中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

朝のラ・フランス畑

2011-09-30 09:36:11 | 山形
 只今、爽やかな朝の空気の中で、風呂上がりの一服を楽しんでおります。空気が旨いとタバコも旨い。これを言うと、非喫煙者には間違いなく顰蹙をかいますが、事実です。南極の氷でオンザロックを作るのと同じ事なのですが、なかなか理解されない。

 今日はこれから、大江町の小学校にて、山形Qのスクールコンサートなのです。ということで、大江の温泉で目を覚まして、きちんとヒゲを剃って、身を浄めたわけです。

 さすが大江、敷地の脇にはラ・フランス畑が広がっています。秋らしい景色になってきました。あいにくの雨ですが、空気も濡れて、高原のようです。

 さて、そろそろ小学校に向かうことにします。
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勤務先

2011-09-29 09:35:10 | 山形交響楽団
「日中ですからお勤め先にお届けします。どちらですか?」
「無理です。あっちこっちですから。」
「(やや戸惑いながら)・・・ではご自宅にお持ちします。平日ですと何時頃おかえりでしょうか?」
「わかりません。」
「・・・(この人ヘンなのかな?)。」
「こちらから受け取りに行きますからいいですよ。」

 ・・・こういうやりとりをしなければいけない時があります。場所も時間も不規則な仕事ですからね。

 しかし、「勤務先の所在地」というものはあります。山形交響楽協会の事務局です。ちなみに私の自宅から数十メートルの近さ。番地だけ見て「勤務先が近くて便利ですね。」と言われたことがありますが、そこで勤務することはもちろんありません。しかし「いや、そこで仕事してるわけじゃないんですよ」などと言うと、また変な顔をされるので、「ええ・・・まあ。」みたいにやり過ごします。


 日頃はほとんど行く必要がない「勤務先」ですが、組合の委員長としては行かなければならない時が多々あります。昨日もリハーサルの前に、朝から出向いてきました。・・・確かに近いのは便利ではあります。朝は特に。

 労使交渉・・・と言うと聞こえが良いか悪いかわかりませんが、使用者である「協会」と話をするわけです。正直言って、ストレスの多い時間です。外から見ると華々しいようですが、不況に弱すぎる業界ですから、明るい話は少ないのです。「音楽家」とは言っても、立場の弱いブルーカラーに過ぎないことを毎回再確認します。


 しかし、最近は毎日気持ちが良い気候ですね。どよ~んとしても、外へ出ると爽やかな風と陽射しが、胸にたまった澱んだ空気を洗い流してくれます。やっぱり秋が一番好きです。

 ということで、昨日の「勤務地」である文翔館まで、のんびりと歩いて行き・・・たいところでしたが、リハーサル前にもう一つある、次の会議のために早足で向かいました。(…一銭の得にもならない義務が増殖する、「構造的貧乏暇なし」が重症化しております)
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譜下の四人

2011-09-28 10:32:08 | 山形弦楽四重奏団
「 あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川。

 かうやつて言葉すくなに坐ってゐると、うつとりねむるやうな頭の中に、ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡ります。

 この大きな冬のはじめの野山の中に、あなたと手を組んでゐるよろこびを、下を見てゐるあの白い雲にかくすのは止しませう。 」 (高村光太郎 「智恵子抄 樹下の二人」より)

 
 ・・・ここは3拍子だけど4連符、ここの動き出しは2拍目から。

 こうやってスコアを睨みながら座っていると、うっとりとねむるような頭の中に、ただ遠い打ち上げでのビールばかりが美味しそうに浮かんできます。

 この本番2週間前の公民館の研修室の中に、あなた達と4人で譜面と格闘しているあせりを、聴きに来るお客様にさらけ出すのは止しませう・・・


 ということで、昨日ももちろん山形Qの練習。第41回定期の本番が迫ってきています。まだ手をつけ始めたばかりの壺井一歩氏の弦楽四重奏曲に、めどをつけるべく奮闘中です。音源が無い曲は、とにかく回数合わせて、相手のパートの動きを覚えるしかありません。

 しかし、難解と思われたこの曲も、スコアを見つつ練習をしてみると、なかなかよくできていて、実はシンプルなのだということがわかる部分もあります。それに何より、響きが魅力的で、何度も音を出してみるのが苦にならない。予想よりはるかに順調に進んでいます。

 問題はとにかくスケジュールが立て込んでいること。10月9日の本番が終わるまで、もう息をつく間もありません。なんとか乗り切って良い演奏会にして、終演後のビールを美味しく飲むことを目標に頑張ります。
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羽陽男山「酒未来」

2011-09-27 08:58:19 | お酒の話し(山形県)
 昨日の我が家のお献立は、ゴーヤチャンプルー。もともとは苦手でしたが、頂いた、とれたてのものはシャキッとした食感が楽しくて、最近はわりと好きです。

 しかし子供たちはもちろん嫌がります。
「モギさんが育てたゴーヤなんだから、嫌がらずに食べなさい。」
「ええっ!あのチェロのひと?なんでゴーヤなんか育ててんの?」
「・・・それは父さんにもわからない。」


 さすがに新鮮なものは、苦みも爽やかで、食べ慣れると意外に酒とよく合います。まあ、結論はいつも同じ。
「旨いものを食べると、旨い酒が飲みたくなる・・・
旨い酒を飲むと、旨いものが食いたくなる・・・」
昔、そんな感じのコマーシャルがありましたが、無意味なフレーズですね。だってそんなことは当たり前で、法則でも何でもないんですから。

 
 ということで、「旨い酒」をあわせてみます。

 山形市の銘醸、我らが羽陽男山の新しい純米吟醸です。男山は他の蔵に比べると、ラベルやらラインナップが真面目すぎて、古くさいのが難点だなと、前から思っていました。そこが山形らしさで好きな部分でもあるのですが、そういう特別な思い入れがない人にはウケないだろうな・・・でもオレは応援してるからねっ・・・みたいな複雑な感情。

 しかし、ようやく気がついてくれたのか、リニューアルしました。ラベルの光る字体も今風で、新しい注目の酒米をあれこれ使って新商品を出してきた・・・そうそう、意地をはらずに、そういうことも必要だから。

 そこで、「酒未来」を55%精白で使った純米吟醸を。よくぞ酒未来を使いましたな。まさに注目度、話題性、(もちろん質も)ともに「狙い目」でしょう。

 そして味は・・・おお、さすが、やればできる蔵。酒未来の華やかな旨味のある甘さがきちんと出ていながら、キリッと一本、男山らしい芯が通ってる。これなら県外からも広く好まれるでしょう。(失礼、やたらと「上から目線」ですが、男山の会員として長く応援していればこそなのです)


 キラッとした甘みが、ゴーヤの苦みとよく合います。堪能しました。
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バラ祭り

2011-09-25 15:14:34 | 山形弦楽四重奏団
 コンサート会場になった、バラ公園内のログハウスです。もっとびっくりするほど広々としているのに、私の携帯のカメラではそれが全然伝わりませんね。広大な敷地を埋め尽くすバラ、普通ではありえない贅沢な土地の使い方をした中に、ゆったりとたたずむログハウス。ここ村山市の「東沢バラ公園」ならではの光景です。

 さて、久しぶりに文句のつけようがない晴天にめぐまれて、山形Qのバラ公園でのコンサートが無事に終わりました。晴天の3連休ということで、たくさんのお客さんに来ていただきました。プログラムはハイドンの「ひばり」、そして東北民謡を中心としたものでしたが、会場の雰囲気から察するに、まずまず喜んでいただけたのではないかと思っています。


 午後の部にはウチの家族も聴きに来ました・・・というより毎回目当てにしている「バラソフトクリーム」を食べに。そして本番中にたっぷりと睡眠をとった子供たちは終演後、併設されている公園でずっとはしゃぎ回っていました。

 
 そしてその後は家族で寒河江の温泉に寄って、その近くのイタリアンのお店で食事をして帰りました。これはバラ公園で演奏した帰りの「お気に入りコース」です。

     

 ということで今年の私の誕生日も、めでたく過ぎていきました。
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バラ色の

2011-09-23 09:43:11 | 雑記
 そしてまた誕生日を迎えてしまいました。十の位が変わって、次のステージへ。まあ、業界用語(?)でいうところの「エフじゅう」。

 まさに人生の盛夏、脂ののった円熟期・・・などと、やや開き直りつつ、自分を盛り上げて行かなくては。実際は「40代」という数字に何の感慨もありませんが、「漫然と過ごしているとそろそろヤバい」という焦りはあります。小学生の頃の夏休みで言えば、終戦記念日のあたりみたいな。「これからは、ダラダラ過ごすにしても、じっくり味わって、しっかりダラダラしなくては」というような、わけのわからない焦り。


 さて、去年は途切れてしまいましたが、例年は私の誕生日は山形Qで、村山の東沢バラ公園の「秋のバラ祭り」で演奏するのが恒例になっていました。


 「バラにかこまれた誕生日」・・・まあそう気持ち悪がらずに。似合わないのは承知の上ですから。しかも乙女座です。

 ちなみに塾講師時代は、ある校舎での私のあだ名は「バラ夫」。そこは自分専用のスリッパが必要な教室だったのですが、それを知らなかった私は始業前に急いで近所のスーパーへ買いに行きました。そこに唯一置いてあったのが、黒地にバラ柄。そのあまりの似合わなさに、中学生のクラスで女子につけられたあだ名だったのでした。「バラ夫ムカつく~」・・・よく言われたものです。


 そんなつまらない「縁」はともかく、嬉しいことに、今年はまたバラ公園で演奏できることになりました。一日ずれて明日24日。午前10時30分と午後1時30分からの二回公演です。天気が良さそうなので、広々したバラ公園は気持ち良いこと間違いなし。是非おいで下さい。


 ということで、今日はこれから山形Qの練習。特に変わりばえのしない一日を、漫然とでなく、しっかりと過ごすことにします。
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別荘

2011-09-22 09:14:30 | 旅の空
 昨晩の台風はすごかった。ここ西那須野駅前も凄まじい暴風雨でした。もともと通り過ぎる新幹線の音が大きく聞こえてしまう位置なのですが、昨日は何百輛もあるようなのがずっと近くを暴走し続けているような風音がしていました。こういうときはフラフラと出歩かないで、じっとしているに限ります。ということで、前日と同じ焼鳥屋のカウンターでじっとしておりました。


 さて、一夜あけて目を覚ますと、雨の音の代わりに鳥の声が聞こえていました。嵐が過ぎた後の爽やかな陽射しは開放感がありますね。昨日も一昨日も、結局ほとんど出歩かなかったので、朝食前に周辺を散策することに。


 ところで、「那須」といえばやばり「別荘」でしょう。昔からたくさんの偉い人に愛されているようですね。避暑地としてなのでしょうか。温泉があるからでしょうか。いずれにしても、東北の良いところをとってマイルドにしたような自然環境が良いのかも知れません。

     

 きれいなモミジ並木の参道があったので行ってみると、つきあたりは「大山元帥墓所」。近現代日本史が苦手な私はよく知りませんが、維新から明治のあたりの偉い軍人ですよね。そういうことは一般常識とみなされているためか、立て札の解説には書いてない。ただ、那須をこよなく愛し、故郷の薩摩ではなく、別荘を持っていたこの地に葬られた、ということでした。この高原のような、柔らかく湿った空気が好きだったんでしょうか。


 さてと、ようやく今夜は演奏会本番です。台風が過ぎて良かった。爽やかな秋に、別荘を訪れているような気持ちでいきたいと思います。
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那須にて

2011-09-21 08:20:34 | 旅の空
 片雲の風にさそわれて、漂白の思いやまず・・・というわけではもちろんないのですが、また那須へやってきました。台風が近づいているこの天気の悪い中、しかも先週も来たばっかり・・・ではありますが、それはそれ。せっかくの旅行ですから楽しく。

 那須とはいっても、この間行った塩原の温泉地や高原の方ではなくて、大田原の町に来ています。ここのハーモニーホールで明日、山響の演奏会があるので、リハーサルを含めて3日間滞在します。昨日から来ましたが、近代的な素晴らしいホールです。音響も良いし、ステージも広い。・・・山形駅前あたりにも欲しくなりました。


 さてさて、栃木県大田原といえば、銘酒「天鷹(てんたか)」です。もともと知っていましたが、先週あらためてその旨さを確認しました。澄みわたって、まっすぐな味の酒です。純米吟醸の「心」は特に素晴らしい。これだけで「大田原」にすっかり親しみを持ってしまいました。

 ということで昨晩も、西那須野駅前の、赤提灯が燦然と輝く焼鳥屋で、じっくりと堪能しました。


 それにしても知らない街で、ふらっと入って座る飲み屋のカウンターはどうしてこんなに落ち着くのでしょう。しかも良い店にあたって、旨い酒が置いてあったりすると、もう・・・これが旅の醍醐味ですな。

「故人も多く旅に死せるあり・・・」
・・・飲み過ぎないように気をつけます。
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山形Q第四回庄内定期終了

2011-09-19 10:39:55 | 山形弦楽四重奏団
 やっと涼しくなりましたね。今朝は昨日までの暑さが嘘のような秋らしい空気で、ホッとしました。家のベランダに出て気持ちよく一服しながら、昨日をふりかえる。

 
 山形弦楽四重奏団の第四回庄内定期演奏会が無事、終了しました。もはやすっかり親しみを感じている「ジョンダーノ・ホール」に、昨日もたくさんのお客様が来てくださり、感謝しています。そして、プログラムにも「新生山形Q庄内初見参」と銘打って盛り上げてくださった、主催の黒木夫妻には本当にお世話になりっぱなしで、感謝に堪えません。

 曲目は、尾崎宗吉「小弦楽四重奏曲」、ベートーヴェン「セリオーソ」、ドヴァルザーク「アメリカ」という「しっかりめ」のプログラムでしたが、いかがだったでしょうか?とにかく会場の温かい雰囲気にささえられて無事に終わることができました。やはり響きの良い、弾いて気持ちの良いホールです。

 「庄内定期」では「ベートーヴェン全曲シリーズ」が進んでいます。これで4曲が終わりましたが(2・3・4・11番)、大変なのはまだまだこれから。来てくださるお客様方に、楽しみにしてもらえるように、四重奏団としてさらに力をつけていきたいと思っています。

 
 さて、山形Qにとっては、演奏会続きの充実した二日間でした。昨日の終演後に催していただいた打ち上げでの美酒(三十六人衆の純米大吟醸)が、ひときわ旨く感じられました。山田錦を50%まで磨いて・・・そういう話はもういいですね。

 お世話になったすべての方々に感謝しつつ、また明日から旅に出ます。
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「巨木の森コンサート」終了

2011-09-18 08:28:26 | 山形弦楽四重奏団
 終演後にステージの上から見た客席の様子です。森の中で材木を持った人たちが作業しているようにしか見えませんが・・・事実そのとおりです。ここの「森の中のステージ」は「ステージ近くに木がたくさん生えている」というような生易しいものではなくて、登山者しか来ない本当の森に、その日だけステージと客席を「下界から運びあげて」つくるものなんです。

 コンサート実行委員会や真室川町、舞台設備音響スタッフの方々の苦労と情熱は大変なものです。しかし、「そこまでやってこそ」のものがあるのですね。だから「このコンサートにしかないもの」のために、たくさんのお客さん(それも毎年楽しみにしているリピーター)が集まってくるのです。


 ということで、昨日はなんとか無事に、山形弦楽四重奏団での「巨木の森コンサート」を終えることができました。会場まで足を踏み入れたのはもちろん昨日が初めてでしたが、何もかもが想像をはるかに越えていました。
「ええっ、本当にここを車で上っていくの?」
「本当にこの先にコンサートをできるような場所があるのか?」
「本番用の黒靴でこんなに登山したの初めてなんですけど(これは自分のせいです)」
「中島さんアゴに2匹、蚊がとまってますよ!(振り払おうとした手にも点々と何匹かいました)」

 そして、ブナの林の中に、本当に会場はありました。というか作られつつありました。テントやトイレ、照明や音響設備を、よくぞここまで運んでいらっしゃった。

 いよいよ森の中のステージで音を出してみます。すると・・・新しい体験には新しい発見があるものです。

 まずは「森には自然の反響がある」ということ。なんとなく「ひびきわたる」感じがするのです。木にはねかえるからなんでしょうか。心地の良いものですね。

 そして、「山の大きな蚊(茶色いやつ)は、刺されてもほとんどかゆくない」ということ。かなりやられたはずなのに、腫れないし気にしなければそれで済むほどの痒みしかない。やっぱり都会に住んでるやつの方がタチが悪いんです。


 しかしコンサートが始まる頃には、残念ながら雨。どうしてこういうときの天気予報は精度が高いんでしょう。ステージの上にテントの屋根を張ってもらいました。しかし、もちろん客席には無理。いったいどうなるのか・・・これではコンサートなど無理なんじゃないか・・・と思いながら控えテントから客席を覗くと、たくさんのお客さんが雨合羽を着て傘を差しながら開演を待っていました。

 ・・・これは蚊取り線香の近くでうずくまっている場合ではありません。なんとか良い演奏会にしないと。

 弾き始めた直後は、雨音と極度の湿度にとまどいましたが、その後は不思議と音楽に集中できました。深い森の中では、雨も障害物ではなく風の音と同じ、自然の一部なのです。その中に集まった人たちと、静かにじっくりと音楽を楽しむことができたのは、感動的な体験でした。

 たくさんのお客様と関係各位、そして女甑山の神様に感謝。


 さて、そして今日はこれから山形Qの「第4回庄内定期演奏会」。こちらも良いコンサートになるように頑張ります。
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楯野川「主流」

2011-09-16 10:06:08 | お酒の話し(山形県)
 今週の旅は、まだ完全に終わったわけではありませんが、今日は山形県内の酒田なので、山形の酒を飲んでホッと一息。


 ということで、おなじみ楯野川から新しく出た「主流」です。どの辺が「主流」なのか?このスペックから推し量るに、おそらく「直球勝負」ということだと思います。

 山田錦の50%という「王道」を行きつつ、とりたてて高級に仕立てたわけでもなく(価格3150円)、ありのままの「地力」を見せた感じ。堂々と「これがウチの普通です」を出してみた、といったところではないでしょうか?

 さてその味は・・・もはや私には客観的な評価はできません。とにかく私の口には合いすぎて、味がよくわからないのです。まさに東下りの「きつつなれにし」といった感じ。特に、旅が続いている今の身には、感動的にしっくりきます。涙で「干し飯」がふやけてしまうほど・・・。


 さて、この週末は山形Qにとって、かつてない山場の一つです。明日の真室川「巨木の森コンサート」、明後日の「第四回庄内定期演奏会」。まったく違うプログラムで、きちんとした演奏会を連日やるのは、初めてのことです。旅の疲れを銘酒で流して、張り切って臨むことにします。
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リゾート

2011-09-14 09:54:21 | 旅の空
 朝食会場のレストランへおりていくと、黒服が、ナプキンや逆さに立ったグラスなどが整っているテーブルに向かうイスを引いてくれます。
「おはようございます。ご朝食のメイン、本日は卵料理になっておりますがスクランブル・オムレツ・目玉焼きのどれにいたしますか?」
選んだオムレツが来る前に、出てきたフレンチトーストをナイフとフォークで食べます。

 ・・・場違いとはこのこと。朝から非常に疲れました。やっぱりご飯と味噌汁、そしてしょっぱい鮭と味付海苔みたいな、なんの気取りもないありきたりな「あさめし」が、どれほど落ち着くものなのかということがよくわかりました。(今も付け合わせのフライドポテトが胃にもたれています。)


 那須高原のリゾートホテルに泊まっています。高級志向だから・・・ではなく、格安プランで温泉付きだから。単純に位置的にちょうど良かったから、という理由に過ぎませんが、予想をはるかに上回る高級感に、ちょっとげんなり。フロント君も慇懃無礼だし。別にわざわざ注意しなくても、浴衣でロビーをうろついたりしませんよ。噛んで含めるように言わなくてもわかりますし。

 しかし温泉は確かに素晴らしい。薄茶色に濁ったお湯は、しっかりずっしりと温まる。こういう「こじゃれた」(おおじゃれた?)ところにしては珍しいクオリティーです。

 ホテルの周りには渓谷沿いの遊歩道があり、朝の爽やかな空気を堪能しました。が、今週は夏が戻ってきたような暑さですね。朝なのに、少し歩くとすぐに汗がふきだします。昨日おとといのコンサートも、会場の体育館の暑さにまいりました。


 さて、今日は福島の白河へと向かいます。
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川治温泉

2011-09-13 08:05:27 | 旅の空
 日光の鬼怒川でコンサートをしてから、その隣町の「川治温泉」に泊まっています。きれいな渓谷の両側に温泉宿が建ち並ぶ、小規模の温泉地です。「ひなびた」というと失礼にあたるのかも知れませんが、古くからあって、「もっと大きくしよう、もっと儲けよう」という意識があまり感じられない、要するに落ち着いた良い街です。

 とった宿がまた、昭和の香り漂うレトロなホテルで、大浴場も「昔はこういうのがおしゃれだったんだな・・・」というような、ギリシャの柱(エンタシスでしたっけ)のようなオブジェからお湯が湧いてるのが香ばしい。

 しかし、お湯は素晴らしい。さすがは自噴です。

 ちょっとだけウンチクを。最近の温泉は、地中深くにある源泉を、機械でガンガン掘削してポンプで汲み上げているところが多いのです。つまり「天然温泉」とは言っても、半分人工的につくった温泉なわけです。それとは違って、そんな技術などない、昔からの温泉は自然に、みずからの力で湧き出ています。もちろん源泉が地表からそう遠くない。だから自噴の温泉には「出たて」の濃さがあるわけです。


 古くから「傷に効く」といわれているここのお湯は、とにかく軟らかい。温度も低めです。しかし刺激が無さ過ぎて「つまんないな」と思って上がると、じんわりと芯から温まっているのがわかります。そしてそれが長持ちする。とにかく「後味の良い」温泉です。


 窓を開けて寝ましたが、沢の音が心地かった・・・と思います。やや酩酊していたので覚えていません。今も涼しげな音が聞こえています。


 さて、今日はこれから宇都宮でコンサートです。(その前に、もうひと風呂・・・。)
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那須塩原

2011-09-12 09:40:01 | 旅の空
 先ほど遊歩道を歩いていたら、虫のようなものが動いていたので、よく見ると沢ガニでした。近づいていくと、すごく小さいハサミを振りたてて「やんのかこらっ!」とばかりに威嚇してきます。立派な心意気に打たれてカメラを向けたとたんに逃げていきました。「見せ物じゃない」ということでしょうか。

 
 今週の旅行は栃木の日光からスタート。栃木~福島~山形のコースで回ります。ということで、那須塩原に宿泊しました。宿の前には清流が流れていて、空気が爽やかです。露天風呂につかりながら、初秋の風にひたる・・・なんとも贅沢です。はい、今からちゃんと仕事します。


 ということでそろそろ今日のコンサートのある、日光へ向けて出発します。
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わくわく

2011-09-11 12:54:10 | 危機管理
 昨日は山形Qの練習の前に、息子の小学校へ。運動会です。小学校で最後の運動会・・・早いものです。「やっぱり幼稚園と違って親が何もやらされないのはありがたい」と、余裕を持って小学校の敷地に初めて入ったのがもう5年も前だとは。

 当たり前の事ですが、5年前と今とでは、そこにいる人たちの平均年齢は同じです。ただ私たちがエスカレーターの下の方から上の方に位置を変えただけ。そろそろ降りて次の階へ向かうエスカレーターに乗り換えるわけですね。


 そんなことをしみじみ感じつつ観戦した競技は・・・「わくわくわくぐり」。

・・・なんと。ここへきてダジャレ。ワクワクしながら輪をくぐるという魅惑的な競技です。相手よりも先に、より激しくワクワクした方が勝ち・・・ではないようでした。

 6人ほどのチームで手をつなぎ、そのままフラフープを頭や足を含めて通して、次の人に渡すやいなや、走って列の先頭へいく。そしてラインにたどりついたら、次のチームにリレーする・・・わからないでしょうけど、そんな感じの競走です。

 6年生にもなって、みんなこんなこと真剣にやるのか?と心配しましたが、息子をはじめ、ワクワクしてるかどうかは別として、みんな一生懸命にやってる。良い学校なんです。


 山形Qの練習は本番直前の大切な練習なので、遅れることはできず、観戦できたのは結局これだけ。まあ、徒競走もないし、あるのは騎馬戦ですが、息子は背が低いのに重いから「馬」役らしいので、どうせほとんど見えないでしょうから、良しとしよう。

 奥さんと娘を残して、校門を出て歩いていくと、隣の幼稚園が見えました。娘の幼稚園とは違うので、前を通るのは今日のような運動会の時だけです。誰もいない園庭を懐かしく眺めました。来年からは今の小学校も懐かしい場所になるんでしょうね。
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