
網代車(あじろぐるま)拡大
貴族の牛車で、その箱の表面を竹(殿上人用)または檜(公卿用)の薄板で網代(あじろ)に組んで包んだことによる名称である。
表面は彩色が施され、青地に黄で文様を配した。八葉(はちよう)の文を散らした八葉の車や、袖格子だけを白く彩色した袖白(そでしろ)の車などがある。
網代車の御簾は青簾で、縹(はなだ)色の糸で編み、縁は藍色の皮製に遠文(とうもん)とされた。下簾は青裾濃(あおすそご)である。
◆参考と写真:風俗博物館
貴族の牛車で、その箱の表面を竹(殿上人用)または檜(公卿用)の薄板で網代(あじろ)に組んで包んだことによる名称である。
表面は彩色が施され、青地に黄で文様を配した。八葉(はちよう)の文を散らした八葉の車や、袖格子だけを白く彩色した袖白(そでしろ)の車などがある。
網代車の御簾は青簾で、縹(はなだ)色の糸で編み、縁は藍色の皮製に遠文(とうもん)とされた。下簾は青裾濃(あおすそご)である。
◆参考と写真:風俗博物館