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*165*の日々です

隠れジョクソウ

2008-08-10 23:35:51 | 食・体
褥瘡

ジョクソウとは、こんな字を書きます。むずかしいですね。
一般に、「床ずれ」とも言われます。
しかし、寝たきりの人にしかできないのではなく、
部分的に強い圧迫が常にかかっていれば起きる症状です。
母は、車椅子が原因でした。

母が、老人ホームを一時退所するに当っての膨大な荷物の片付けに行った後、
私は一人、母の入院する病院に行きました。

あまりせっついて、あれやこれや聞き出すこともないだろうと思うので、
私は、母が自ら話し出すにつれて、少しづつ情報を得て来ました。
今回聞いたことで、長く不思議に思っていたことが解決しました。

入院当初、発熱までするほどの、そして、お医者さんが頭を抱えるほどの
大きなジョクソウをたくわえていた母。
しかし、母は、老人ホームにいたのです。
入浴などに人の手を借りていたにもかかわらず、なぜ発見できなかったのか。

実は母のジョクソウは二重構造になっていて、
表面には小さな傷しかなかったのだそうです。
高熱を発したことで、小さな傷に疑いがかかり、開いてみたら・・・
そこには、巨大な『ジョクソウ湿原』が広がっていたのです。

例えるなら、

ガミラス星
地表に下に広がる濃硫酸の海
わかる人には、これ以上ないという説明でしょう。

あまりにも大きなそれであったので、かなりの回復をしていると言ってよいそうです。
一日中点滴していたのが半分ほどになり、
一日2回だった処置が1回になり、
酸素チューブも外れ、
食事もほとんど食べきるようになってきました。
今まで、読むことのなかった本を何冊も読破して、日々を過ごしています。

オリンピックが終わり・・・パラリンピックも終わり・・・
その頃には、母に『金メダル』を渡せるでしょうか。

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