中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

旅の合間に

2012-10-21 12:21:10 | 旅の空
 二週間にわたる「関東の旅」。小休止のこの週末は、目黒の実家でのんびり過ごしております。さすがの東京も(失礼か?)、この季節は爽やかで気持ちが良いですね。

 
 午前中は、珍しく実家の掃除の手伝いなど。日頃しないので、ハタキや雑巾が手に馴染まなくて困りますね。多分、今すぐに楽器を弾いたら、弓がぷるぷるするはずです。


 その後は渋谷で買い物。タワーレコードで必要なCDを買ってから、本を見に「ジュンク堂」へ。

 週末の渋谷のこの2軒、田舎者にはちょっと遠いです。来る度に、自分の「人混みを泳ぐ能力」が低下してきているのを実感します。みんな自分の携帯やら前髪しか見てないのによくぶつからずに歩けるもんだ、と感心してしまうのが情けない。東急本店のあたりにたどり着いたときには、どっと疲れました。


 さすがジュンク堂、広大なワンフロアにあらゆる本が並んでます。これなら欲しいどんな本もあっという間に見つかり・・・ませんね。広すぎるわ多すぎるわで、どこをどう探したらいいのかちっともわからない。迷宮で途方に暮れた後、ふと見つけた「検索機」。

 なんだ・・・早く言ってほしかった。これなら一発検索。これだけは図書館で使いこなしていますので余裕。

「在庫ありません」・・・がっくり。もうちょっと早く言って欲しかった・・・。


 まあ、こうなってしまうともはやCDも本も、インターネットで検索して注文して買った方が、早いし楽だということに、さすがの私も気づいてきました。山形の自宅で「ポチッとな」で届くんですから。

 でも、もう昔の話ですが、本が幾フロアにもズラッと並んだ「大盛堂」や、クラシックのCDだけでぎっしりワンフロアある「WAVE」に、初めて入った時に感じたあの「わくわく感」が忘れられないのです。


 ダウンロード全盛の今、ここは寺山修司先生に言い直していただきたい。
「書を買いに、町へ出よう」

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4 コメント

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書店逍遥派 (narkejp)
2012-10-21 19:24:26
同じく、書店逍遥派ですσ(^o^)/me too
大きな書店を歩いていると、何時間でも過ごせます。歩いて言った先にコミック棚が現れず、どこまでも書籍棚が続くような書店を夢見ます(^o^)/
最近は、文字が大きくて見やすい本が増えてありがたいのですが、昔の愛読書、例えばプーシキン『大尉の娘』なんてのは見当たらず、困ってしまいます。
Unknown (choba)
2012-10-22 10:49:34
都内在住でも「人混み」能力は低下している感じです。
と言うよりもおっしゃる通り、前を見て歩く人が減っているのではないかと思うんです。
いや、実際見ていても意識レベルで「見て(気にして)」ないんですよ。。。
特にチェロ担いで歩いていると、そう思います。
こちらは避けているのにぶつかってきたりしますから。
それで痛そうな顔されても知りませんよ、と感じ悪い人になってます・・・
>narkejpさん (中爺)
2012-10-22 17:37:44
 ありがとうございます。大きな書店を、目移りしながら歩くのは楽しいですよね。でも時間の効率が悪いのも確かです。プーシキンだってAmazonなら一発だったりしますから。今となっては書店あさりは、レトロで優雅な趣味と言えるかも知れませんね。
>chobaさん (中爺)
2012-10-22 17:48:54
 ありがとうございます。 
「ぶつかっても知りませんよ」…わかる!それですよ。都会を歩き抜くコツは。
「今の自分には、昔と違って何が足りないんだろう」と考えていましたが、それです。気がつきました。譲ってると逆にぶつかりそうになる。だから都会を歩いてる人は、田舎者から見ると怖い感じがするのです。 
ところで、イヤホンして携帯見て歩いてる若者が事故にあったそうですね。プラス志向という意味でなく、文字通り「前を向いて歩こう」が大切な心がけかも知れません。

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