中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

ホームグラウンド

2020-06-28 22:55:00 | 山形弦楽四重奏団
 さて、昨日も山形Qのリハーサル。久しぶりのコミュニティセンターでした。

 四季を通じ、一年中通い続けてもう20年弱の会場。コロナの騒ぎで使えなくなっていたものが、ようやく緩和されました。…ここに来るのが、こんなに久しぶりなことは初めてです。

 長机と椅子が並んでいるだけの「研修室」ですが、やはりここでの響きが「山形Qの音」だという感じがする。文字通り、苦楽を共にしてきた場所ですから。パイプ椅子の座面にも、私たちの血と汗と涙がたっぷりと染み込んでいます。

…比喩ですよ。どうぞ他の皆さんも気味悪がらずにご使用くださいね。


 ということで、少しずつではありますが、以前の日常が戻りつつあるのは、本当に喜ばしいことです。もちろん、ディスタンスはきちんと確保しつつですが。

 この流れで、7/19の定期が無事に開催できることを祈るばかりです。
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さくらんぼ王国

2020-06-26 21:49:00 | 山形
 毎年この時期になると、山形に住んでいる実感が強まります。…もちろん「さくらんぼ」ですね。

 県外の親戚や友人などには、やはり『季節のご挨拶』として欠かせない。しかし、いくら山形が名産地だとしても、私が作っているわけでもないし、道端に自生しているのを取り放題なわけでもないので、何十件にもなればなかなかの出費です。

 それでも、山形が誇る「さくらんぼ」ですから、手を抜くわけにもいきません。そこそこのものを送りたい。


 しかし一方で、自分の家のために買うことは、まずありません。この時期になると買わなくても誰もがくれるのです。

 売り物にならないやつだから…と。傷があるわけでもない。ただ双子だったりそれ以上に連なっているだけ。素人からすると、むしろ貴重なのではと思うものを、惜しげもなく。味は高級品ともちろん変わりません。

 名産地ならではですね。

 さくらんぼの製品としての栽培は、それほど難しいということなのかもしれません。


…日本酒もそういうことがあればいいのに。
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エール

2020-06-25 22:19:00 | 映画・ドラマ
 最近、朝ドラの「エール」を見てます。理由はもちろん、東北を代表する作曲家、古関裕而をモデルにした話だから…

…ではなく、娘が窪田正孝のファンだから観たいというので。

 ……。


 朝ドラも最近は、新人の発掘をやめたんですね。

 昔は斉藤由貴とか山口智子とか、新人ヒロインの活躍を見るのが、朝ドラの醍醐味でもありました。


 中学の夏休みに、友達のお父さんの会社の社員寮が出入り自由だということで、千葉の田舎町に泊まりに行きました。夜中までトランプをして、それからカブトムシを探しに行ったり。楽しい思い出です。

 しかし驚いたのは、4人の仲間のうち2人が、朝の8時15分にむっくりと起きてテレビをつけたことです。「みおつくし…」とつぶやきながら。

 沢口靖子です。

 今の「科捜研」はともかく、私たちの世代にはファンは多いはず。その萌芽が、その時期にあったわけですね。


 さて「エール」。窪田正孝も二階堂ふみも、今をときめく名優です。その安心感はもちろん素晴らしいが、物語の主人公が成長してゆく姿と新人ヒロインが上達してゆくのがシンクロする様子を見守るの楽しみはなくなりました。


 ところで、朝ドラや大河には、村おこしを含めた観光誘致の狙いもあるわけですが、今年に当たってしまったのは不運としか言いようがない。

 古関裕而の福島にも、明智光秀の岐阜にも良い風は吹きますように。
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第2弾

2020-06-22 22:39:00 | 山形交響楽団
 昨日は山響の無観客ライブ配信コンサートの第2弾。山形の新県民ホールからの配信でした。響きの良い新ホール、本来ならたくさんのお客さんに入ってもらって、音と雰囲気を味わってもらいたいところですが、まずはこうして、県外から指揮者などを招いてコンサートをできるようになっただけでも感謝しなければなりません。

 今回もたくさんのご視聴、ありがとうございました。先週と違い、フルオーケストラでの演奏ですが、弦楽器も譜面台は一人につきひとつで、きちんと距離は取っているのがご覧いただけたはずです。

 曲目はベートーヴェン・イヤーにちなんで、『田園』と『ピアノ協奏曲1番』を阪哲朗氏の指揮で。さらに創立名誉指揮者の村川千秋氏による自身編曲の『最上川舟歌』でした。


 いかがだったでしょうか。

 ライブ配信も、もう3回目なので少し慣れてきてはいます。それは配信会社もそうで、いろいろと改善されたところが見えたのではと思います。ただ、いつまでも慣れないのは曲が終わっても誰一人いない静寂の客席に向かって頭を下げることですね。こればかりは、仕方がない。

 それでも、普段は来られないような、遠くにいる親戚や友人に見てもらえるという意義はあります。今回も終演後にたくさんのメッセージをもらいました。

 個人的には、前回の配信の後で「老けた」「髪が白すぎて変」などのご指摘の大合唱を受けて、直前に髪をもう一度染めたり。…画質が良いのも面倒ですね。


 ライブ配信は今後も企画されているようなので、ぜひまたご視聴ください。

 そして、来月はついにお客さんを入れてのコンサートも再開の予定です。もちろん制限付きではありますが、少しずつ本格的に再始動できそうなのは嬉しい限りです。

 皆さまに、実際にコンサートでお会いできる日を楽しみにしています!
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楯野川「渓流・爽辛」

2020-06-21 01:31:52 | お酒の話し(山形県)
 暑くなってきました。「ビールの旨い季節だ」でもありますが、日本酒の「夏酒」も忘れてはいけません。

 キンキンに冷やした清涼感のある日本酒は、風鈴の音のように心の奥の方までが爽やかになるものです。冷奴に「だし」をかけたものを肴に一口飲めば、体にこもった熱気と一緒に、人の世に生きる「摩擦」の熱までもが涼風に洗われて「それもまた良し」と受け流す気力が湧くというものです。


 そこで「渓流」。言わずと知れた酒田の銘酒「楯野川」の夏酒です。純米大吟醸ながら価格も抑えめ。…こういう「気楽な感じ」も、夏酒に大切なポイントですが、さすがにそれをわかっている。

 ということで、まずはグイッと。

 …これです。このサラッと爽快な軽さ。サッパリとして後に残らない。暑くて喉が渇いた時には、変なフレーバーは本当に余計ですよね。

 中学の部活の時に、人工的なニオイのする粉を溶いたスポーツドリンクを持ってきているヤツがいましたが、ああいうのが好きだという味覚は理解できない。その後の先輩からのシゴキで、やはり吐いてました。

 本当に水分が必要な時にはやはり「うまい水」です。そして空腹なら「うまい米」。それも、塩むすびで。…他に何が必要だと?

 …それに通じるような、いっさいの無駄を削ぎ落とした旨さが「渓流」にはあります。


 暑い夏を前に、「夏の香り」を堪能しました。
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さくらんぼ

2020-06-19 23:26:00 | 山形交響楽団
 今週は山響のライブコンサートの第2弾。日曜日の午後3時開演です。プログラムはベートーヴェンの「田園」をメインに同じくベートーヴェンの「ピアノ協奏曲1番」、そして村川千秋『最上川舟歌」。

 リハーサルは昨日から始まっていますが、東京からなどの移動制限も今日から解除になり、東京在住の首席やソリストも加わりました。


 本来であれば、今日は大阪にいて、明日はシンフォニー・ホールでの「さくらんぼコンサート」のはずでした。楽しみにしてくれていた皆様には申し訳ない限りです。

 私たちも同様です。今ごろは鳥刺しで一杯…いやいや、贅沢はいけません。こうして、無観客であっても演奏会をできるということが今、貴重なことなのですから。


 ということで、いろいろな制限や不自由がある中ではありますが、そのぶん、集中力のある演奏が届けられるはずです。是非ご視聴頂ければと思います。
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感染防止の中で

2020-06-17 23:50:00 | 山形弦楽四重奏団
 まだまだではありますが少しずつ、元の生活に戻りつつある世の中。山形Qも7月の定期に向けて、張り切ってリハーサルを重ねているところです。


 ただ、お客さんを入れての演奏会というものが久しぶりなこともあって、開催にあたっては様々なケアが必要です。

 会場である文翔館ホールの決まりについて、説明を受けました。

 まず、来場者にはすべて氏名と連絡先を記入してもらうこと。…個人情報ですが、管理はきちんとしますのでご理解ください。

 そして、検温。顔を近づけるだけでピーッと音がしてOKか判別するタイプの機械でチェックすることが義務づけられています。…面倒ですがどうかよろしくお願いします。

 最後は手指の消毒。これはアルコール除菌のものを、私たちで用意するように言われております。…最近、どこでもあれをやられるので手が痒くなっています。皆さまもお困りだとは思いますが、ご容赦下さい。

 その上で、座席数を制限してのみ実施が可能だと通達されました。間隔を空けて、定員の半分なので100席超くらいでしょうか。…もともと、山形Qはそのくらいなので問題ないとは思いますが、念のために前売り券をお求めいただければと思います。


 以上、不自由な中でのコンサートではありますが、皆さまの安全にも配慮してということで、ご理解いただきながら、たくさんのお客様に(…定員いっぱいのということですが。表現が面倒ですね)ご来場願っております。

 …ご迷惑をおかけしながらではありますが、それでもとにかく、また皆さまに直接お目にかかることができるのを、本当に嬉しく、楽しみにしております。

 7月19日。どうか、よろしくお願いします!
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光陰矢の如し

2020-06-16 23:16:00 | 映画・ドラマ
 毎週楽しみにしていた大河ドラマの「麒麟が来る」が放送休止になってしまい残念です。

 その代わりに、過去の戦国時代の大河ドラマの名場面を放送するとかで、あまり期待せずに見てみました。「やっぱり独眼竜政宗か」と思いつつ。…しかし!


 ほぼ全話リアルタイムだ見ていたので、よくよく覚えていますが、そんなに昔だったことに打ちのめされました。主演の渡辺謙が若すぎて困る。20代だから当然ですが。

 さらに往年の名優達の懐かしい姿がありましたが、みんな今の私よりも歳下。確かに、今見るとみんな若くて切なくなるほど。岩下志麻ふつうに可愛い…と思う自分も、「そっち寄り」であるということがわかります。

 …あろうことか徳川家康の津川雅彦まで歳下だとは。ということは、豊臣秀吉の勝新太郎も世代的には大差ない。


 なんだかしんみりとしてしまうので、早く通常営業に戻ってほしいものです。
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そして第二弾へ

2020-06-14 23:07:00 | 山形交響楽団
 昨日の山響ライブ配信では、たくさんのご視聴ありがとうございました!温かい言葉をたくさんいただきました。


 ところで、テルサホールでの演奏会の前、私は館内の上の方の静かな場所のベンチで本を読んで過ごしたりするのがルーティンになっています。開演の30分くらい前に「そろそろ着替えるか」と一階に下りて行きますが、昨日はいつもざわついている入口付近は静まって全く人の気配がしない。「時間を間違えて開演に遅れたか!」と、駆け出しそうになって気づきました。

…今日はお客さんはいないんだ。


 ということで、空の客席に向かって演奏するのはやはり、違和感以上の寂しさを感じます。しかしそれでも、こうして演奏できること、この演奏に触れて喜んでくださる方々がいるということは、いつ終わるかわからない長い冬眠を経た今では、何よりの喜びです。


 さて、山響では第二弾として来週の日曜日に、今度はフル・オーケストラでのライブ配信を行います。

 忘れかけていましたが、今年はベートーヴェン・イヤー。そこで、『ピアノ協奏曲1番』と『田園』。ソリストは三輪郁さん、指揮はもちろん阪哲朗氏です。さらに昨日も好評だった村川千秋氏の指揮による「最上川舟歌」も演奏します。

 日曜日の15:00からですが、ぜひご視聴いただければと思います。

 ありがとうございました。
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ライブ配信コンサート

2020-06-13 11:02:00 | 山形交響楽団
 いよいよ今日、午後7時から山響のコンサートのライブ配信です。金管・木管・弦楽器のセクションごとのステージでお楽しみいただきます。どなたでも視聴できますのでぜひ。

 「カーテンコール」というサイトからアクセスして頂きたいと思います。良い演奏会になるよう頑張ります。

 https://curtaincall.media/yamakyo.html
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続きめつ

2020-06-12 22:47:00 | 読書
 いろいろ言いましたが、結局ハマっております漫画「鬼滅の刃」。娘が友達から借りてきてくれるのを、私の方が待ち構え、来た途端に先に読んでしまうという始末。現在刊行されている第20巻まで、あっという間に読了いたしました。

 なるほど人気が出るのもわかります。ストーリーもそろそろ大詰めに近づいているので、敵の「鬼」も幹部クラス。繰り出す技も術もエスカレートして凄いのですが、それだけではない。各々に人間だった頃の悲しい過去があり、やむにやまれず鬼になってしまったというバックボーンが幹部ほど深い。さらにそれがまた、倒されそうになったところで、走馬灯のように語られるわけです。

 しかし、その中にお楽しみキャラを配置することも忘れない。昔のゴレンジャー・シリーズの悪の巣窟にいる幹部にあるような、「不気味でありさえすればいい」という製作者の「やっつけ感」が深い味わいをもたらす系のキャラ。とりあえず、「目が口になってて口が目になってるヤツ。これでいいか!」みたいな。

 鬼滅ファンの皆様ならおわかりでしょう。上弦の伍の「玉壺」。…もう本当に大好きです。耳からも小さな手が生えてるような、めちゃくちゃなバケモノなのに芸術家でマゾヒストでもあるという奥深さ。「アバレンジャー」にも同じような幹部がいましたね。…わかる人が少ない話で申し訳ない。

 
 とにかくこの漫画の成功は、「イイもの」も「ワルもの」もたくさんいて個性的。それぞれが丁寧に描かれていることでしょう。

 目新しいところが無くても、ザコキャラまで丁寧に魅力的に描くことで感動を呼ぶ…創作というものの、大切な核を見た気がします。


 「…だがそれもまたいい。」(玉壺)
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新しい生活様式

2020-06-11 17:46:00 | 山形交響楽団
土曜日のライブ配信に向けてのリハーサルが始まっています。


 最近「新しい生活様式」ということで、ウイルスを根絶できないながら、その前提で日常生活を送るためのルールが提唱されていますね。

 マスクとかソーシャル・ディスタンスなど。

 厳密にこれを守ると、日常が立ちゆかないのが私たちの業界ではあります。しかし、完全休業から一歩でも脱出しなければいけません。

 ということでの無観客ライブなわけですが、リハーサルにも神経を使います。

 
 弦楽器はマスク着用。

 …これもなかなか不自由です。暑いのは仕方ないとしても、特にヴァイオリンなどの、顎に挟む楽器は弾いているとマスクがズレてくる。フィットしていないサイズだと、目かくしになりかねない。

 そしてソーシャル・ディスタンス。

 隣との間隔を空けて散らばる。弦楽器は二人でひとつの楽譜を見て演奏しますが、これでは近いということで、一人ひとつ。オーケストラでは新鮮です。

 身体的には広くて快適ですが、やはり合奏はしづらいですね。全員がページをめくらなければならないというのも、なかなかやっかいです。


 そんな不自由な配信でも、期待して楽しみにしてくれている声を聞くのはありがたく、嬉しいものです。

 この先、お客さんを入れてのコンサートが実現してもそこにもまた、数を制限して座席の間隔を空けるなど、大きな困難があると思います。

 一歩一歩、進んで行くしかありませんね。
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クラウド・ファンディング

2020-06-08 23:11:00 | 山形交響楽団
 山響の6/13のライブ配信のお知らせをしました。「密」を避けて、セクションごとの演奏でのコンサートです。

 そして、フルオーケストラとしては、6/21に次のライブ配信が企画されています。


 これらは今日発表になった、山形市の山響支援のためのクラウド・ファンディングにお応えする意味合いを込めたものです。

 今日の夕方、常任の阪哲朗氏とともに、山形市長による記者会見がありましたが、山形市の主導で、ふるさと納税の仕組みと連携したクラウド・ファンディングをスタートしていただけることになりました。

…これは本当にありがたいことです。

 私たちも地元である山形のために、より一層頑張らなくては、と思いますね。このように、地域の文化としてオーケストラを支えようという気持ちのある山形市に移り住んで良かったと実感します。この企画で具体的にどれだけの金額が集まるかということよりも、行政が文化を積極的に支援してくれていることを形として表してくれたのが、何よりも有り難く嬉しいことです。


 6/21のコンサートの内容は、はっきりしたらまたお伝えしたいと思います。
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麒麟

2020-06-06 23:59:00 | 映画・ドラマ
 最近、楽しみにしているテレビ番組といえば…「麒麟がくる」。大河ドラマですね。

 ご存知、明智光秀を主人公としたドラマです。

 
 ところで、私も48歳。今年の誕生日が来れば49歳です。「人生50年」に、もうそろそろですね。

 炎の中で、もはやこれまでと達観して、舞を踊る…どこでいつ見たのか、いつ聞いたのかわかりませんが、それが「人生50年」のイメージです。

 50年生きたら、あとはいつ死んでも「俺はついてなかった」とは言えない。織田信長もそう思ったはずです。そういう日本人の基本的な「死生観」みたいなものが、明智光秀によって作られたのかなと思います。


 さてドラマですが、本当に面白い。服装も、平安時代と江戸時代の中間で、無駄にカッコいいわけでもなく、実際にそうだったのだろうなと思わせる。日本中どこも田舎で、それぞれに、取ったり取られたりを繰り返している。日本という国の概念もないのですから当然です。

 そのあたりが、リアルに描かれているのが面白いのでしょう。特別な能力があるわけでもない人々が、状況に縛られてやむなく動くのが世の中です。…「麒麟」を待ちわびて。そんな人間の集まりが織りなすのが歴史でしょうから。


 コロナの影響で、しばらく休止になるようですが、こういう名作は、カットすることなくやってほしいと思います。
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コンサート始めます

2020-06-05 22:26:00 | 山形交響楽団
 世の中は自粛解除とは言っても、ホールに少しでもたくさんの人を集めてようやく成り立つ私たちの出番はまだ先です。

 今のところ早くて来月から。結局、3ヶ月以上の休業。…こんなことになるとは。


 しかし、ようやく少しずつ動きはじめます。とりあえず山響は、来週6/13(土)にライブ配信のコンサートが決まりました。

 金管・木管・弦の、各セクションによる三部構成のコンサート。指揮は常任の阪哲朗氏だけでなく、創立名誉指揮者の村川千秋氏も登場の予定です。

 弦楽器の出し物は、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」。他のセクションに関しては、山響のホームページをご確認下さい(…私もよくわかってません)。


 とにかく、配信ではあっても久しぶりの公演。良い演奏になるよう頑張ります。ぜひご視聴いただければと思います。
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