中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

行楽

2013-04-29 14:52:56 | 山形弦楽四重奏団
 ゴールデンウィークですね。天気が良くて、花が咲いていて、遠くには雪がかかった山が見えて…さあ、どこに行きましょうか。

 私たちが向かう先は…もちろん酒田の名所「ジョンダーノ・ホール」。


 さあ、いよいよあと10分で山形Qの「第7回庄内定期」開演です。お客さん達もハイキングに行かずに、静かに開演を待ってます。良い演奏会になるように頑張ります。
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秘湯

2013-04-28 09:49:24 | 山形
 山形に暮らすようになってもうすぐ、まる15年になります。県内の小中学校なら地図を見ずとも、たいていはたどりつけます。眠くてぼんやりしていても、ふと気づくとスケジュール表に書いてある学校の体育館に着いている。・・・ある意味怖いですね。


 しかし昨日一昨日と、「はじめての町」を訪れました。山形の有名な湯治場である「肘折温泉」の街です。去年から始まった「山響温泉コンサート」のためです。

 これは温泉と地元の名物料理で、演奏の前後に楽団員をもてなしてくれるという企画ではもちろんなく、温泉客へのおもてなしの一つとして、山響のコンサートをプレゼントするという、山形県が主催する豪華なPRイベントです。すでに上山温泉と赤湯温泉で開催されました。

 肘折温泉は県内でも秘湯中の秘湯。なにせ冬は5メートルの積雪がある地域ですから、そう簡単には近寄れません。ということで、「秘湯マニア」でない私は足を踏み入れたことがありませんでした。

 山形市の桜は今が満開ですが、肘折温泉の桜は・・・まだまだそれどころじゃない。山形市の真冬以上の雪が残っています。そういえば、途中の険しい山道は、青森の八甲田山近くの道に似ていました。豪雪地帯に共通するものがあるのでしょう。確か八甲田山近くにも有名な秘湯がありましたね。

 
 残念ながら今回は、「おもてなし」をする側なので、秘湯には入らず、銘酒にも出会わずに帰ってきました。険しい山に囲まれた集落は、まさに「湯治場」の雰囲気。中心を川が流れていて、そこかしこから湯気が立って空気がしっとりしているのは、本格的な温泉街ならどこも共通ですが、浮ついた飲食店や遊技場の類は一切なし。本気で籠もる場所なんですね。

 いずれゆっくり、そう、最低一週間ぐらいは逗留してみたい・・・と車窓から振り返り振り返りしながら、温泉街を後にしました。


 さて、いよいよ明日は山形Qの庄内定期。保養は、まだおあずけです。
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GoGo

2013-04-27 10:20:33 | 危機管理
 娘の小学校と息子の中学校は、隣あって並んでいるので、一緒に朝7時に家を出ていくようになりました。

 今までは教育テレビばかり見ていた娘も、朝食の食卓ではニュース番組を一緒に見ています。


「ねえ、この人わるいことしたの?」
「いや・・・してるのかも知れないけど、日本のエラい人だからテレビに映ってるだけだよ。」

 そういえば昔は息子も、こういう事をいちいち訊いてきたものです。最近では、
「94歳で死んだんなら、おばあちゃんより全然長生きじゃん。この人ラッキーだね。」
「・・・そういうことになるな。」


娘「ねえ、ゴーゴーさまって?」
私「新しい芸能人のことは、ちょっとわからな・・・ちがうちがう。あれは皇后様。」
息子「ああいう人ってすごいよね。ちょっと首が痛いだけでニュースになるんだから。」
・・・そういう皮肉っぽいことを言うようになったか。


 平日の朝のにぎやかな風景でした。
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花より定期

2013-04-25 06:13:11 | 山形弦楽四重奏団
 昨日は山響のリハーサルの後、山形Qの練習。4月29日の「第7回庄内定期演奏会」の準備です。練習日誌は「山形弦楽四重奏団のブログ」に書きますが、今月はこれで演奏会が3本目。有り難いことですが、4月にしてはハードなスケジュールになっております。


 おりしも今、山形市の桜は満開。近所の薬師寺でも「花見まつり」が始まりました。例年通り、魅惑の居酒屋が境内に出現しています。その吸引力はブラックホールをはるかにしのぐので、こういう忙しい時には付近を通行しないように心がけています。来月までおあずけですね。それまで酒が、ではなくて花が残っていますように。

 そういえば、スギ花粉はだいぶ終わりに近づいています。こちらは早く完全に無くなってほしい。・・・人間とは勝手な生き物です。


 さあ、一息つける5月の連休めざして頑張りましょう。
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南部美人(純米吟醸)

2013-04-24 09:43:35 | お酒の話(県外)
 演奏会も無事に終わったところで、一杯。

 山形Q定期に、岩手から聴きに来て下さった方から、お土産を頂きました。もちろん地酒です。


 岩手といえば冷麺・・・も美味しいということがわかりましたが、古くからの名物といえば、やはり南部杜氏が醸す地酒でしょう。そのなかでも有名なのが「あさ開」と、この「南部美人」です。


 そういえば、先日の盛岡でのNHK歌謡ショーの公開収録の時に、演歌の大御所たちに混じって、民謡歌手のチャンピオンが出てきて「南部牛追い唄」を歌いました。「ご当地もの」ということでしょう。

 「南部牛追い唄」の弦楽四重奏バージョンは山形Qでもよく演奏する「持ちネタ」ですが、本物をしかも生で聴くのはもちろん初めて。ひそかに楽しみにしていました。

 民謡のなかでも、もともとこの曲はリズミックではありません。もの寂しくて、叙情的な曲です。それが本物を聴くと、はっきりと伝わってきて、まるで江戸時代の岩手の山道を歩いているような気分になりました。夕暮れ時の山間。牛を連れて重い荷物を運んでゆく人足の声が、どこからかこだまして聞こえます。・・・ああ、今日もよくはたらいた。

 昔の岩手の人が生きて動いているようなリアルさを感じさせつつ、でも、きれいなんです。「土くささ」みたいなものがない。民俗音楽的な「乱暴なノリ」みたいなものがなくて、透明感がある。・・・こんなに良い曲だったんだ、と思いました。

 また、その民謡歌手が、若くてすっきりした人で、紋付き袴でなかったら、普通にポップスでも歌い出しそうな外見なのにも驚きました。「日本むかしばなし」に登場しそうなおじいさんが出てきて、いきなり甲高い声を張り上げるものだとばかり思っていたので。これからは民謡のイメージも変わるかも知れませんね。(ちなみに放送は4月30日だそうです)


 さて、ずいぶんと話がそれましたが、この「南部美人」の純米吟醸は、その時の印象によく似てます。「南部もの」は、もっと重くて土くさいようなイメージがあったのですが、見事に裏切られました。実にすっきりした美しい酒です。そして芳醇な余韻が残る。その中にうっすらと、山形のものとも新潟のものとも違う、柔らかい香りがあるのです。

 岩手の美しさを堪能しました。
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山形弦楽四重奏団第47回定期演奏会終了

2013-04-22 09:15:06 | 山形弦楽四重奏団
 山形弦楽四重奏団第47回定期演奏会が、無事に終了しました。季節はずれの寒さの中、来て下さったたくさんのお客様に感謝します。

 特に、作曲者の壷井氏をはじめ、酒田はもちろん東京や岩手など遠方から来てくれた方々、ありがとうございました。

 終演後に「壷井さんの曲が良かったです」と声をかけてくれた方もいました。これは嬉しかったというか、ホッとしましたね。なにぶん、アンサンブルが難しい曲なので、本番はそれなりにいろいろあって、壷井氏には心の中で「ゲネプロ通りにいかなくてごめんなさいっ」と思ったりしていたのです。しかし、聴いた人が「良い曲だった」と思ってくれたのなら、責任は果たせたかなと。

 
 さて、次回「第48回」は7月です。メインは昔に取り上げたこともある、メンデルスゾーンの「第1番」。以前よりも充実した演奏ができると思います。そして邦人は、清瀬保二の作品。シリーズのハイドンは作品55。

 ちなみに、次回の「担当者」は私です。練習日誌は今回から新しくできた「山形弦楽四重奏団のブログ」に書くことになりましたので、そちらをご覧頂きたいと思います。

 さあ、今年度も張り切って行きます。まずは今月29日の「庄内定期」。メインはベートーヴェンの「15番」。こちらも良い演奏会になるように頑張ります。
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花曇り

2013-04-20 14:13:24 | 山形弦楽四重奏団
 いつまでも冷麺をすすっている場合ではありません。次は、「わんこそば」を食べないと…ではなくて、山形に帰るなり今日はいよいよ、山形弦楽四重奏団の第47回定期演奏会です。

 ただ今、会場設営が終わりました。持ち上げる「組ステージの重さがそのまま、「この道一筋、47回目」の重みでしょう。…単なる「加齢」のためだけでないと思いたい。


 さて、相変わらず天気は今ひとつですが、文翔館の桜は、まさに見頃を迎えています。こちらも、桜に負けないおもてなしができるよう頑張ります。
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盛岡の味覚

2013-04-19 10:28:56 | 旅の空
 レーズンの入っていないドライカレー、パイナップルのない酢豚・・・どう思いますか?

 まるで「クリープを入れないコーヒー」のようで、私は・・・・・・大賛成です。別にそれが入ってなくてもちっとも困らないどころか、むしろ落ち着く。希望者には「別添え」で出してあげれば良いと思うのです。

 そして、もう一つ忘れてはいけないのが、冷麺のスイカ。どうしても器の中、キムチが溶けたスープに潜らせないといけないものなんでしょうか?

 それがどうにも納得がいかず、今までの人生において、ほとんど冷麺というものを食べずに来ました。


 さて、昨日から山響で、盛岡に来ています。盛岡と言えば冷麺・・・とは私は別に感じないのですが、たまたま食事時に適当な店を探しているときに、噂に名高い「ぴょんぴょん舎」の前を通りかかったので、後学のために入店してみました。

 昼だからでもありますが、焼肉店なのに肉を焼いている人はなし。みなさん、やはり冷麺を食べています。本当に名物なんですね。郷にいれば郷に従え・・・しかし弱気に「中辛でおねがいします」。


 さて、出てきたのを見ると・・・スイカが無い!感動!さすが本場の名店。素晴らしい。(もちろん後でわかりましたが、単純に季節の問題で、今はスイカの代わりにナシが入ってました。大根かと思って油断した。)

 もちろん冷麺の味は本当に素晴らしい。こんなに麺のコシが強いものなんですね。スープも辛すぎず酸っぱすぎず、きちんとしたダシの味があります。こんなに美味しいものだとは知らなかった。(個人的には、器と箸が金属でないのも嬉しかった。あれも苦手なんです・・・ごちゃごちゃとすみませんね)

 そして頼めば「辛み」も、別添えで出してくれる。ほら・・・やっぱり、そうあるべきでしょう。好みは人ぞれぞれだから。今後は全国的に、料理の中のフルーツも「別添え」が主流になることを望みます。


 盛岡の冷麺、気に入りました。来たときにはまた寄ろうと思います。さて帰るか・・・ではなくて、今夜が本番。歌謡ショーの伴奏ですが、頑張ります。
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献立あれこれ

2013-04-17 13:10:45 | 危機管理
 ようやく家の周りの桜も、少しずつ開き始めてきました。


 さて、娘も小学校へ上がって二週間目。今週は月曜から早くも「フルタイム」です。家を出たら帰ってくるのは、約9時間後。・・・子供って大変ですね。そこらの大人よりも。

 ということで、もう「給食」が始まっています。

「初めての給食、どうだった?ちゃんと食べられた?」
「うん。」
「何がおいしかった?」
「わかめごはん。」

・・・初日がいきなり「わかめごはん」とはシブい。最初だからといって、カレーとかスパゲッティーとか、子供に取り入ろうとしたものを出さないのがいい。おかずは「けんちんじる」だと。まさに「和の心」・・・素晴らしい。


 考えてみると、昔の給食はパンばかりで、本当にイヤだった・・・。毎日毎日、棒みたいなパンとマーガリン。それでもレーズンが最悪に苦手な私にとっては、「ぶどうパン」よりはマシでした。本当にあれはトラウマになりましたね。

 なので、「給食で一番おいしかったものは?」と訊かれたら、迷わずに「ごはん」と答えるでしょう。つまらないただの「まぜごはん」みたいなやつでも、おかわりの争奪は激しかった。米飯が出ることは、一年に2~3回しかありませんでしたし。


 今は米飯がほとんどで、実にうらやましい。しかも山形の米!・・・やはり、日本のよい子を育てるのに大切なのは教育指導要領よりも、「おいしいご飯」だと思います。

 良かったね。明日は何かな?献立表によると・・・なんだ、ラーメンか。
「ええっ、ラーメンなのっ?やったあ!」

・・・まあ、どんなものでも続くとイヤになるから、バリエーションは大切ですね。
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ごあんない

2013-04-15 22:36:22 | 山形弦楽四重奏団
 いよいよ山形Qの第47回定期が今週末です。ほんの少し、宣伝しておきます。

 ハイドン・壷井・ブラームス。お楽しみに。・・・以上。


 もう少しまじめに宣伝しておきましょう。

 ハイドンの作品17ー6。「作品17」は初期の部類です。つまり、まだ第1ヴァイオリンの比重ばかりが高くて、個人的にはやりにくい曲集です。そして楽譜には指示が少なくて不親切。シンプルすぎるのです。

 以前はこういう曲は本当に苦労しました。「素材の味を引き出せないからマヨネーズかけちゃう」みたいなことをして、残念な結果に終わったこともしばしば。しかし今回はそれほどストレスを感じません。四重奏団として少しは、「やりかた」がわかってきたということでしょうか。実は、なかなか味わい深い曲です。

 そして壷井氏の「第3番」。いまだ苦労中。今までの「第1番」や「第2番」と比べるとやや現代的で、数えにくく、事故多発注意。この「緊張感」が、音楽的によい影響を生むことを期待しつつ・・・。曲は「クール」な逸品です。

 メインはブラームス「第2番」。ブラームスの四重奏曲は、実は初チャレンジです。「暗い」「長い」「とっつきにくい」イメージがなくもない、ブラームスの四重奏曲の中では、もっともメロディックで美しいのがこの「2番」です。

 もちろん複雑で、弾くのが難しいのは仕方のないところですが、やはりよくできてる。苦労にも「充実感」が伴います。じっくり味わって、「しっかりと脂がのった」音楽にしたいところです。


 ・・・などと言いながらも、もはや練習は明日の1回を残すのみ。限られた時間ですが、4月20日がちょうど「食べごろ」になるように、しっかりと熟成させておきたいと思います。
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網と糸

2013-04-12 09:21:43 | 山形交響楽団
 「ガット張り替えた。」

 ・・・この間、家に帰るといきなり息子に言われました。思わず動揺して、
「なんでそんなこと勝手に!」
「だって、みんなやってるよ。」
「だからって、自分もすることはないだろ。」
「自分のお金でやったんだから、いいでしょ。高くないし。」
「そういう問題じゃない!」
「でも前よりうまくドライブがかかるようになったよ。」

・・・ああ、なんだ。テニスのラケットの話ね。そりゃそうだ。いきなり古楽に目覚めるわけない。お父さん、時節がら取り乱してしまいました。

 「ラケットの網」といってくれればわかりやすいのに。「ガット」と言われると、弦楽器の弦しか思い浮かばない。しかし「網」というのも、素人さんが弦のことを「糸」と言うのと同じことなんでしょうね。


 さて、山響は今日から三日間、鈴木秀美氏の指揮による定期演奏会です。ご存じ古楽の第一人者ですが、今年度から首席客演指揮者。もちろん山響は古楽オーケストラではありませんが、主義とかスタイルとかどっちが正統とか、そういうものを超えた、よい刺激を吸収して演奏したいと思います。
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癒しの湯

2013-04-11 11:25:43 | 山形
 どうも疲れが抜けないので、今朝は久しぶりに温泉へ。そういえば4月になってから一度も行ってない。これでは肩や腰が重くなるはずです。しかもここ数日は、演奏以外にも、山響の組合の関係などで忙しさとストレスが多かったからな・・・。

 ああ・・・それにしてもこの温泉は素晴らしい。生き返った気分・・・。


 良い気分でお湯につかった後に汗がひくまで脱衣所で休んでいると、同じく湯上がりのおじさん達が話していました。

「腰痛ですか?」
「そう・・・セキチューカンキョーサクショーだと。手術してようやく歩けるようになったんだけども、痛みがひどくて・・・。」
「大変だな~。私は圧迫骨折で。去年の暮れに事故に遭って、内臓破裂の他に圧迫骨折が二カ所。よく生きてたな~って言われたけど、退院してからも毎朝痛くて痛くて・・・。でもここのお湯に入ると楽なんだ~。」
「んだな~。」

 ・・・おおお。世の中にはひどい苦労をしている人たちが、なんとたくさんいることか!それに比べて私は・・・。この人たちより年齢も下で、こんな、苦労とも言えないようなことで疲れた疲れたなどと・・・。この程度では、霊験あらたかなこの名湯に浸かる資格などない。


 妙に申し訳ない気がして、そそくさと服を身につけ洗面台の前で、髪をとかしていました。

 すると後から来た御仁が、
「髪多くていいね~。俺なんかクシ要らねえから・・・。」

 鏡ごしに目が合った薄毛のその御仁は、なんと、先ほどの内臓破裂氏。これには返す言葉も見あたらない。
「いえ、そんな、どうも・・・すみません。」


 「まだまだ苦労が足りない」という、髪の・・・いや神の啓示なのでしょうか?新年度も始まったばかり。さあ、弱音を吐かずに頑張ることにします。
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八海山「純米吟醸」

2013-04-09 22:48:14 | お酒の話(県外)
「次、何にします?もう一杯生ビールいきますか?」
「いや、日本酒にしようかな・・・」
「はい、メニュー。どれにします?」  

 ・・・と後輩から渡された日本酒のリストを見ても、さっぱりわからないので、「そういえばこの前、誰かが頼んでたのがちょっとカッコ良かったな・・・」という理由だけで、

「やっぱり八海山かな。」

などと、通ぶって答えていた若かりしあの頃を思い出しますね。学生時代に行くような安居酒屋では、確かに「八海山」が手頃な値段で一番飲みやすかった気がします。それ以来、「お気に入りの銘柄」になりました。他の酒をろくに知ってるわけでもないのに。


 それからしばらく経って、友人宅で「ウチにもらいものの八海山があるよ」と出されたのが、この「純米吟醸」。何も知らずに飲んでびっくり。「こんなに旨い酒、知らない・・・」ひとつの銘柄でもいろんなグレードがあって、味がずいぶん違うものなのだという事を、初めて知った瞬間でした。・・・まあ、大学生なんてそんなもんです。今思うと、そんな大学生に、この「純吟」はもったいない。


 ということで、あれから何十年の時を経て先日、その友人が送ってくれました。覚えていてくれたんですね・・・私が旨い旨いとガブ飲みしたことを。

 久しぶりにじっくり味わってみると、ずいぶん印象が違うものです。私が老化しただけではありません。あの頃はやっぱり何もわかってなかった。ただの「めったやたらと美味しい水」だと思っていたのが、このラベルのように、実にキリッとして硬派な酒なのだということがわかりました。「楷書体」のようなイメージ。あいまいなところがない、筋の通った酒です。


 昔を懐かしみつつ、「大人の酒」を堪能しました。
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ふるさと公演

2013-04-08 09:42:05 | 山形弦楽四重奏団
 昨日、山形弦楽四重奏団による、白鷹町「あゆ~む」での演奏会が無事に終了しました。「どんな天変地異が来ても驚きませんよ」ぐらいの心構えが効いたのか、天気の荒れは大したこともなく、普通の小雨程度。たくさんのお客様に来ていただくことができて一安心。

 「あゆ~む」ホールの響きと弦楽四重奏の相性は、想像していたよりはるかに良くて、本当にすばらしい。県内では最高かも知れません。楽な方にはすぐに慣れるものです。初めてでしたが、リハーサルから気持ちよく演奏できました。

 そしてコンサートは、紺野陽吉の「ふるさと公演」に向けた関係者各位の熱い思いが実を結んだものになりました。出征する直前に未完成のままの楽譜を預けて行ったという「弦楽三重奏曲」や、山形初演となる「弦楽二重奏曲」が、こうして故郷の白鷹町で生きて甦るという感動的な機会に携わることができたことを嬉しく思います。

 
 この貴重な楽譜を発見し、昨日も東京から駆けつけて下さった研究家の小宮さんはじめ、このコンサートを実現するために尽力したたくさんの方々に感謝します。


 さて山形Qは、休む間もなく今日はこれから20日の定期演奏会に向けた練習です。こちらも良いコンサートになるよう頑張ります。
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いざ白鷹へ

2013-04-06 11:40:54 | 山形弦楽四重奏団
 さて、いよいよ明日は山形弦楽四重奏団による、白鷹町でのコンサートです。前回の定期演奏会で取り上げた、白鷹町出身の作曲家、紺野陽吉の作品をその生地でお披露目できる貴重な機会です。


 若くして戦死してしまったということで、「忘れられた作曲家」になっていた紺野陽吉の音楽は、故郷の人たちにどのように聞こえるでしょうか。

 ・・・という重大な責任を担っているので、私たちも頑張らなくてはいけません。


 以前も書いたように、彼の作品に弦楽四重奏曲はありません。明日は二重奏曲(ヴァイオリンとチェロ)・そして三重奏曲(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ)の二曲を中心に演奏します。そのほかは、東北民謡曲集とモーツァルトの「狩」です。

 新しくて響きの良い「あゆ~む」で演奏できることも、私たちにとっては楽しみです。


 しかし・・・またしても恒例の悪天候が・・・。こればかりは仕方ないですね。前回の定期では大雪の中、白鷹町から多くの方々が駆けつけて下さったので、これは恩返しのチャンス。今度は私たちが嵐の中、演奏しに行きます。

 そして・・・どうやら私の体内に寄生虫はいなかったらしい。花粉症のつらさがピークに達しております。やはり遅れて来ただけだったのか?それとも最近の飲み過ぎで、寄生虫が死んでしまったのか?・・・かわいそうにね。


 ということで、良い演奏会になるように頑張ります。
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