中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

世界遺産の町

2018-05-31 20:58:35 | 旅の空
 一関に向かう途中で、中尊寺の辺りを通過しました。

 さすがは世界遺産。付近を通りかかっただけで、その静謐なパワーを感じます。


 その落ち着いたパワーに触れると、浮ついた人は穏やかになり、町の派手な看板も茶色がかったモノトーンになる…

…というわけではないでしょうが、コンビニをはじめ、車のディーラーや工場などの看板がすべて、白とこげ茶のみ。文化遺産のある町の景観に配慮したものでしょう。

 ファミリーマートも格調高い。思わず入りたくなりました。「ギャップ萌え」の一種ですね。


 東北の貴重な文化遺産。一層、盛り上がってくれることを願います。
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健康も気から

2018-05-30 16:25:08 | 旅の空
 初夏の厳美渓。強い陽射しの中、岩にぶつかる水の音が涼しげです。
「厳美渓の写真にしてはイマイチ…?」
と思った人は正しい。もちろん、もっと素晴らしい絶景ポイントがたくさんあります。しかし、泊まった宿の窓の外の景色にしては、なかなかではないでしょうか。


 ということで、今週の山響は岩手の一関に来ています。そこで、少し足を伸ばして厳美渓に宿を取りました。

 古いかわりにリーズナブルな旅館で、夕食を質素なプランにすればビジネスホテルと大差ない値段で泊まることができる。

 …お盆まで怒涛のようなスケジュールの今年度。疲れは演奏旅行先でとる方針で行きます。


 ところで、沢や渓谷の「マイナスイオン」が健康にいいとかリラックス効果があるというのは迷信で、科学的にも医学的にも、根拠が全くないらしいですね。

 …そりゃそうでしょう。ただの水しぶきですから。

 しかし、気持ちが良いことは確かです。水しぶきのせいでホコリが少ないのは事実でしょうし、涼しさや湿度と相まって、体に良い空気を吸ってる気がする。

 そしてやはり、この水音です。「ゆく河の流れはたへずして…」と無常観を感じるばかりが川ではありません。絶えず新しくなるのは、単純に新鮮で、精神衛生上良いことです。「水に流してサッパリ行こう」という気になります。

 私だけかもしれませんが、海の音や雨の音は少し不安な感じがしますが、川の音は好きなのです。


 気持ち良く迷信に流されたいと思います。
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老爺心

2018-05-26 22:13:06 | 山形交響楽団
 本日は山響で仙台にて、私立の中学校のオーケストラ部と共演するコンサートがありました。それぞれ、隣に入って入り混じった「合同オーケストラ」の形で演奏する。

 「新世界」の2・4楽章。かなり大変な曲ですが、みんなよくやっている。


 私の隣に座ったのは、中2の男の子でしたが、なんとも可愛い。昔の息子が思い出されます…ということは、この子の父親は私よりだいぶ若いのか、とショックを受けたり。

 リハーサルの後で「各先生方、アドバイスお願いします」みたいに言われても、

「明日の本番はご両親、見に来る?だったらもう少し姿勢を良くしたほうがいいよ」

とか、

「ヴァイオリンを弾く時には、きちんと爪を切った方がいいよ」

などと、先生というよりは、おじいちゃんのようなことを言ってしまう。「老婆心」という言葉がありますが、性別は関係ない。もはや「老爺心」全開。指導とは言えない。


 とてもいい子達でした。良い演奏会になりました。これからも頑張って欲しいと思います。
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人類の英知

2018-05-25 23:59:04 | 映画・ドラマ
 近ごろハマっているドラマは「モンテ・クリスト伯」。ディーン・フジオカ主演のアレです。

 様々な意見があるとは思いますが、私は、こういう「ど名作」を、現代ドラマにリメイクする試みというのは、本当に尊いと思います。人類の英知を後世に残す努力は、出来栄えがどうあれ、絶対に必要です。


 科学はどんどん進歩して行きますが、人間自体はそうでもない。哲学の分野はこの21世紀でも、プラトンやアリストテレスの時代からあまり変わっていないと言われるのはそのためでしょう。

 現代のドラマは、ギリシャ悲劇を超えていない。シェイクスピアよりはるかに退化しているとも言える。

 であれば、リメイクにこそ力を入れてようのではないでしょうか。本を読むことを忘れた現代人に、本来「常識」である名作をわかりやすく、興味深く伝えるということは恐ろしく有意義なことです。
 

 今回のドラマは原作に忠実なのも好感が持てます。リスペクトにあふれているのが伝わってくる。

 私の好きな「エデ」が「江田」だったり、細かいところでグッときます。


 最近のテレビはほとんど、安上がりなバラエティだらけ。それも人気芸能人たちのクイズとか、芸も能も発揮しないですむようなものばかり。

 そんなものよりは、たとえ視聴率が伸びなくても、芸術性の高いもの、演劇・脚本・映像において高みを目指したものを創るべきです。


 私が好きになるドラマはいつも視聴率が低い。私が好きな飲食店がよく潰れるのと無関係ではないでしょう。

 ズレているいうことなのでしょうか。


 少なくとも「モンテ・クリスト伯」は面白い。是非、みんなで応援しましょう。
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スクールコンサート開始

2018-05-24 21:30:26 | 山形交響楽団
 今週の山響は、スクールコンサート。

「今年もいよいよ始まったか…」

…という感慨とともにスタートしましたが、今年度はスクールコンサートが少ない。少子化の影響もありますが、地区のホールで合同開催という、山響の積年の夢がすこしかなったおかげでもあります。


 私ぐらいのベテランになると、県内の学校なら地図やカーナビを見なくても、たいてい行けます。さらにその中には「寝てても行ける」レベルの学校がある。朝の早起きに体が慣れなくて「どうやってここまで来たのか」、学校に着いてからふと考えてしまうような。

 昨日は寒河江市の合同でしたが、そのレベルの学校がたくさんありました。少人数のためにオーケストラが学校に出向いていては採算が合わない。なので観光バスでホールに来てくれることは絶対に必要なのですが、「いつものあの体育館に、これからもう行くことはないのだな…」という、一抹の寂しさもある。

  「少子化」こそ「〇〇疑惑」よりも先に、国を挙げて取り組むべき危機なのにと肌で感じる瞬間です。


 ステージ数も減っています。見込みでは昨年の3分の2以下。忙しい昨今の山響にとっては、現実的にはありがたいことでもあるのですが、やはり不安になります。ほぼ百パーセントの県民が、山響を学校の授業で聞いたことがあるという「足場」が崩れるのが怖いような気がするのです。


 山響も経営がありますから、合同公演に集まれないような山奥の小規模校にはお邪魔できない現実があります。しかし、本来はそういう子供でも、本物の音楽に触れるような機会を創るために、政治家や官僚はその知恵をつかって頂きたいものだと思うのですが。

…文化がより発展するために「忖度」するとか。将来を担う子供たちのためになるような記憶喪失になるとか。

 まあ、無理でしょうね。

 現場の私たちは、少しでも子供たちに良い音楽を届けられるように、今年度も頑張ります。
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音楽文化PRのために

2018-05-21 21:25:30 | 音楽
 今日は山形Qのリハーサル。

 次回ハイドン完奏記念の定期演奏会に向けたリハーサルをしつつあるところですが、今日はモーツァルトの「クラリネット五重奏」。山響首席のクラリネット、川上一道氏とともに。

 6月1日の、アフィニス音楽祭のPRイベントのためです。


 一時は経営の失敗で「解散の危機」とも言われた山響ですが、最近では再起をかけた頑張りが評価されつつあります。そのひとつのきっかけが、各地で行われるアンサンブル演奏です。

 
 経営の行き詰まりがわかった時、「定期演奏会のチケットを楽団員が売って歩く案」とか、「定期会員獲得のノルマを楽団員に課す」案など、とんでもないことが平然と語られたことがありました。

 その話は、私が組合の委員長だから聞かされたわけですが、その時は正直「山響も終わりだな」と思ったものです。指揮者の思いつきに振り回されることしかできない経営陣。そしてその失敗のツケを楽団員に負わせることしか思いつかない。

 そこで、こう言いました。

 私たち楽団員はできることはなんでもやると。しかし、私たちにできることはやはり演奏しかない。演奏で協力できることならなんでもするが、それ以外のことはあなたたちの仕事でしょう、と。「あなたたちが創った、支援拡大のためのイベントで演奏することはできるが、給料カットとかそういう協力要請には応じられない」と言った覚えがあります。


…その後、新しい経営者が来てくれて、山響を取り巻く環境は、想像もできないほどに改善されました。

 その間、PRのために少人数で演奏に駆り出されること多数。…うまく使われております。しかしそれが、山響のため、ひいては山形の音楽文化のためになるのなら、協力しないわけにはいかない。


 ということで、良いイベントになるよう頑張ります。
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くどき上手「Jr.黒」

2018-05-19 23:59:06 | お酒の話し(山形県)
 春の淡い味覚に合わせる酒といえば…

 いろいろなコンセプトがあろうかとは思いますが、山形の酒の中では「くどき上手」かなと。

 「くどき上手」の特性を一言でいえば、それは、絶品の甘口酒。


 ちょっと語らせてもらいますが、「どんな日本酒がお好みですか?」と訊くと「辛口です」と答える人が非常に多いものです。しかし、これは「素人」と言わざるを得ない。

 日本酒の「辛口・甘口」は本当に難しい。カレーのように、実際に舌に辛いか甘いか、ホットかスイートかということとは本来まるで違うのです。

 物の本を読めば、辛口甘口の基準は「日本酒度」の数値だということはご存知の方も多いでしょう。プラス◯°・マイナス◯°というやつです。プラスが辛口でマイナスが甘口ということになってます。

 しかし、これは飲んだ感覚とは全く一致しない。単なる、「比重」の数値だからです。水との比較において「重いか軽いか」だけ。これは、舌で感じるものとは違います。

 一般的には「辛口だな」と感じるものはイコール「刺激がある」ものです。つまり、刺激が少ないイコール甘口。

 
 くどき上手の酒は、本当に刺激が少ない。甘口の酒なのです。しかしそれはスイートなのとは違います。舌に滑らかでシルキーなのです。


 今回は、その中でも極上のもの。

 例によって酒屋のポイントカードが満杯になったので、大幅値引きがあるのを良いことに、精米歩合29%。「超」大吟醸です。


 「Jr,」とあるのは、この蔵の若社長が売り出している銘柄だということです。なかなか意欲的な作品を次々に出しています。

 今回のブラック「29」も、実にすごい。山形が生んだ酒米「出羽の里」。これは本当はそんなに精米しなくても美味い酒が作れる素晴らしい米なのですがそれを「あえての」29%。…ちょっとハメを外していると言ってもいい。71%を捨てるという暴挙。

…日本酒「狂」としては、時にはこういう「遊び」に付き合ってみたくなるというもの。


 結論から言うと…

…素晴らしい。よく、「口の中でとろける」という表現がありますが、まさにそれ。「大トロ」感がすごい。それでいて、全くベタつかない。高精白にありがちな「味がない」系でもない。濃厚な甘口のせいでしょう。これは「辛口」では成り立たない。


 「天女の羽衣」を思わせる、春霞のような美酒を堪能しました。
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春の定期

2018-05-18 22:00:57 | 山形交響楽団
 今週の山響は、明日・明後日の定期演奏会。飯森監督の指揮で、シューマン「ライン」をメインに、モーツァルト初期の作とされる交響曲「オーデンセ」そして「クラリネット協奏曲」。ソリストにはウィーン・フィルのオッテンザマー氏。

 全体的に爽やかなプログラムです。春らしい。オッテンザマー氏も若くてカッコいい。

 …実際の気候はここのところ、だいぶ暑くなったり梅雨めいたりと、もはや春ではありませんが、音楽を聴いて、爽やかな気持ちになって頂きたい。


 ちなみに、先日のオーボエ四重奏のメンバーで、開演前のロビーコンサートをやります。曲はもちろんモーツァルト。良い演奏会になるように頑張ります。
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春の味覚

2018-05-17 21:02:09 | 山形
 先日に藤島のコンサートの時に頂いた「たけのこ」を奥さんに料理してもらって食べました。

 …やはりスーパーで売っているものとは、味も香りも歯ごたえも違いますね、もちろん、スーパーの「水煮」の方が簡単で食べやすいわけですが、天然物と養殖物ぐらの差があるものです。

 春らしいかすかな苦味を、ジーンと噛み締めて「うまい!」と思える歳頃になりました。


 そしてまた今日、山響の同僚から採れたての「新玉ねぎ」を頂きました。せっかくなので、まずは生でスライスして食べました。

 …これもうまい。香りと甘み、心地よい辛味が、何ともよく合います。

 
 春の味覚を堪能しました。これを、とっておきの酒と合わせる…

 桃源郷にトリップしますね。

 これまた、ちょうどぴったりの酒があって…


…だいぶ飲みすぎたので、その酒の話はまた。
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明治ホール公演終了

2018-05-16 23:59:23 | 山形弦楽四重奏団
 海外旅行先の写真ではありません。これこそが、鶴岡市の藤島にある東田川文化記念館「明治ホール」なのです。石造りの文翔館に対して、木造の明治ホール。同じように旧文化財を、文字通り「文化」のために活用している素晴らしい施設です。

 ということで、本日、山形Qの明治ホール公演が無事終了しました。

 庄内は田植えの季節。忙しい中、たくさんのお客様にご来場いただき、ありがたく思っています。

 やはり木造のホールは、暖かい音がします。空調がないので、少し蒸し蒸しするぐらいでしたが、自然の良い環境の中で響きを楽しんで頂けたのではないかと思います。

 私たちにとっても、ラヴェルの再演という貴重な機会をいただきました。山形の定期より良い演奏ができたのではないかと思っています。そして、鶴岡市の人たちに、佐藤敏直を聴いてもらえたのが嬉しい。しかも、休憩の時に「初めて聴きましたけど本当にいい曲でした」と言ってもらえました。…これは一番嬉しい。ここにこそ、私たちが演奏した意義があるというものです。

 ところで、今年は「たけのこ」が豊作らしい。メンバー1人ずつに立派な「朝採り」のたけのこをいただきました。こういうのも嬉しい。

 今回の演奏会のために、準備・企画その他いろいろと尽力して下さった方々に、深く感謝します。本当にありがとうございました!
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室内楽週間

2018-05-12 21:13:19 | ヴァイオリン
 今週は室内楽週間。15日の山形Q藤島公演のリハーサルが中心ですが、個人的にはそれだけではない。


 山響の違うメンバーでオーボエ四重奏を。新しい山響の若き首席オーボエの柴田氏を囲んでのアンサンブルです。


 昨日は仙台の病院へ慰問。そして明日は、山形県の大江町のレストラン「ウーピー」でコンサートを行います。


 平成生まれのオーボエはさすがに若々しくて、その音楽も活き活きしています。これは、上手い下手とはまた違う。奏者の生命感は、否応無しに音に表れるものですね。

…おぢさんとしては、また注意しなければいけないポイントを気づかされます。知らず識らず、無意味に落ち着いてしまいがちな歳ごろの自分を反省。

 こういう「交流戦」的な、他メンバーとのアンサンブルは、良い刺激になりますね。


 さて、明日の大江町「ウーピー」公演は、15:30と18:00の2回。モーツァルトの「オーボエ四重奏」の他にも、ベートーヴェンの「弦楽三重奏より」など、本格クラシックからポピュラーまで、なかなか重量のあるプログラム。

 若さに負けず、良いコンサートになるように頑張ります。
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八海山(純米吟醸)

2018-05-10 23:00:28 | お酒の話(県外)
 言わずと知れた「八海山」。まさに原点回帰。初心に帰るような気持ちです。この間、親戚にもらった純米吟醸。


 学生の頃は、日本酒の味は大してわからなかったので、「何にします?」と言われるととりあえず「八海山」と言ったものです。

 「なんとかのひとつ覚え」だとしても、お気に入りの銘柄をコールするのはカッコいい。酒好きならそのぐらいはできないと恥ずかしいと思う年頃でもありました。

 しかし実際、八海山は東京の普通の居酒屋にある酒の中では、格段に美味しかった。もちろん普通の本醸造です。それでも「なんて飲みやすいんだろう…これが新潟の淡麗ってやつだな」と感心したものです。

 時が経って、今では店で「八海山」をオーダーすることはほとんどありません。理由は二つ。八海山が値上がりしたことと、八海山よりも旨い酒がたくさん出回るようになったことです。

 しかし、今回、久しぶりに純米吟醸の「ちゃんとしたやつ」を飲んでみて、あらためて感動しました。

 もちろん、これだけいろいろ飲んできたので、昔とは全く印象が違います。「飲みやすい」酒だとは思わない。むしろ、ちょっと硬くて融通がきかない感じ。でも一本、筋が通って潔い、媚びてないキリッとしたものがあります。

 魚沼で見た、あの八海山の山のような超然とした輪郭を思わせる、ひきしまった酒なのです。


 「なんだ八海山か…懐かしいな」というような、だらけた気持ちを一喝された感じ。襟を正して堪能させて頂きました。
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名物に

2018-05-09 22:16:12 | 山形
 今年も始まりました、「日本三大植木市」のひとつ、「薬師祭り」。我が家の前で、にぎにぎしく盛り上がっております。


 ということで本日の夕食は、お好み焼きをメインに、牛すじ煮込みや焼き鳥など。そしてシャーピン。中国風の「おやき」ですね。

 お好み焼きなどは、露店で焼けて良い香りがしていると「…ああ、ビール片手に食べたら最高だろうな」などと思ってしまいます。毎年そうです。

 しかし!実際に買って、やってみると、あっという間に、というよりほぼ一口で飽きる。粉物ならではの「ねちょねちょ感」が酒に合わないことこの上ない。

 
 それでも翌年にはまた「これは美味そうだ」とやってしまう。

 そして今晩も。…もう、これを続けて何年目でしょうか。

 
 それを含めて、恒例行事なのです。風物詩なのです。もはや桜以上の「今年も生きている証」なのです。


 …残念ながら、今年も充分に堪能いたしました。
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再始動

2018-05-08 21:16:17 | 山形弦楽四重奏団
 連休も終わりましたが、山響はもうしばらく休み。

 しかし、我が山形Qは今日から始動。5月15日の藤島町「明治ホール」での演奏会のためです。明治ホールの依頼が来たのは今回が3回目。数年に一度とはいえ、こうして声がかかるのは嬉しい限りです。

 それに応えるべく、今週は集中練習。メインのラヴェルと佐藤敏直を念入りに。

 
 あと一週間。良いコンサートになるよう頑張ります。
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慰労会

2018-05-05 23:59:43 | 子育て奮闘記
 白河での公演を終えた後は、そのまま南下して東京方面へ。初夏の関東で、三連休を過ごしました。

 その内1日は、親族で集まっての「合格祝い」。うちの息子が大学へ、甥が高校へ無事に進学できた「お疲れさま」の会ですね。正月の時は、皆が落ち着かない感じでもありましたが、晴れて今回は心おきなく。

 私もこれが、大学生になった息子に会う初めての機会です。

 久しぶりに見ると…またまだ「垢抜けた」とまでは言えないが、「垢抜けようとしている」様子がうかがえる。毎日、渋谷の街を歩いているわけですから黙ってても都会的にはなりますね。

 しかしやはり、同じように地方から出て来た「上京組」で、つるんで遊んでいるようです。

 …仕送りが不充分だと言いたいのか、「これからバイトを始めることにした」と。聞けば渋谷の飲食店。親から見ると、とても勤まりそうには思えないが、それも良い経験でしょう。「都会の人」になる一番の近道かも知れない。

 他所の家の子供の成長は速いものです。たまの機会にしか見ないからでしょう。甥も見るたびに男らしくなっていて驚きます。これからは息子とも、盆暮れ正月ペース。次に会う時は別人かな。
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