PCの乱～３

８万！

仕事中に夫から掛かってきた電話で私は叫びました。
同室に誰もいなくてよかった。

これは修理業者から連絡があった修理費用です。
精密検査の結果、
やはり、HDが使用に耐えない状態になっていました。
データは辛うじて取り出しができるということ。

HDを交換し、取り出したデータを移し変え、各種調整、
当初の出張診断料を加えると、
総額８万円！
類似モデル新品購入よりは安いと説得され、
１人で電話応対をしていた夫はすでに同意していました。
しかし、それは…
１日返事を待ってもらうことにしました。
素人の頭ではあるけれど二つ合せて協議することにしました。

ポイントは、
１．なんと言っても料金です。出せる金額ではないこと。
２．修理してこの先何年使えるのかということ。
３．新規購入なら同様のモデルは望んでいないこと。

素人なりに考えました。結果、
データを外付けHDに取り出し、本体は破棄すること。

翌朝、夫が電話をしたところ、業者の出方が変わりました。
修理費用を６万にディスカウントしてきたのです。
しかし、夫は前夜の協議通りの内容で作業依頼をしました。
私が一緒に聞いてたら、修理に方向変換したかも…？
それも修理後の対応年数は分かりませんから博打です。

次に、依頼内容での見積もりの連絡がありました。
５万４千円也！
もうなんだか分かりません。
修理と数千円しか変わりません。

８万円提示の段階から、
私は度々ツイッターに経過を投稿していたのですが、
それに対して、家族が修理業をしているという方から、
アドバイスも頂いていました。
私たちの決定は基本的には間違っていなかったようですが、
惜しむらくは早い段階に相談できたら、ということでした。

大きな体は頭脳ごと処分してもらうことにして、
記憶だけが小さな箱で帰って来ました。
夫が仕事用にしていたPCで再生することができますが、
それ以来、立ち上げることも少なくなりました。

家族の生活が少し変わりました。