の知り合いに、航空会社に勤めていた人がいます。
仕事を退いてからは、語学の力を生かしたボランッテイア活動を。
最近、こんな話を聞きました。本人の了解を得ましたので紹介します。(遅足)

             

1990年代後半に経験したことです。
会社を代表して初めて市内の孤児院に慰問に行きました。毎年の行事です。
子供が50人くらいの規模の孤児院で多くの子供たちが勉強したり元気に遊んでいました。
係りの人に聞くとロシア(ソ連)では生まれた子が障害児だったり、
育てる意思がなければ、孤児院に預けることが出来るそうです。
そのときはなんという薄情な冷たい制度かという印象でした。

日本へ帰って最近の児童虐待や、育児放棄などの問題を見るにつけ
いい制度ではないかと思うようになりました。
昔と違い核家族化、共稼ぎ、時間に追われたストレス社会で
親が子育てをすることは大変なことです。
日本も子供は国が育てるくらいの気持ちでバックアップしていってほしいものです。
最近、安倍首相がどっかの子育て施設を訪れて、そのようなことを言い出したことは
遅きに失したしても是非始めてほしいものです。
  
             

応答の一日一句

  夏痩せと言われる前に痩せている   孝

  夏痩せや五右衛門風呂の恐ろしき   亜子


   

  

コメント
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