ようやく少し春めいて、雪が融けはじめた山形です。街中の雪の壁から水が染み出して、雨どいや下水からは、雨が降っているかのような音がしています。
この感じで、そこら中の山々からも、水が流れてくるわけですから、相当な量になるでしょうね。…雪国にきれいな水が豊富なのもよくわかります。
ということで、山形以上に雪深い、新潟は魚沼の銘酒「湊屋藤助」です。魚沼は言わずと知れた米どころ。最高級のコシヒカリの産地ですね。やはり、水がきれいだからでしょう。
新潟の米は、コシヒカリだけではありません。
…ササニシキ?
違います。「越淡麗」を忘れてはいけません。ちなみに、そのまま「こしたんれい」と読みます。新潟が誇る酒米です。(本当に素晴らしい米なので、個人的には、もう少し馴染みやすい名前でメジャーになってほしいとも思うところ。)
さてこの「湊屋藤助」ですが、気取りのない居酒屋でも、ワイングラスで出されることが多い「上品な酒」という位置付けのようです。
越淡麗を磨いた純米大吟醸にしては、それほど高価ではないものの、この味と香りは、たしかに徳利とお猪口には似合わない。
どっしりとした辛口の酒を「男酒」と呼ぶことがありますが、そういう表現をすると、この酒は女酒のなかでも、かなり華奢な貴婦人でしょう。貴婦人にしては、やや「薄幸」系か。残り香に気品が漂う感じ。
こういう美しさは、本当にきれいな水がないとできないはずです。雪どけ水で喉を潤したような味わいでした。
また新潟に行きたくなりました。…真冬でない時に。
この感じで、そこら中の山々からも、水が流れてくるわけですから、相当な量になるでしょうね。…雪国にきれいな水が豊富なのもよくわかります。
ということで、山形以上に雪深い、新潟は魚沼の銘酒「湊屋藤助」です。魚沼は言わずと知れた米どころ。最高級のコシヒカリの産地ですね。やはり、水がきれいだからでしょう。
新潟の米は、コシヒカリだけではありません。
…ササニシキ?
違います。「越淡麗」を忘れてはいけません。ちなみに、そのまま「こしたんれい」と読みます。新潟が誇る酒米です。(本当に素晴らしい米なので、個人的には、もう少し馴染みやすい名前でメジャーになってほしいとも思うところ。)
さてこの「湊屋藤助」ですが、気取りのない居酒屋でも、ワイングラスで出されることが多い「上品な酒」という位置付けのようです。
越淡麗を磨いた純米大吟醸にしては、それほど高価ではないものの、この味と香りは、たしかに徳利とお猪口には似合わない。
どっしりとした辛口の酒を「男酒」と呼ぶことがありますが、そういう表現をすると、この酒は女酒のなかでも、かなり華奢な貴婦人でしょう。貴婦人にしては、やや「薄幸」系か。残り香に気品が漂う感じ。
こういう美しさは、本当にきれいな水がないとできないはずです。雪どけ水で喉を潤したような味わいでした。
また新潟に行きたくなりました。…真冬でない時に。