*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

女へんに男と書いて

2015-03-02 10:53:03 | 学・楽・感
2月1日が日曜日でした。
うるう年でない限り、3月1日も日曜日です。
映画サービスデーが2ヶ月連続で日曜日ということになりました。
1100円なら、少々スカでも許せます。
いや、スカは避けたい。
先月見に行ったときに上映前の予告でやっていて、
面白そうだと思った、これを目指しました。



娚の一生

娚…女へんに男と書いて、ここでは「おとこ」と読ませます。
原作はコミックです。
コミックの実写化、うちの家族が一番嫌うパターンです。
キャストでイメージが変わるのはもちろんのこと、
なんなら、そっち優先でストーリーも変えてしまおう!
なんていう無茶な作風がまかり通ってしまうからです。
私の場合はコミック読んでいませんから、
それはそれとして初見で感じればよいわけです。
少なくとも私には1100円以上の値打ちはあったと思います。

偶然同居することになってしまった男女の関係が恋に発展という、
ストーリーはよくあるパターンです。
面白かったと言えるポイントはどこかと言うと配役でしょうね。

榮倉奈々はただ背が高くて可愛いお嬢さんと思っていましたが、
今回は見方が変わりました。自然でいい感じでした。
仕事はもちろん、年齢の割に家事もしっかりできて、
しかもよく気が付くと評判なのに、男運が最低。
そんなオシイ女性を見事に演じていました。

彼女の元彼として登場するのが向井理です。
こいつが嫌な男で…
爽やかな笑顔で「君のために」と言いながら、
実は自分のことしか考えていない。
仕事上でもご本人の人生の中でもおそらく初めてではないでしょうか、
背中に飛び蹴りをかまされたのは。
よくこんな役やってくれましたね。拍手です!

タイトルからするとこの人が主人公となりますか?
豊川悦司です。
実年齢と同じ52歳、大学教授という設定ですが、
中身は曲者、純真なスケベオヤジです。
遠目で見ると無駄のない素敵なシルエットで、
これなら若い女の子にも抵抗ないだろうと思わせますが、
大映しになると皺もシミもありのまま、親近感がわきます。
違和感のない関西弁でしゃべるのも私などにはまたツボです。
大阪の人なのでそれは当然なのですが。

榮倉奈々の母を演じている根岸季衣がこう言います。
『この人もばあちゃんの遺産だと思ってもらっときなさい。』
田舎町の人たちなのに、大らかではありませんか。
スケベ教授は30年の時を超え、
ばあちゃんとその孫に恋心を抱いた男だったのです。
スペクタクルなラブロマンスと言っていいでしょう。

話題の『足キス』はかなり長いシーンでした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラスト(となるか?)確定申告 | トップ | あなうめ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

学・楽・感」カテゴリの最新記事