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永子の窓

趣味の世界

源氏物語を読んできて(化粧・白粉と紅)

2009年06月20日 | Weblog
化粧・白粉と紅

 白粉」とは、「御白い」の意です。白粉とは、顔や肌に塗って色白に美しく見せる化粧料の事で、粉白粉、水白粉、練り白粉、紙白粉などの種類があります。日本では、持統天皇六年に、観成が唐にならって、初めて鉛で作ったと伝えられています。古くは鉛を焼いたりモチゴメの粉末を用いたこともありますが、平安時代には水銀製のものである伊勢白粉も現れました。「白粉」はしろいもの、はふにともい
います。

 「紅」とは、
1、紅花の花弁に含まれる色素から製した鮮紅色の顔料のことで、染料や頬紅、口  紅など化粧品の原料としており、食品の着色などに用います。
2、1に白粉に混ぜ合わせたものをいいます。頬紅、ももいろおしろいともいいま  す。
3、口紅のこと。古くは猪、皿、茶碗などに塗り付けたものを、指や筆で溶いて用  いました。平安時代ではすでに、紅には口紅と頬紅があり、「口脂」「面脂」  と記しています。銀製の紅皿にいれて保存しました。
 
◆写真:打乱筥(うちみだりのはこ)化粧道具箱 風俗博物館
  
◆参考:清泉大学

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