中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

息災

2016-08-31 21:53:19 | 山形
 自然災害がほとんど無い山形ですが、今回の台風は初めて東北に上陸するということで、昨日は県内のほとんどの小中学校が休校。

「超ラッキー☆」

 娘は大喜びでしたが実際、蓋を開けてみれば、台風の影響はほとんどありませんでした。例年の冬の大雪の方がよほど大変なぐらい。


 山響も昨日はたまたま休みだったので、演奏会ができないとかリハーサルに指揮者が来られないなどのトラブルが起こることもなし。…「運が良い」のも取り柄のひとつです。


 山響が休みだということは、当然のことながら、山形Qの練習。こちらはもともと、台風以上の困難の中で15年以上続けてきているので、昨日も通常営業。普通にリハーサルをしました。


 山形はやはり、地理的に恵まれているのでしょう。感謝しつつ、芸術の秋を迎えたいと思います。
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手づくりの味

2016-08-29 17:26:56 | 男の手料理
 家の奥さんも無事に帰ってきて、臨時主夫生活も終了。さほど家を荒廃させる事もなく、子供たちも食中毒や栄養失調になってません。…しかし、こんなに洗濯したのは生まれて初めてかもしれない。飼っているウサギも、今までより私になついたような気がする。

 それにしても、最近のコンビニのレトルトものや冷凍食品はすごい。これまでの「高い」「まずい」「品数少ない」の三重苦を完全に克服してますね。和洋中、スーパーの惣菜よりレベル高いものが揃ってます。

 出前とテイクアウトとコンビニを駆使すれば、かなりのバラエティが男手ひとつで実現可能ですね。

 …しかし、不思議なもので、やっぱり飽きてくる。

 子供たちも「何でも食べたいもの言ってみなさい。お父さんがとびきり美味しいのを用意してやるから」と言うと、初めのうちは喜んでました。

 ところが、4~5日目あたりから
「別に、なんでもいい」
「あんまりお腹すいてない」
「外で好きなもの食ってくるから金ちょーだい」

 …お前たち。お父さんだって、忙しい中で一生懸命頑張ってるんだよ。

 やはり、母親の手料理にかなうものはない。いつもは「え〜またこれ?外食行こうよ」などと言っているくせに。

 味覚を超えた何かが、やはりあるのでしょう。昨晩は久しぶりに、ホッとした感じの食卓でした。
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大団円

2016-08-27 21:40:39 | 音楽
 一週間続いた「アフィニス夏の音楽祭」も、ついに終了。今日は合同オーケストラによる、子供から大人まで楽しめる演奏会「あいうえオーケストラ」の本番でした。

 内容的には名曲を揃えたファミリーコンサートですが、豪華講師陣を首席に据えた合同オーケストラで、指揮者も山形初登場の岩村力氏。雰囲気が違うと、やはり新鮮なものです。


 今回は一昨日の合同コンサートと逆で、コンサートマスターが四方恭子氏、2nd首席がホッホシルト氏。今週は両氏の隣で演奏する幸運に恵まれたわけです。


 いつも思う事ですが、私ももう少し英会話を習熟しておくべきだったと思います。難しい受験英語の問題は解けるのに、一切しゃべれないという、日本の英語教育の欠点を体現しているような私。情けないことこのうえ無い。

 「…そんなに演奏旅行ばっかしてたら、カミさんに怒られるでしょう?そこんとこの辛さはこの業界、ドイツも日本も同じっすよね。女房の怒りを鎮める『ここ一番勝負みやげ』の情報交換でもしますかっ」

…的な会話でもできればとは思うのですが。


 それはともかく、今回も実に良い体験ができました。やはり「技は盗むもの」。実際に一緒に仕事をしてみて、それを真横で見られるというのは何よりの研鑽になります。その瞬間に、言葉は要らない。「呑みニケーション」も不要です。

 貴重な機会をもらった一週間でした。拙さ極まる英語にて、再来年の再会を約束して終了。


 いよいよ「芸術の秋」に突入します。
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合同コンサート

2016-08-26 18:46:45 | 音楽
 アフィニス音楽祭の「合同オーケストラ」の本番が昨日、終わりました。

 私はメインの、ハイドン「第90番」だけの出番でしたが、コンサートマスターのホッホシルト氏の4回にわたるリハーサルにより、指揮者がいないことによる不安感が全くない、いや、逆に充実感のある演奏になったと思います。


 言い古された事でもありますが、真の一流奏者は、人格的にも素晴らしいものを持っていますね。「…負けた。」と感じさせられるような。

 
 ハイドン「90番」は有名でもないし、「祝祭オーケストラ」コンサートのメインとしては、地味な曲です。しかし、それを変な小細工なしに、正面からしっかり魅力ある曲に仕上げるあたり、なかなかできる事ではありません。それでいて弾いている我々には「束縛されている感」が無い。だから音楽が生き生きする。…まあ、指揮者には無理ですね。


 さて、音楽祭も残すは明日の「あいうえオーケストラ」のみ。貴重な機会を楽しみたいと思います。
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獺祭「磨き三割九分」

2016-08-25 15:25:08 | お酒の話(県外)
 音楽祭と主夫生活が続いていますが、昨日は少し、ホッと一息。

 ということで、大切に冷蔵庫で温存(?)しておいた頂き物の「獺祭」を。

 「獺祭」は人気が出て一気に有名になった山口県の銘酒です。山形の誇る「楯野川」と同じく、純米大吟醸しか造らない酒蔵。

 …とは言え、その中でもグレードはさまざま。大吟醸は50%以上の精米のものですが、数字な低くなるほどに、そのレベルはうなぎのぼり。もちろん価格も。

 そしてこれは「三割九分」!下さった方と、八百万の神々に感謝の祈りを捧げてから開栓。

 …スムーズなこと極まりない。大切な時間が、淡い思い出だけを残してあっという間に過ぎてしまうような感じ。捕まえようと耳を澄ますと、暑さや喧噪がふっと消えて、ほのかな香りだけが残る。

 良い酒でした。暑い夏はまだまだ続きますが、心に涼風をもらいました。

 
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臨時主夫

2016-08-22 22:45:17 | 子育て奮闘記
 アフニス音楽祭が続いている今週ですが、ゆえあって我が家は、今日からの一週間は「父子家庭」。

 今日もリハーサルの後は、台風が迫る土砂降りの中、お米を買いに行った帰りに、なくなりそうなウサギの餌を買ったり。

 子供達に夕飯を食べさせたら、洗い物をする前に洗濯機を回し、完了とともに干す。

 娘の宿題を見たらシャワーを浴びさせ、髪を乾かしてやりながら、今度は「ドライもの」のために再び洗濯機を回す…。

 日頃、奥さんに家事を任せて呑んだくれている私ですが、どうにか頑張っております。ちなみにそのあたりに起因する「実家に帰らせていただきます」的な理由ではありませんので念のため。

 夏場は家族みんなの洗濯物が多くて大変だとか、残り物が腐りやすくて面倒だとか、主婦の皆様のご苦労が、今更ながらよくわかりました。

 何事も勉強。さっきも「雨の音が激しいな」と思ったら、コンロの火がついたままだった。

 …明日からも頑張ります。
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曇りなき眼

2016-08-20 19:35:27 | 音楽
 アフィニス音楽祭。初日の今日、私が関わるのは合同オーケストラのメインプログラムの、ハイドン「第90番」のリハーサル。

 今回も指揮者なしで、コンサートマスターのホッホシルト氏が弾き振りをします。

 さすがは名門ゲヴァントハウスのコンサートマスター。余裕と落ち着き、包容力と牽引力が違います。あれだけ上手くて、しかも知性と品格を感じさせるオーケストラプレーヤーは、日本ではちょっとお目にかかれませんね。


 そして、これは認めたくないことでもありますが、やっぱりヴァイオリンという楽器は日本人よりもヨーロッパ人が持った方が、どうしても似合うのです。こればかりは仕方がない。要するにカッコ良いのです。卑屈になりそうになってしまう。


 一度だけ家族旅行でパリに行った時に、大きな教会で少年少女によるオーケストラのコンサートを聴きました。定刻になると、ひんやりした大聖堂に、楽器をもった金髪の中学生ぐらいの子供たちがしずしずと入場してきます。絵になるんですこれが。

 「先生」らしい大人の指揮者のタクトが降りた瞬間、魂が浄化されるような美しいハーモニーが聖堂を満たす…に違いないと思っていたのですが。

 …へたじゃん。日本のその辺のジュニアオケの方が全然うまい。

 考えてみれば当たり前です。お金のかからない教会で無料のコンサートをしている、どこかの部活動かなんかですから、文句を言われる筋合いはないでしょう。

 しかしこの恐ろしいほどの違和感はどういうことか。問題は、ヨーロッパ人が楽器を構えただけで「どんなに上手いんだろう」と思ってしまう、日本人の悲しい性なのです。「金髪でも上手くない人がいるのか」…なんと情けない先入観でしょう。


 さてこれからの一週間、「曇りなき眼」で、講師の方々の良いところを吸収したいと思います。
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ようこそ山形へ

2016-08-19 23:59:57 | 音楽
 山形では隔年で催される「アフィニス夏の音楽祭」が始まりました。ご存知の通り、全国のプロ・オーケストラのメンバーが、海外から招聘された講師の元で研鑽を積むという企画。山響はホスト・オーケストラとして、合同コンサートなどに出演します。


 本日は賑々しく「ウェルカムパーティー」。地域をあげてのイベントでもあるので、県知事などのVIPも来賓として出席していました。

 ホテルでの立食パーティーですが、テーブルには山形の味覚がずらりと並ぶわけです。そしてもちろん県産酒。…なかなか良いものが出てました。

 さすがの私でも一人では飲みきれないので…というわけではなく、もてなす側としてきちんと、県外から来た皆さん銘酒をお勧めいたしました。「若乃井」のような、隠れた銘酒があったのは嬉しかった。名前もマイナーだしラベルも地味な酒なので、誰も手をつけず栓も開いていませんでしたが、「これがイチオシです!」と注いで回ると、皆さん美味しがっていました。


 ということで、一週間の音楽祭の始まりです。
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夏休みと青い鳥

2016-08-17 22:03:42 | 雑記
 平穏な日々というものは過ぎるのが早い。知らないうちに終わってしまいます。


 ということで、今回の夏休みも、弟の家族と会っただけでほとんど終了。まあ、楽しかったからよしとしましょう。休みというものは無駄に長くても「床ずれ」ができるだけです。短いぐらいでちょうどいい。


 と、強がりを言いつつもリフレッシュできた気がします。山形に帰ってきてまずすることと言えば、やはり温泉。そしてその後、そばを食べに行きました。そして、明日の山形Qのリハーサルに備えて練習。

…結局、日常と同じです。


 つまり、日常の恵まれた豊かさを再認識するというのが、休暇の効能のすべてだと思うわけです。忙しく疲れてくると、いつも通りその辺にいるはずの「青い鳥」が見えなくなってくるというだけなのです。


 さて、これから芸術の秋。「青い鳥」を逃さないようにして、乗り越えたいと思います。

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OFF

2016-08-15 20:57:07 | 雑記
 いよいよ待望のOFF。土曜日の本番が終わった後、先に東京で遊んでいる家族たちに合流すべく車で東北道を南下。帰省ラッシュのピークですが、逆方向は穏やかなものです。

 そして夏休み初日の昨日、したことといえば…

 だいぶ前に「くうねるあそぶ」というキャッチコピーがありました。シンプルかつ大胆で、疲れた現代人の心をわしづかみにしたものです。しかし昨日の私は…

「のむねる」。以上。

 さらに上を行くシンプルライフ。昼に飲んで、3時から6時まで寝ました。

…普通のひるねじゃん。と思ったそこのあなた。違います。朝の6時までです。

 まさに「失われた一日」。瞬く間とはこのことです。昼間に目をつぶって次に開けたら翌日。まさに電源OFF。仮死状態から未来で目覚める映画のようです。シンプルならいいというものではない。

 今年の夏休みは短いので、こんなことではいけません。次に目を覚ました時にはもう夏休みが終わってしまします。少しでも有意義に過ごせるよう、覚醒したいと思います。
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五輪観戦

2016-08-12 18:24:40 | 雑記
 世の中はオリンピック真っさかり。4年に一度という大舞台で、超人的な力を発揮する選手たちの姿は、私のようにスポーツに関心がない人間でも心を動かされます。


 ところで、テレビ中継で
「いよいよ◯◯選手登場!この後すぐ!」
と言ってから、なかなか出てこないのはもはや決まりごとですが、その間に流れる、その選手の幼少時代からの猛特訓ぶりの記録映像がわりと好きです。

 だいたい「元選手」だった親に泣かされてる。あんなに小さいうちから、辛く厳しい練習を一日に何時間もさせられて、苦労したんだね…と思いますが、本当に頑張ったのは親ですよね。

 「自宅の特別室で、早朝から夜まで続くトレーニング」…と言いますが、プライベートの時間まで使って、朝から晩までレッスンするのがどれだけ大変なことか。もちろん我が子からお金は取れない。むしろ頑張ったご褒美に何か買わされたりして。しかも、元選手じゃない方の義理の両親あたりが理解がないから「そんなにやらせたら可哀相よほら、◯◯ちゃん泣いてるじゃない」なんて言われることもあるに違いない。


 私も子供の頃、先生の家まで母親にレッスンに連れて行かれて遅くなった時に、家に来ていた父方の祖母が「どうしてこんなに帰りが遅いのよ、今何時だと思ってるの!」と母に腹を立てているのを見たことがあります。

 レッスンに行くのは嫌いでしたが、こうして遠くまで連れて行ってもらっていることに感謝しなきゃいけないのだと、初めて思いました。来週は、あまり嫌がらないようにしようと。


 オリンピック選手は私などの比ではないわけですから、親御さんの苦労は想像にあまりある。メダルに喜んでいる御両親の姿がテレビに映った時に、一番感動します。たくさんの良い結果が出ますように。
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スペシャルオリンピックス

2016-08-11 18:50:04 | 山形交響楽団
 花笠が終わると、山形には秋の気配が、かすかに感じられるようになります。日中の日差しは相変わらず強烈ですが、朝晩の風の中に、ホッとするものが含まれるようになってきました。

 
 しかし、私たちの待望の「夏休み」までは、まだもうひと頑張り必要です。


 今日は、山響でのチャリティーコンサート。「スペシャルオリンピックス日本」in山形の設立10周年を記念したイベントです。

 恥ずかしながら「スペシャルオリンピックス」というものを今日まで知りませんでした。知的障害を持つ人々がスポーツに取り組むための支援などをする団体なんですね。


 今日の会場にはオーケストラなど、日頃あまり馴染みがない方々もいたようです。しかし、私が今日初めて、スペシャルオリンピックスを知ったように、初めて山響を聴いた人にとって、これがよい出会いになりますように。
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〆張鶴「純」

2016-08-10 19:34:34 | お酒の話(県外)
 「お中元」にありがたくいただきました。「八海山」と並ぶ、新潟の超銘酒「〆張鶴」の純米吟醸で、その名も「純」。


 昔から大好きな酒ですが、久しぶりに飲んであらためて納得。学生の頃、初めて新潟の日本酒を飲んで「日本酒ってこんなに旨いんだ」と初めて思った、その時の感動がよみがえる味です。

 スタンダードな「淡麗辛口」。まさに王道。懐かしささえ感じるフィット感。特別な輝きがなくても、常にあるべきところから、迷える私たちを照らす北極星のような…

…要するに、良い酒です。気持ちよく納涼いたしました。
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もののけ姫

2016-08-07 22:51:48 | 山形交響楽団
 おとといでしたか、テレビで「もののけ姫」をやっていたので、つい見てしまいました。

 もう20年ちかく前の映画なんですね…懐かしい。プロのオーケストラのオーディションを受けるために、正社員だった塾を辞め、昼間は練習、夕方からフリーでアルバイト講師をしていた頃に映画館で観ました。

 映画を観て興奮冷めやらぬ様子の高校生には、まるまるひとコマ「もののけ姫」についての授業をしてしまったりしたものです。現代国語にはそういう自由があるべきだと思っていましたので。


 今回あらためて映画を観ても思いましたが、この物語には実に分かりやすく、善悪を超えた価値観の対立が多方面から描かれている。自然と人間、宗教と科学、古代と近代、男と女、差別と平等…実に盛りだくさん過ぎて、映画としてはまとまりに欠けるきらいもありますが、題材としては面白い。きちんと作り込めば、シリーズものの講座が組めます。


 映画の感想としては、やはり美輪明宏の「山犬」につきますね。「だまれ小僧っ!」のセリフは何度聴いても味わい深すぎる。当時は口癖になるほど、授業でも使いました。


 ということで、まことにタイミングよく、明日の山響のコンサートは、米良美一さんをゲストに迎えての演奏会です。もちろん「もののけ姫」のテーマもありますし、美輪明宏の「ヨイトマケの唄」もあります。

 山形県民会館「やまぎんホール」にて、19時開演。お時間のある方は是非!
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五十の手前

2016-08-06 21:05:54 | 危機管理
 二月ほど前から左肩に違和感がある。そして、シャツの袖を通す時や、狭い駐車場で車の後部座席からヴァイオリンケースを出す時などに「ズキッ」と電撃的な痛みが走る。

 …これはもしかして、かの有名な「五十肩」なのか?

 左肩は、ヴァイオリンを弾くことに関しては、角度は固定されたままなので特に問題になることはありません。ただ、ハイポジションを長い時間弾いていると、肩は内側に窮屈に入るので、ズーンとした痛みが広がります。

 しかし、よく耳にするような「上らない」ということはない。楽器演奏を含めても、日常生活に支障があるというほどではない。

 …放置かな☆

 とも思いましたが、らびお氏が五十肩で七転八倒していたのも記憶に新しいので、一度ぐらいは整形を受診してみるのも良いだろうと思い立ったのでした。たまたま時間もありましたので。


 近所の空いてる整形で、あれこれと症状を訴え、レントゲン撮影。

 「レントゲンで見る限り、特に石灰化もしてないし、軽いみたいですね。肩も上がるようだし。とりあえずシップ出しときます。向こうで電気かけて帰ってください」

 「放置にまさる治療なし」というのが私の信条なので、大したことがないとわかればシップも電気も要らないのですが、わざわざ拒否するのもアレなので、おとなしく電撃をご馳走になることに…この辺りが日本人ですね。


 チクチクと電極からの刺激を浴びて、ピクピクさせられ終了。


 まだまだ四十代半ば。しばらく温泉に通って治すことにします。
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