575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

25日が十五夜    遅足

2007年09月23日 | Weblog
先日、三井寺に行ってきました。
目的は、大津事件の史跡である「西南戦争の記念碑」。
大津事件は、訪日したロシアの皇太子を
警護にあたっていた巡査が斬りつけて怪我を負わせたもの。
犯人の津田巡査は、西南戦争に従軍したことがあったそうです。
山の中にひっそりと碑は残っていました。

記念碑への途中、月見の名所「観音堂」に立ち寄りました。
琵琶湖を望む絶景の地なんですが、琵琶湖岸に高層ビルが林立。
この十五夜は湖に映らないのでは?と心配されるほどです。

記念碑を見たあと、金堂のほうへ。
参道に「9条を守ろう」という幟が・・・
ここの福家管長は護憲の平和主義です。

  
  三井寺の門敲かばや今日の月

山門を入ったところに芭蕉の句碑がありました。
月に縁の深い三井寺の門を、月見の興に任せて敲いてみよう、という句。
「門敲かばや」は、唐の詩人賈島の著名な詩句
「鳥ハ宿ス池中ノ樹、僧ハ敲ク月下ノ門」に由来しています。

こんな大きな門を敲いたのかな?


 この日はでした。ズボンがぐっしょり。
 25日は大丈夫かな? 


 月うさぎ跳ねて大地の傾きぬ  遅足




コメント (5)
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