第26回定期演奏会

　今年一回目の定期演奏会が無事に終わりました！寒い中、足を運んで下さったお客様には本当に感謝しています。温かさが伝わりました。　

　今回は（今回も？）、パッと聞いただけでは地味な印象のプログラムでしたが曲の持つ勢いに頼れない分、丁寧に創り上げたつもりです。個人のプレーにとらわれすぎずに、少しずつではありますが四重奏団の音になってきたように思いますが、客席ではどうだったでしょうか。

　あとは少しずつまとまってきた音をどう動かして、より表情を豊かにしていくかが課題です。それぞれが曲の全体をもっと理解する必要がありますね。

　次回（４月12日）は大曲ぞろいなので、さらに気を引き締めていきます！（お客さんを増やす努力も）

平年

　久しぶりの大雪と寒さに少し弱っています。これでもいわゆる「平年」よりマシなのですが、去年の暖冬に甘やかされました。


　昨日・今日と今年初の山響定期演奏会でした。この寒さと足元の悪さにもかかわらず聴きに来て下さったお客様達には感謝しています。

　プログラムは前半はＪ．シュトラウス、後半は新世界というニューイヤー的なものでしたが、名曲にはやはりそれなりの難しさがあることを痛感しました。少しぐらい慣れているからといって「こんな感じだろ…」とやると痛い目に合います。

　特にウィンナーワルツはウィーンフィルのような、楽しげな華やかな雰囲気を出すのは不可能と言ってもいい程難しいです。うわべの物真似では絶対に到達できない。今回はたまたま経験のある、ホンモノを知っている人の隣で弾くことができたので、逆にそれがよくわかりました。良い経験でした。


　「平年」以上の頑張りが必要か…。（記録的な？）

脳内…

　だいぶ雪が多くなってきましたが、今日は気持ちの良い晴天。凍結路面に気をつけながら、山響コンサートのため長井へ。雪は何かと面倒ですが雪景色はやっぱりきれいです。こんな景色の中、通勤できるのは山形ならではですね。

　山形Ｑの定期演奏会まであと少しですが、今頃になって前回の定期（去年の九月）の録音を聴きました。自分の過去の演奏はなかなか聴く気になれないもので放置してあったのですが、やはり聴いてみると自信を与えられたり奪われたりで疲れました。

　最大の問題は、四人それぞれが自分個人の演奏に気をとられすぎているということのような気がしました。これでは四重奏団としてのカラーが希薄になるのも無理ないかと…。難しいことですが、クリアーしていきたいと思います。

　昨日、山響のある方が僕の脳内イメージを調べてプリントしてくれました。それによると脳内の半分は「酒」、もう半分は「愛」。それを「悩」と「嘘」が取り囲んでいました。どうなんだろう…。

ニューイヤー

　以前教師をしていたので（塾ですが）、「指導力」ということについてはずいぶん考えました。「突き放すけど温かい」「妥協しないけど強要しない」「媚びないけど気を配る」など、やはり一見矛盾するようなことを両立させることが求められるような気がします。これが逆だと最悪です。（もっとも、自分もできませんでしたが…）


　本格的な雪のシーズンになってきました。

　13日は息子をスキー教室に送って行ってから（と言っても近くの集合場所までですが。バスで迎えに来てくれるので楽です）山響の村山定期演奏会へ。

　内容はニューイヤー的なＪ．シュトラウスがメインですが（合唱も入りましたし）、前半はウェーバーの序曲とベト１というシビアなプログラムでした。（指揮の工藤氏の選曲はいつもシビアです。）

　オーケストラに対しても合唱団に対しても工藤氏は指導力があると思います。今年も数多く登板して欲しい指揮者です。


（それにしても村山のホールは寒い。聴いてるお客さんもフルに着込んでました。これなら上着を預けるクロークも必要ないか…）

仕事初め

　５日に山形に帰って来ましたが、雪が無いのに驚きました。雪は嫌いですが地球温暖化はもっと怖いので、まめにコンセントを抜くようにします。

　今週は山響の仕事初めでベト７とチャイコのＶn協です…。一般の会社員の方から見るとずいぶん遅い仕事初めだと思います。自分も会社員の頃は冬休みは三賀日だけでしたから。

　ベト７もすっかりメジャーな曲になりましたが、それをきっかけにクラシックファンが増えてくれればと思います（でも室内楽まではいかないでしょうね…）。

　今回は指揮者もソリストもいわゆるベテランで、表面的な目新しさはありませんが「名曲を名曲らしく」という感じで安心感のあるコンサートになるような気がします。

　居酒屋でも思いつきやはやりの新メニューばかりの店より、定番のメニューがごく普通に美味しい店がホッとしますよね。

　今年も（今年は？）つつがなく仕事ができますように…。

謹賀新年

　あけましておめでとうございます！

　穏やかな気候の中、東京の実家の近くの八幡神社で初詣。「今年は山形Ｑにとって、飛躍の年になりますように…」（毎年言ってます…。神頼みする前にやるべき事があるだろうということか）。

　とりあえずは、今月30日の定期演奏会に向けて頑張ります。地味な印象になりやすい曲達ですが、曲の持つ生命感とドラマ性を丁寧に描き出せればと思っています。

　今年もよろしくお願いします！