感謝から始まる新しい国造り[HRPニュースファイル1354]
http://hrp-newsfile.jp/2015/2185/
文/幸福実現党・福井県本部副代表 白川 康之
◆天皇皇后両陛下のペリリュー島ご訪問
4月8日と9日、日本では桜咲く麗しき日に、天皇皇后両陛下が先の大戦の戦没者を慰霊するために、パラオ共和国のペリリュー島をご訪問なされました。
パラオの人々の歓迎ぶり、親日の様子がテレビの画面を通して日本全土に伝わりました。中国や韓国が歴史問題をあげつらう反日的報道に辟易している日本人にとって、心温まるホットなニュースでありました。
◆ペリリュー島の戦いは侵略ではなく、防衛のための戦いだった
今回の両陛下のご訪問によって知れ渡ったペリリュー島ですが、NHKのドキュメンタリー番組などにみられるように、その悲惨さのみが報じられ、無駄な戦い、まるで犬死であったかのように報じられました。
このような報道の影響もあり、日本人の多くは、まだまだその戦いが、侵略ではなく防衛のための戦いであったという真実が知られていません。
「サクラ、サクラ、サクラ」これは中川大佐が最後に打たせた電文です。中川守備隊長はじめ一万人の兵隊さんが、祖国を愛するがゆえに、家族を愛するがゆえに、美しい国を護るがために勇敢に戦ってくださったのです。
きっと、サクラ咲く美しい故郷を思い浮かべながら。これは戦争を美化して言っているのではありません。真実を言っているだけです。
このペリリュー島の戦いの真実を知っていただくためにも、日本の誇りを取り戻すためにも、書籍『パラオ諸島ペリリュー島守備隊長 中川州男大佐の霊言』を多くの方々に読んでいただきたいと思います。
『パラオ諸島ペリリュー島守備隊長 中川州男大佐の霊言』
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1435
この書籍のあとがきに「先の大東亜戦争は、日本の神々のご意志でもあられた。欧米列強の植民地支配からアジアの同朋を解放したいという願いは本当だった。これを明言し、新しい国造りに入っていきたいと思う」とあります。これは幸福実現党の決意でもあります。
◆パラオ共和国元大統領からのメッセージ
ユーチューブに配信されているネット・オピニオン番組『ザ・ファクト』の「祖国への愛のために」は、両陛下に先立って、幸福実現党の釈量子党首がペリリュー島を訪問した時のものです。
天皇陛下のパラオ慰霊に寄せて 大東亜戦争「ペリリューの戦い」を知る(ザ・ファクト)
http://thefact.jp/2015/349/
その中から、パラオの元大統領、日系人クニオ・ナカムラ氏のメッセージを紹介します。
「私は大統領として、日本に永遠に感謝しています。すでに戦争から70年が経ちました。天皇陛下の訪問によって、日本兵達の魂が弔われることを願います。第二次世界大戦の章を終わらせ、新しい章を始めなければなりません。平和のために、発展のために、絆を深めるために。それは日本とアメリカだけではありません。全世界がそうなのです。」
◆感謝から始まる新しい国造り
ペリリュー島での釈党首の感想も紹介させていただきます。
「今の自分があるのは誰のおかげであるのか、感謝の思いで込み上げてくるものがありました。今の日本の繁栄、私たちの平和な暮らし。これは、あの戦いを必死に戦ってくださった方々がいたからこそだと。この愛の思いを知ることによって、感謝から報恩へ。戦後70年の節目に、また新しい国を造っていこうという気持ちは、感謝から始まるんじゃないかなと。そういう意味でペリリュー島で先人たちの愛を発見したことは、私にとって大きな経験になりました。」
今、私たちは何故「日本の誇りを取り戻そう」としているのでしょうか。それは新しい国造りをするためです。
全ての日本人が、真なる歴史を知り、今自分があるのは、今日本が繁栄しているのは誇り高き先人たちのおかげだという感謝の思いに到ってこそ、愛からの新しい国造りが始まるのではないでしょうか。
◆「一国平和主義」「一国繁栄主義」は許されない
それでは、新しい国造りによって日本は、どのような国を目指すべきなのでしょうか。
現在、日本は迷走しています。経済にあっては、デフレ脱却のつもりが消費税の増税という反対の政策を推し進めています。
高度成長を謳歌してきた者たちが「下山の思想」と称して、「日本は成熟社会で、これ以上の成長は必要ない」などと、高度成長社会を経験していない若者たちには到底受け入れられない自分勝手なことを言っています。
国防にあっては、中国の侵略主義があきらかであるにもかかわらず、沖縄の普天間基地移設問題で揺れています。エネルギー問題においては、世界を見ることなく、原子力発電に関して司法の判断が割れています。
まさしく国難の中にあります。
それもこれも、日本に国家としての明確な未来ビジョンがないからです。進むべき正しい方向が分からないからです。世界に目を転ずれば、世界も混迷しています。
世界から日本を見たならばどのように見えているのでしょうか。戦後70年、平和国家として歩んできた日本、経済大国となった日本。
そのような日本に世界の多くの国は、世界のリーダーとしての振舞いを期待しているはずです。もう「一国平和主義」や「一国繁栄主義」のようなエゴイスティックな振る舞いは許されないのです。
◆日本の未来ビジョンは「世界の平和と繁栄のリーダー国家」
日本は世界のリーダーとしての使命を果たさなければなりません。アメリカ合衆国は世界のリーダーとしての使命から撤退しつつあるように見えます。
世界の平和と繁栄に貢献する、そうした責任と義務が日本にあると自覚したならば、そうした未来ビジョンを描き、その実現に向かうならば、おのずと日本の新しい国造りの方向は定まり、現在の国難といえる問題も解決できるのです
◆サウジアラビアが体制変革 対イラン動向に注視が必要
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9569
1月下旬に即位したサウジアラビアのサルマン国王(79)はこのほど、ムクリン皇太子(69)を解任し、副皇太子だったムハンマド内相(55)を新たな皇太子に指名した。また、新たな副皇太子に、国王の息子で30代前半とされるムハンマド国防相を指名した。なお、ムハンマド内相は国王の実兄の息子で甥にあたる。
このように、サルマン国王は即位後、アブドラ前国王派を遠ざけ、近親者を中心に権力基盤を固めている。一連の体制の変革は、外交や安全保障上の課題に対処するための新たな体制づくりを目指したものだ。
サウジアラビアは親米国家だが、1月に死去したアブドラ前国王は、オバマ米大統領の融和的な中東政策に不信感を示していた。
サルマン国王も、アメリカに頼らない自主防衛の体制への転換を図ろうとしているようだ。4月29日、アラブ連盟首脳国会議でアラブ合同軍を創設するとの声明を発表したのも、その一環だ。
現在の中東地域での対立軸は、主に、イスラム教国対ユダヤ・キリスト教国、そして、イスラム教同士のスンニ派対シーア派、中でも、サウジアラビア(スンニ派)対イラン(シーア派)の対立が顕著だ。
その対立がシリアやイエメンなどでも代理戦争という形で表れている。サウジアラビアにとって、安全保障の確保は必須である。
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、2014年のサウジアラビアの軍事費は世界第4位で、日本の2倍近い808億ドル。
前年比17%増で、軍事費の対GDP比も10%を超えている。サウジアラビアがこれだけ多くのの軍事費を確保でき、中東地域に大きな影響力を持つ理由は、莫大な石油埋蔵量と石油生産能力を持つためだ。なお、世界の主要国のエネルギー消費において、石油は約3割を占める。
今後、サウジアラビア対イラン、そこから派生して、ほかの地域でスンニ派対シーア派の対立が、新たな紛争となって現れる可能性もある。
先月からのイエメン攻撃で両国の対立が明確化し、サウジアラビアとイランの間で直接的な衝突へと発展することもあり得る状況だ。
また、最近イランは、欧米諸国などとの核開発に関する協議で、枠組みの大筋合意に至ったが、イランがいつ何時裏切ったり、開発を秘密裏に続ける可能性は十分残っている。
イランが核兵器を持てば、サウジアラビアも核兵器を持とうとするだろう。今後の中東情勢は、緊張状態が続くサウジアラビアとイランの動向で、大きく変わってくる。今後も、両国の動きを注視していく必要がある。(泉)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『中東で何が起こっているのか』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=913
幸福の科学出版 『ムハンマドの幸福論』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1236
【関連記事】
2015年6月号記事 今後も混乱する中東情勢に備えよ - イラン核交渉が枠組み合意 - The Liberty Opinion 2
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9536
2015年3月28日付本欄 サウジアラビアがイエメンに空爆 イスラム教同士の争いに終止符を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9416
自虐史観を一掃する「戦後70年談話」署名へのご協力を![HRPニュースファイル1347]
http://hrp-newsfile.jp/2015/2171/
文/HS政経塾1期卒塾生・逗子市政を考える会代表彦川だいし
日々、幸福実現党の活動への多大なるご支援とご理解を頂き、心より感謝申し上げます。
新たに幸福実現党は、今夏に安倍首相より発表される談話について、東京裁判史観に基づく自虐史観を一掃した「戦後70年談話」の発表を求める運動を4月17日より行っています。
(参考)『「河野・村山談話」の無効を宣言し、自虐史観を一掃する「戦後70年談話」を求める署名』http://hrp-newsfile.jp/2015/2171/
◆署名運動の趣旨について
本署名運動の趣旨は大きく二つあります。
一つは、いわゆる「南京大虐殺」「従軍慰安婦」などの虚構の歴史を「事実」として受け入れてしまった「河野・村山談話」の無効を宣言し、英霊や先人の皆様に着せられた無実の汚名を晴らすこと。
二つ目は、「大東亜戦争は、欧米列強の植民地政策や、当時横行していた人種差別を地上から追放し、アジア・アフリカの人々の人権を守るための、大義ある防衛戦争であった。」という正当な歴史観を打ち立てることです。
「河野・村山談話」に基づく歴史認識の誤りを正し、20世紀の初頭に日本が果たした世界史的偉業を再評価する「戦後70年談話」を安倍首相に発表頂くための署名運動です。
◆自虐史観を一掃する「戦後70年談話」を発表する意義について
この署名運動の理念が盛り込まれた談話が発表される意義も、二つあります。
一つ目は、「中国の侵略的行為を抑止する力になる」ということです。
いわゆる「南京事件・従軍慰安婦」を政府見解で認め続ける限り、中国の軍拡を止めることはできません。「河野・村山談話」が反論の口実に使われ、日本側から腰の入った軍拡批判を行うことができないのです。
しかし、これは裏を返せば「河野・村山談話」、引いてはGHQが刷り込んだ「東京裁判史観」の弊害さえ断ち切れば、中国は日本に反論できなくなってしまう。ということの表れでもあります。
4月初旬には「中国による『南京大虐殺』『従軍慰安婦』のユネスコ記憶遺産への申請に抗議し、日本政府に万全の措置を求める署名」を内閣総理大臣に提出させていただきました。
中国がいわゆる「南京・慰安婦」の記憶遺産登録にやっきになっているのも、「南京・慰安婦」が捏造だったと世界に“バレる”ことを恐れているからに他なりません。日本からの軍拡批判に対して、ウソをついて言い逃れをしていることが分かってしまえば、中国にとって大変な事態です。
日本が中国の軍拡に対して腰の入った批判を行い、侵略を未然に防ぐ力となるためにも、河野・村山談話は撤回されなければならないのです。
二つ目は、「世界平和の実現に貢献できる」ということです。
4月22日〜23日までジャカルタで開催されたバンドン会議において、安倍首相は先の大戦に関する「反省」よりも、アジア・アフリカ諸国とのパートナーシップについて多くの言辞を盛り込みました。
一部の国からは後ろ向きの批判もありましたが、1955年のバンドン会議十原則をもとに、多様性と結束を両立した、徳ある発展の追求を訴えた演説について、各国の首脳から大きな期待が寄せられました。
アジア・アフリカの国々は、未来ある言葉、希望あるヴィジョン、責任あるパートナーとしての日本を求めているのです。
「日本は戦前から一貫して、繁栄と調和の中に世界平和を実現するため、努力してきた」という歴史認識を打ち立てることに、大東亜戦争の大義を再評価する談話の意義があります。
◆「太陽の昇る国」を取り戻す
日本が世界を照らす太陽のように、世界の平和と繁栄に貢献するためには、大東亜戦争の大義に殉じた英霊の皆様に恥じない歴史認識を取り戻さなければなりません。
この『「河野・村山談話」の無効を宣言し、自虐史観を一掃する「戦後70年談話」を求める署名』は、「太陽の昇る国、日本を取り戻す。」そんな意義ある署名運動といっても過言ではありません。
本署名運動に関して、各界の皆様のご賛同を心よりお願い申し上げます。
■『「河野・村山談話」の無効を宣言し、自虐史観を一掃する「戦後70年談話」を求める署名』
【署名活動期間】
2015年4月17日(金)〜2015年7月23日(木)
・第一次締切:5月末日
・第二次締切:6月末日
・最終締切 :7月23日〔党本部必着〕
【署名送付先】
〒107-0052 東京都港区赤坂2-10-8-6F
幸福実現党本部
TEL:03-6441-0754