575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

玉椿大義の色に染まりしか    郁子

2015年03月07日 | Weblog
真紅でしょうか、純白でしょうか。大義とは、と鳥野さん。
「大義」が今一つつかみにくいのですが、
そんな詮索を必要なしでしょうね、と結宇さん。


時代というものを見つめる作者の目を感じます。
時代によって異なる大義。
大義は、もともとの色、本来の色を失い時代の色に。
時代は知らぬ間に人々を大義の色に染めてしまうのでは?

玉椿は椿の美称。
玉と言うと幕末維新の頃は天皇のこと。
そう思うと、この句なかなか意味が深いようです。

           

応答の一日一句

  小走りにゴミ捨てにいく余寒かな   孝

  湯冷ましで飲む粉薬余寒なお     亜子

リレンザという薬のおかげもあってか、現段階では高熱にならずに。
熱が下がっても2日間は外出しないように、とのこと。

                      遅足


コメント
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