中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

交流サロン

2023-12-08 17:12:00 | ヴァイオリン
 二日間のリハーサルを終えて、本日は長野の松本への移動日。

 山形から松本へは、新幹線で大宮に出て、今度は北陸新幹線に乗り換えてからの、長野から特急。5時間ほどかかります。

 直線距離で移動できれば良いのですが。わざわざ大宮に出るのは億劫なので、自家用車も考えましたが、こちらも6時間。…やはり遠い。諦めて今、新幹線の中です。

 というハードな移動を控えた午前中に、弦楽三重奏でミニコンサートをしてきました。山響の古くからのスポンサーである岡崎医療という企業が主催する、地域のお年寄りのための会での演奏でした。

 山響事務局から指定されて向かった会場は、「市民プール」管理棟の2階。行ってみると、古い事務所のような外観。

 …これは何かの間違いか?

 と思いながらも、他のメンバーの車もあったので勇気を出して、階段を上る。その階段がまた、犯人が潜伏していそうな古いアパートの、カンカンと足音が鳴るやつ。

 ドアを開けると…

 …狭いながらアットホーム会場が準備されていました。座敷に金屏風のステージ。客席(?)は座椅子とパイプ椅子が所狭しと、30ほど。そこが、時間になると近所の方々で埋め尽くされました。

 40分のステージ。クライスラーの小品や「こうもり」のチクタクなどの編曲ものを中心に聴いていただきました。

 スポンサー企業による地域貢献に、我々を使ってもらうのは良いことだと思います。ここ数年は、こういう形での提携が多いので、山響を取り巻く環境が好循環にあるのを実感します。手作り感が溢れ出ている、こういう会場も山形らしくて良いものです。

 さて、松本でも良いコンサートになるよう頑張ります。
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ほろよいコンサート

2023-09-04 21:09:00 | ヴァイオリン
 山響が休日の昨日は、ウチの奥さんとヴァイオリン 2人でのミニコンサート。

 以前に住んでいたアパートの大家さんの依頼で、その地域(長町といいます)の人たちを集めての、ワインと音楽の夕べ、その名も「ほろよいコンサート」。

 本来はそのお宅の離れでやる予定だったのですが、あまりの暑さに断念。近くのお寺の本堂でのコンサートになりました。

 終演後のワインの会での料理の提供の都合もあるので、20名限定でしたが早々に完売。別に私の人気ではないのですが嬉しいものです。

 トーク含めて45分ほどのコンサートでしたが、バッハの二重協奏曲などを中心に聴いていただきました。

 「アフター」は、そのお宅の庭に机と椅子を置いてのパーティー。自宅でとれた野菜を使った料理と山形のワインで楽しみました。

 山響創立名誉指揮者の村川氏の若かりし日の苦労している様子を良く知っている方などもいて、話が弾みました。

 「山響もすっかり軌道に乗って…」と、喜んでくださるのには感動しました。このように市井の皆さんが支えてくれている事を実感します。

 楽しいひとときでした。「ワインの夕べ」なのにワインだけでは足りなくなって、日本酒や焼酎も出てきて…またしても少々飲みすぎました。
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明星園

2023-07-14 20:42:00 | ヴァイオリン
 山響が休日の今日は、前から頼まれていた障害者支援施設でのボランティア・コンサートに、行ってきました。編成はヴァイオリン2本。家の奥さんとともに。

 山形に移り住んで2軒目のアパート「ハイツ・シンフォニー」の大家さんは、ネーミングセンスからも分かるように、大の音楽好きです。その頃からのお付き合いで、今までずっと、山響も山形Qも応援してくれています。

 その大家さんからのたっての希望で、その地域にある施設「明星園」でのミニコンサートを頼まれていたのです。

 今回で2回目。前回は、ちょうどコロナが始まる前の2019年でした。…もう4年前なんですね。

 施設の食堂兼レクリエーションルームのような広い部屋で椅子を並べて、60人ほど。30分という短い時間ではありましたが、久しぶりの生演奏を楽しんで頂けたのではないかと思っています。

 「持ちつ持たれつ」…と言うと、なんだか癒着みたいな、馴れ合いの感じがしますが、それはドラマの悪人の話。本来は助け合いです。そして、音楽家はそういう中で生きているものだと自覚する必要がある。

 言ってみれば音楽家など、托鉢僧と同じぐらい、社会では生産に関わっていないわけですから「ギャラいくらですか?拘束時間は?」と訊く前に、目の前にいる人を笑顔にするために弾かなければいけない。他にできる事など無いのだから。そして、その心が通じれば、おのずと、皆さんが生活を支えてくれるはずです。

 弾き終わった時に、利用者代表の車椅子おじさんが「お礼の言葉」を述べて下さいました。お身体の不自由な方です。言葉はしっかりしていますが、感激して下さったようです。「すみません…感激してうまく言葉にならなくて」と本気で涙を流す姿を見て、やっぱり弾きに来て良かったと、こちらも胸が熱くなりました。

 期日が近づいて来た時には正直なところ「貴重な休みになんで引き受けちゃったかな」などとも思いましたが、疲れをとるには、休むばかりではないのかも知れません。おかげで、良い休日になりました。
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失われた時を求めて

2023-06-05 23:53:00 | ヴァイオリン
 今週の山響は、県内でのスクールコンサート。

 今日は白鷹町。普通に体育館でやる公演が、とても新鮮なものに感じられる。コロナのせいですね。

 学校に着くと、会場に楽器を置いてから、校門の外に一服しに行くのがルーティーン。

 緑が豊かな、田園地帯の学校。景色も良いし空気も美味しい。それに加えて、今日は気温も爽やかで、一番良い季節を実感します。

…こういうのは、ホールでのコンサートでは味わえない。毎年、ウンザリするぐらいに当たり前だったことが、新鮮で気持ちよく感じられる。コロナで失ったものも多くありますが、取り戻したものもあると言えるのかも知れません。

 夜は山形北高のコンサート。

 こういう、本当に緊迫した感じのステージは、なかなか良いものです。みんなの緊張と、それによる集中力がマックスになっているのがわかる。若い時にしかない純粋さの表れで、ここに一緒にいられるのが気持ち良い。

 ここでも、失ったものを取り戻したような気がして、疲れを忘れます。

 結果、良い演奏になったと思います。一生懸命さが演奏に表れて、お客さんも清々しい気持ちになったのではないでしょうか?


 心地よい刺激になりました。
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高校生と

2023-06-04 22:36:00 | ヴァイオリン
 山響が休みの今日、朝からJK(女子高生)と楽しく過ごしました。

 …パパ活?

 違います。

 明日の、山形北高校の音楽科のオーケストラコンサートのリハーサル。賛助出演です。

 曲目はハイドンの「ロンドン交響曲」。弦楽器の専攻の生徒はほとんどいない。みんな副科でやっています。それにしては、曲が難しい。

 私の隣は、2年生で打楽器専攻の女の子。じつは、去年の演奏会でも隣で演奏しました。山形の奥の方から出てきた子で、去年は、山形市が都会なことにワクワクしているようなピュアさに感心したものです。1年たって、ずいぶん垢抜けた感じがしますが、それでもいわゆる「JK」とは程遠い、一途なピュアさがそのままで嬉しい。

…なんと言っても、ウチの娘と同い年ですので、親目線から離れられないのです。

 やはり音楽科のような、将来の目標がはっきりと決まっている子は、真っ直ぐで良いですね。

 本当に難しい曲ですが、10ヶ月に及ぶ、真剣な練習が実っている。この曲が、ここまで仕上がるものだとは想像できませんでした。

 明日、山形テルサにて18時開演。きっと、良い演奏会になると思います。
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みゆき

2022-05-30 21:16:00 | ヴァイオリン
 老眼が進んだので、コンタクトの定期検診の時に、度を下げてもらって試してみる。

 そもそも、歳をとると、遠くを見ることを諦めるか、近くを見ることを諦めるかの二択らしい。

 最近、ふとメールが来た時とか、見えなくて困るのです。緊急で大切な要件だったらどうしよう…と思い、老眼鏡を取り出す間も惜しんで一生懸命に見るわけですが、これが見えない。

 仕方なく次のコンビニで停車して、後部座席のカバンから老眼鏡を取り出して、見てみると…「みゆきです!久しぶりに会いたいな。アドレス変えたのでコチラをクリック♡」…迷惑メール。おじさん忙しいんですけど。

 ということで、コンタクトの度を下げれば近くが見やすいのかと、試してみたのです。

 両眼で1.0以下まで下げてみる。

 すると…近くが見やすい!これなら老眼鏡が要らない。これでもう「みゆき」に振り回されずに済む。

 しかし…。

 舞台上で一番後ろの席だと、指揮者の表情などがよくわからない。今までは、指揮者の近くで弾くことが多かったので顔などほとんど見たことがなかった。でも、遠くに座ってみると、そういう情報も大切なのだと初めて知る。他のパートの弓の動きなども、見えにくいと、じゃあ見なくてもいいか、となる。

 これは良くない。オーケストラ奏者はに、どちらかといえば、遠くの視力の方が大切なのだということがわかる。

 私には「みゆき」よりも演奏の方が大切。だから、元に戻してもらいました。

 …老眼鏡を手放さずに生きてゆきます。
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初々しい小組曲

2022-05-26 21:45:00 | ヴァイオリン
 今日は山響のスクールコンサートのリハーサル。

 の、前の午前中に、山形北高校の音楽科のオーケストラ公演のためのリハーサルに賛助として参加しました。

 音楽科と言っても専攻生は少なく、私の隣は打楽器の一年生の女の子。まだヴァイオリンを初めて持ってひと月ちょい。

 曲目はドビュッシー の「小組曲」ですが、いくら何でも、初めてすぐに弾ける曲ではない。とくにアドヴァイスなどはできないので、休憩中に世間話に付き合ってもらいました。…まさにウチの娘と同い年ですから、ちょっと話してみたい。

 高校に進学したということで、山形の長井市から引っ越してきたと。…たしかに、電車の便が良くない山形では、通うのが大変な距離です。

…山形市に暮らしてみてどう?
「はい、すごく発展してますね。地元の高校に進学した友達からは羨ましがられてます。今までは、たまの休みに張り切って遊びに出かけるのが山形市だったので」

 何ともピュアなこと限りなし。だから田舎の子は素晴らしい。山形市程度なら「スレる」こともないので、大いに高校生活を楽しんでもらいたい。

 本番は来月。それなりに心に残るような演奏会になるよう、少しでも力になれればと思います。
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幸あれ

2021-11-21 22:41:00 | ヴァイオリン
 今回の山響定期では、終演後に懐かしい人に会えました。

 幼稚園児の頃から高校卒業までヴァイオリンを教えていた女の子。うちの息子の4歳上でしたから、今、もう25歳のはず。

 演奏会が終わって、最近は「お見送り」もないので、さっさと帰って飲もうと、いそいそと出て行ったところに、たまたま会えました。

 東京の大学を卒業して山形に戻ってきた時にも、一度、聴きに来てくれた時に見かけましたが、その時よりもさらに大人びて綺麗な娘さんになっている。

 聞けば、近々、結婚して神奈川に行くことになったとか。お相手は、大学時代からの付き合いらしい。

 おめでとう!と言いながらも、お人形のように小さくて可愛かった頃から毎週顔を見て来たので、こちらまで娘を嫁にやるような気分になってしまいます。

 私も山形に来てもう24年目にもなりました。その年月の長さを思い知らされますね。

「これからは時々、東京公演に聴きに行きます」

 …ありがとう。時々、元気な顔を見せに来ておくれ。(施設のお年寄りか)。

 とにかくお幸せに!

 帰り道にいろいろ考えましたが、私が塾講師時代に教えた中学生たちも、今、40歳ぐらいになっているという計算に行き当たり愕然とする。そして、考えるのをやめました。

 みんな、お幸せに!
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第20回

2021-03-21 21:50:00 | ヴァイオリン
 今日は毎年恒例の「つくしんぼコンサート」。山形Qメンバーの門下生による合同発表会のことです。とは言っても、最近は生徒の数も少なくなってしまって、私の所の数名と、Vc茂木氏の教室の数名のみ。

 他の山響メンバーと、さらに合同でやるという手もありますが、このご時世、少人数で短時間でまとめるのも有効です。会場費が安い山形ですから、少人数でもどうにかなるのが強みです。ということで、総勢9人での、こじんまりとした発表会になりました。

 …去年は見送りましたから、こうして開催できるだけでも、良しとしましょう。

 この「つくしんぼ」も、もう「第20回」。第1回は、まだ私の息子が小さ過ぎて参加できなかったぐらいですから、ずいぶんと時代が流れました。奇しくも、今回は、初期の頃と同じ会場。山形が全国に誇るラスクで有名な「シベール」本社併設のホールです。山形市の外れ、蔵王の麓の広々とした敷地にあるパン屋さんの2階。…なんとものどかなホールです。そして懐かしい。

 昔は、そこで終演後に会食をすることが条件で使用できるホールでした。お茶とお菓子を人数分注文して、それがそのままホール使用料になる仕組み。

 その頃は生徒もたくさんいて、盛大な会でした。息子などは興奮してお茶の席の間を走り回っていたものです。

 昨今の状況で、今はもちろん「会食しばり」は無し。その代わり、出演者全員分のお菓子を、お土産に購入する。

 いずれにしても、実に良心的なホールなのです。そして響きも良い。

 短時間でしたが、良い会になりました。人が本気で一生懸命演奏する姿というのは、見ていて気持ちの良いものですね。下は幼稚園生から、上は「お恥ずかしながら60の手習いなんですよ〜」という方まで。

 とにかく、楽器の演奏というものは、人に聴いてもらわなくては上手くならない。このご時世でもこうして集まって頂いた価値は大きい。

 きっと、良い刺激になったはずです。…上手くても、そうでなくても、こうして人が集まって音楽を演奏しそれを聴くのは、良いものですね。

 …心置きなくこういう会が自由に催せる日が戻ってくることを祈ります。
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春を待つ

2020-04-03 23:39:03 | ヴァイオリン
 大した人数ではないのですが、毎年、春休みには「つくしんぼコンサート」という名前で、発表会をしています。もちろん私が教えている人数は少ないので、最近はVC茂木夫妻の生徒さんと一緒にやらせてもらってます。  

 出演者は全部でわずか10人。さすがに寂しいので、始めたばかりの幼稚園生や、息子を東京から呼び寄せて弾かせたりして、少しでも『盛り』を良くしようと計画しておりました。


 ところが…。山形県でも感染者が確認され、しかも東京方面からやって来た若者が持って来たらしいという報道も。「都会の無自覚な若者が、美しい田舎に危険を撒き散らしている」ようなイメージにさえなっている。息子にも「来るな、そしてじっとしていなさい」と連絡しました。

 10人ほどでも、感染の心配をする親御さんも出てきました。発表会には、「おじいちゃんやおばあちゃんに、頑張っている姿を見てもらう」という意義もあります。…ご家庭によっては、むしろこちらがメインかも。となると、感染を心配する気持ちもわかります。

 プロが職業として演奏するのすら憚られる今ですから、「お稽古ごと」はまさに不要不急。


 悩んだ末に、延期の決断をしました。


 花粉も飛んで桜も咲いて陽射しも暖かくなってきましたが、今年は春が来ませんね。
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終息祈願

2020-02-25 23:39:40 | ヴァイオリン
 少しずつ花粉症が重くなってきています。今は朝晩に飲む薬の力で日中は忘れていますが、切れるとすぐにわかる。まだ2月なのに…。まあ、毎年のことですが。


 しかし、世の中は花粉症どころのさわぎではない。ニュースは新型ウイルス一色ですね。まだ東北地方には来ていませんが、安心していられません。

 3月に個人的に頼まれた、東京でのコンサートがあったのですが、キャンセルになってしまいました。大企業が主催の演奏会でした。…やはり企業は対応が早いですね。

 
 今後もイベント自粛の流れは加速するのでしょうか。

 密閉した空間に大勢の人を集めて、初めて成り立つ仕事の私たちとしては、脅威もひとしおです。

 少しでも早く終息してくれますように。
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疲れと夢

2020-02-18 22:15:54 | ヴァイオリン
 今朝は、整形外科へ。最近、首がどうにも痛くて、一昨日ぐらいから、寝返りを打つのにも苦労するほどに。

 もともと、ヴァイオリン は首に挟んでいますから、力んだり疲れたりするとすぐに首にきます。それが背中へと響いて、肩甲骨のあたりの痛みにつながる。

 しかし、ここまで首が痛いのは初めて。

 寝苦しいことこの上ない。こうなると、眠りが浅いこともあって、嫌な夢ばかり見ます。

…嫌な夢というとどんなものでしょうか?

 私は必ず、集団生活。それも、不衛生な収容所のような所の夢です。古くてひび割れたタイル張りの広くて汚い空間。そこはトイレとシャワー室を兼ねている。昔の学校の、プールの前に入る洗い場みたいな所です。そこで、おおぜいの人と一緒に、用を足したり体を洗ったりしなければいけない。

 体調や気分が悪い時にいつも出てくるので、「ああ、またここか」とうんざりする。よっぽど小学校のプールが嫌だったのか、前世が収容所で死んだ人なのか…変な話で申し訳ない。


 ということで、整形外科。首のレントゲンを撮られました。

 一箇所、首の椎間板が狭くなっているらしく、そこが原因かと。それほど大ごとではないようなので、ひと安心。それでも、疲れると弱い所に来るのは、加齢のせいでしょうね。

 これもまた、運動不足がいけないようなので、気をつけて過ごすようにします。
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手作りの花束

2019-11-22 23:59:44 | ヴァイオリン
 演奏のお礼にもらいました。まさに「心づくしの」プレゼント。

 金曜日は、山響のリハーサルの前に天童市の保育園へ。知り合いの先生に頼まれて、園児のためのミニコンサートでした。

 園児は「100人ほど」ということだったので、結構な観衆のイメージだったのですが、いざ整列すると実にコンパクト。うちの子供もすっかり大きくなりましたから、「幼稚園児の小ささ」を懐かしく体感して、しみじみとしてしまいました。


 さて演目は、アニメ映画の曲を中心に。最後はみんなで歌えるものなど。ピアニストを連れてではありますが、私一人でのコンサートは久しぶり。良い経験になりました。

 …自分はもう、どっちかと言えば、この子たちの親よりも祖父母に近い年齢なのか。

 ということは考えないようにして、手作りの花束を頂いて帰りました。


「バイバ〜イ!またね!」

 振る手の小さいこと。

 老人が幼児と触れ合うと、そのあと、ちょっと元気になるという話を聞いたことがありますが、少しだけわかってしまった。

 招いてくれた先生や、関係各位に感謝。
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カウントダウン

2019-11-16 22:53:16 | ヴァイオリン
 ついこの間まで、残暑に辟易していたのに、気づけばもうすぐクリスマスだとか。

 ちょっと気が早いような気もしますが、山形駅の「霞城セントラル」ビルの大きなクリスマスツリーの点灯式が今日、ありました。


 母校の大学にも、大きくて有名なツリーがありましたが、点灯するところなど見たことがない。興味が無くてすみません。


 ということで、山形が誇るツリーもその点灯を見たことがありませんが、今日は初めて立会いました。

 山響から派遣された弦楽アンサンブルでの記念演奏。映画館も入っている施設なので、「アナと雪の女王」の続編の公開間近を記念して、すべてディズニーの音楽でお楽しみいただきました。

 吹き抜けのスペースなので、やや寒い中ではありましたが、たくさんのお客様に恵まれました。ディズニーですから、小さなお子さん連れが多かったのもありがたい。


 おりしも、この山形駅西口には、新しい県民会館ができてそのオープンがもうすぐ。人が集まるだけでなく、山形の文化の拠点として発展していってほしい。もちろん私たちも、そのために頑張らなければいけません。

 そんな新しい文化都市としての山形のスタートを心に刻む一助になっていれば嬉しい限りです。


 個人的には、クリスマスツリーには「今年ももう終わりが近づいてますよ。大丈夫なんですか?」という花言葉でもあるような圧迫感をおぼえます。

 雪の女王のように、「ありのまま」というわけにはいきません。…もうひと頑張り。
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お役に立てれば

2019-11-06 23:09:15 | ヴァイオリン
 障がい者の方々が暮らす「グループ・ホーム」が家の隣にできたら、どう思いますか?保育園でさえ、うるさいとか何とか、近隣住民から反対運動が起こる、不寛容な世の中。よく思わない人もいることでしょう。私も偉そうに言う資格はありません。

 …しかしそういう偏見はすべて、「知らないから」生まれることなのです。


 昨日は山響のリハーサルの後に、夫婦でボランティア演奏をしてきました。山形に来た時からお世話になっているご夫妻が、地域のために建てた、知的障がいのある方が住むためのホームです。

 そういう施設は、近隣住民の理解と支援がないといろいろ苦労します。偏見をなくすために、町内の人に一度、ホームを訪れてほしい。しかし、何もなしに、いきなり来てくれる人もいない。

 そこでお声がかかったわけです。

 無料のミニコンサートに招待すれば、近隣住民とホームの利用者との、ふれあいの機会が持てる。

 そこで、なんとかお願いできないかと。

 …喜んでお引き受けしました。

 私と奥さんのヴァイオリン二重奏で30分ほど、夕食前のひと時を楽しんでいただきました。


 コンサートの後は「茶話会」ということで、利用者の皆さんと地域の方々の交流の場が設けられました。同じように一人一人、自己紹介など。利用者さんの中には、離れたところから来た人もいるので、それぞれ名前と出身地を言います。こういうホームは貴重ですから、山形市内だけでなく上山や鮭川村など、さまざまな所から来ています。

 中にはギャグセンスのある人も。

「◯◯です。ニューヨークから来ました」

職員の人が「はいはい、本籍は?」と訊くと、

「本籍はマンハッタンです」

「わかったから。本当はどこなの?」

「…天童です」


 「知的障がい」という言葉のイメージとは、かけ離れた、明るさとウイット。車椅子に乗っていて、言葉の発音が聞き取りにくいだけで、中身は「普通の人」よりはるかに魅力的だったりするのです。私も含め、地域の方々の目も大きく変わりました。


 「良いきっかけ」の一助になれたことを、嬉しく思います。
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