球磨川や夏の光を遊ばせて 遅足

目覚めると不知火湾。白い帆をあげた船が浮かんでいます。
打瀬網です。底引き網漁で、昔は伊勢湾でも見られたそうです。
まだ残っているところもあるんですね。

熊本県の八代港に入港。
バスで人吉に向かいました。
高速道路で２３のトンネルを抜けると人吉。
球磨川が東から西に流れる盆地の町。
鎌倉時代に地頭としてやってきた相良氏の城下町。
古い町並みが残っており、小京都とも。
ここの名物は焼酎。お米からつくる米焼酎だそうです。
残念ながら、お酒の一滴も飲めない私には猫に小判。

人吉出身の俳人、上村占魚の句。

　　　さかのぼる鮎に高鳴る百瀬かな

俳号の占魚は鮎の文字を二つに分けたもの。
球磨川には鮎釣りの人の姿もありました。
暑い一日でした。