中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

豪雪の中で

2018-02-02 22:14:31 | 山形
 明日は川西町での「みんなでつくるコンサート」。

 山形県の企画で毎年、県内各地を回り、学生の吹奏楽や市民の合唱と共演したりする。今回は中学生のブラスバントと「アイーダ」の共演。


 今日は現地でリハーサルでしたが、今年の川西町の雪の量に驚きました。山形県の南部で米沢にもほど近い辺りなので、やはり山形市とは景色が違います。道路は除雪されていますが、それによって道の脇に積み上げられた雪は人の背よりも高く、家の一階部分がすっぽり隠れるほど。


 雪国の冬。今年は雪が多いです。


 そういえば、東京でも雪が降ったらしいですね。渋谷で1センチの積雪を観測したとか。朝の情報番組は、雪国の人たちにはウケています


「今朝の都心はすっかり雪化粧をしています。見てください!私の上着にも雪がかかっている状況です。」

 若手リポーターが地面の雪を一生懸命かき集めて滑ろうとしたりしてる映像に、我が家の子供たちは苦笑してしまいます。

 今朝の温泉の脱衣所での常連たちの会話。

「東京も雪だってな…へっへ」
「毎回すっころんで大変だあ」
 
 …大人も微笑んでおります。


 雪の多い今年、都心は大変でしょうが、雪国ではまさに、静かに音楽を聴くのに適した季節です。明日も良い演奏会になるように頑張ります。
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春待つ心

2018-01-03 22:27:15 | 山形
 今日、山形に戻って来ました。今年の山響は、正月休みが短いのです。明後日の5日が、酒田定期のリハーサルで「仕事始め」。加えて、受験生を抱えた我が家は、東京にいてものんびりできないので仕方がない。


 毎日晴れて乾燥している関東から、東北道を北上するに従って天気は悪くなり、予想通り那須高原のあたりで小雪がちらついてくる。

 福島県に入るとどんどん視界が悪くなり、良くも悪くも「帰って来たな」という感じがする。

 さらに山形道に入った頃には、路面にも雪があって「いつも通りの冬」です。


 ところで、娘の今年の「書き初め」の宿題は「春待つ心」です。これは毎年の五年生共通ですが、県によって違うのでしょうか?

 天気の良い関東にいるとわかりませんが、こちらは「春待つ心」が切実な新年です。


 しかし、受験も含めた厳しい冬はまだまだこれから。暖かい春を夢見て頑張りましょう。
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昼休みのカウンターにて

2017-11-24 23:59:08 | 山形
 この時期には早すぎる本格的な雪道を運転して、酒田へ。会場の小学校でも、グラウンドでは子供たちが雪合戦をしていました。

 だいぶ体が冷えたので、昼休みにはあったかいものを…ということで途中のラーメン屋へ。山形のラーメンは美味しいので、オールシーズン食べてますが、特に酒田のラーメンは旨い。そこらじゅうにある、どの店に入ってもハズレはまずありません。

 
 黒服のままカウンターで昼のワイドショーを見ながらラーメンを食べていると、二つ隣の席に入って来た女性が「マーボラーメン」をオーダーしました。私と同年代ぐらいでしょうか。なるほど今日は寒いので、マーボの気持ちはわかるななどと思いながら、残ったスープとネギをすすっていると、その女性がふとこちらを見て、

「山響の方ですよね?」

…鼻からスープが噴き出そうになりました。

ゔっ…どうしてわかったんですか?

「私、山響のコンサートはよく行きますし、ジョンダーノ・ホールでやった四重奏のコンサートにも行ってるんです」

…これはこれは、ありがとうございます。

 完全に油断している昼休みなので動揺しましたが、その後短い時間ですが、彼女が足を運んでくださったコンサートの話などをしました。ありがたいことです。


 狭い都市ならではのことですが、どこでお客様に見られているかわからない。どんなときも立ち居振る舞いには気をつけなければいけませんね。
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早すぎる冬

2017-11-21 22:52:20 | 山形
 芸術の秋を忙しく過ごしているうちに、突然、真冬になってしまいました。今年は初雪が早い。

 毎年、12月に入ってからで充分間に合う車のタイヤ交換ですが、昨日急いでやってもらいました。

 山形市内だけの移動であれば、べつに慌てることはないのですが、今週も、郡山や酒田など、遠隔地でのスクールコンサートがあります。山に囲まれた山形市です。別の地域に行くためには必ず、山を越えなければならない。「峠越え」がスリリングな冬が来てしまいました。


 昨日は仙台に行く用事がありました。どんよりとした鉛色の空は冬の山形特有のものですが、それが県境の「笹谷峠」を越えた途端に晴れ間が広がる。太平洋側の空ですね。

 いつも冬休みに東京へ帰省するので、この冬の太平洋側の空を見て、乾いた風に当たると、なんだか正月のような気分になります。

 今年もよく演奏しました。あれやこれや思い出しながら、ゆっくりと盃を…

…いやいや、振り返るのは早すぎる。まだまだ今年のコンサートは山のように残ってます。雪道に気をつけながら頑張りましょう。
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落葉樹

2017-11-01 23:33:35 | 山形
 冬に向かいつつある山形で、今週はスクールコンサート。

 昨日と今日は庄内での公演のため、月山を越えましたが、毎週末の台風のせいか、紅葉も終わりです。


 遠くの山の頂にはもう雪がかかっている。すっかり葉を落とした木々は寂しくたたずんで、暮れゆく秋を寂寥の念で満たしています。

…などと考えるのは、人間の勝手な感情でしょう。今年の目標を何も達成しないうちに、またひとつ歳を重ねてしまったからといって、一方的に同情されては冬の落葉樹も迷惑というものです。


 むしろ、木々は喜んでいるかもしれません。

「あ〜疲れたわ。これで最後の葉っぱも落ちてくれて、ようやっと今シーズンも光合成おさめ。ってことで冬休み入りま〜す。良いお年を☆」


 我々は芸術の秋が、まだ続きます。あまり早く冬休みに来られても困りますしね。まだまだ頑張ります。

 
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冬近し

2017-10-18 21:21:52 | 山形
 今日は酒田での山響スクールコンサート。途中の月山道路の紅葉でも眺めて、のんびりと行こうと思ったものの、紅葉はまだそれほどでもない。そして、冬支度とも言える工事の多さに辟易。


 酒田では借り入れの済んだ田んぼが広がっていましたが、白い袋が散乱していると見えたものは白鳥。もう、白鳥が来ている時期なんですね。

 ついこの間まで、残暑だと言っていたのに、もう白鳥。


 山形に来てもう長くなりますが、白鳥の姿を見ると、リアルに冬を感じて「今年が終わりに近づいている」と焦るようになりました。

 今年もやり残したことだらけ。工事と白鳥にならって、残りの時間を有意義に使おうと、心に決めたのでした。
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文化の秋

2017-10-14 23:13:23 | 山形
 文化の秋…のせいなのか、夕方になると我が家の裏の高校から熱心な活動の声が聞こえて来ます。

 夏までは野球部のかけ声だったのですが、今はまったく違う。

「あえいうえおあお、おあおえいうえあ!」
(2秒の間)
「かけきくけこかこ、こかこけきくけか!」
(2秒)
「させしすせそさそ…」


 近所に響き渡る、結構な声量と滑舌、そして全員ぴったりと揃っているのは大したものです。演劇部ですね。

 正確なリズムと2秒の静寂が気になって、思わず聞き入ってしまう。「わ行」まで終わってホッとするのもつかの間(2秒)、

「がげぎぐげごがご、ごがごげぎぐげが!」

…ちゃんと「ぱ行」までいきました。


 全員が熱心なのが伝わってくる。こういう基礎練習を、気持ちを込めて本気でやるのは、聞いていて清々しい。とかく基礎練というものは、練習のための練習になってしまいがちです。

 お客さんの見ていない基礎練こそ気持ちを込めて…。

 襟を正させられたのでした。
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花笠も終わって

2017-08-08 23:59:44 | 山形
 久慈から山形に戻ってきてまず感じるのは…暑い。まだまだ夏真っ盛りなのです。私たちだけが、涼しい久慈に3泊もしたせいで、勝手に秋めいていたことを思い知らされました。


 山形に帰ると、花笠祭りの真っ最中。忘れていましたが、熱いのは気温だけではなく、山形が盛り上がっていたのでした。最終日の昨日だけ、その雰囲気を感じました。


 大震災ほどのことは無いにしても、割と大きな自然災害が多発する昨今、こうして「夏祭り」が予定通りにできるだけでも感謝しなければなりません。


 ところで、今年はもともと自宅マンションの「大規模修繕」の年。我が家は5階ですが、すでに窓の外には足場が完成している。もちろん、窓も開けられないし、洗濯物も干せない。

 不自由な暮らしですが、日中から窓を閉め切っていると、案外、花笠音頭に気づかないということが初めてわかりました。エンドレス花笠に「もう我慢できない」となってから窓を閉めてエアコンを入れる例年と違い、夜もふけてから「…あ、花笠やってたんだ」と気づく感じ。新鮮です。


 とにかく、山形も花笠が終わり、夏が半分以上終わったような気分。しかし、山響は夏休みまでに、演奏旅行があと一回。

 もうひと頑張りです。
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初当選

2017-06-06 21:51:27 | 山形
 気候が良くなったので、と言うよりも、体がなまってだいぶ太ったので、早朝に歩くようにしています。紫外線は強そうだが、朝の河原はは爽やかで気持ちい。


 哲学者カントは毎日の散歩中に、もっとも思考が冴えたといいます。

 私もここぞとばかり、深遠かつ高邁にして崇高な思索に没入することに。

「ああ…宝くじでも当たらないかな」
「しかし一説では、宝くじに当選する確率は隕石に当たって死ぬよりも低いとか」
「鳥のフンにも当たったことの無い自分には縁のない話か」
「それにしても落雷で死ぬのと高額当選するのではエライ違いだが、どちらもレアなことで、それが幸運か不運かは当たる側の都合に過ぎない」
「バックトゥーザ・フューチャーはそのおかげで帰れるわけだし」
「逆に、アメリカの高額当選者はほとんど殺されてるという噂も…」

 と、青い空の下を、爽やかとは言い難いことを考えながら歩いていると…

…ぴちゃっ。

 頭に大粒を感じ、にわか雨か?と空を見上げるも快晴。

…ま、まさか!ジーパン刑事のごとく、恐る恐る頭に手をやると…なんじゃこりゃあぁ!

 はい、人生初の、鳥のフンでした。


 もっと良いものに当たりたい。心からそう願うのでした。
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昼の憩い

2017-05-26 09:36:53 | 山形
 山形県民は、よくラーメンを食べます。昨日の新聞でも、県民ひとり当たりのラーメンの消費量は山形がまた全国一位だったというようなことが書いてありました。

 
 私も山形に暮らすようになってから、ずいぶん食べるようになりました。とくに、こうしてスクールコンサートが始まると、昼食の「ラーメン率」は、ぐんと高まる。

 
 理由は簡単です。旨いラーメン屋がそこら中にあるのに、それ以外の食堂が少ないから。コンビニもなかなか見つからないような田舎町でも、「ラーメン」ののぼりはすぐに見つかる。

 しかもハズレが少ない上に、安いのです。今週もすでに、二回も食べてしまった。

 とくに酒田のラーメンは、魚の出汁がきいたシンプルな味が素晴らしい。それを知った上で、数多く立ち並ぶ名店を避けて、あえて遠くのファミレスに入ったり、コンビニでサンドイッチを買う気にならないのです。


 …寄る年波で、お腹周りが気になる今日この頃。気をつけて今シーズンを過ごしたいと思います。
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迷子に注意

2017-05-10 22:43:02 | 山形
 自宅を取り囲むようにして、植木市はまだ開催中です。


 今日は山響のリハーサルを終えて、夕飯を調達すべく、雑踏の中へ。

 さすがに「粉物」ばかりだと飽きるので、毎年、利用させてもらっている「牛すじ煮込み」の露店。そして隣の店で「チャプチェ」。韓国の春雨炒めですね。これもなかなか、日本酒に合う。


 連日うんざりしている人ごみの中を周遊する気はさらさらないので、さささっと買って、即自宅へ帰ろうとすると、ひとり女の子が泣いている。家の娘より幼く見えるので、小学2〜3年生か。

 あたりを見回しながらボロボロ泣いているので、迷子でしょう。なんとも悲しげなので、素通りするのも気がひける。

「どうしたの?お母さんとはぐれちゃったのかな?おじさんが探してあげようか…」

と声をかけようとしましたが、心のブレーキが。

 以前にも似たようなシチュエーションがあって、親切心を起こしたとたん、その子が近寄ってくる私を見てさらに泣き叫び走って逃げるという目にあったことを思い出したのです。

 こういう時の通行人の目は怖い。さっきまで迷子を放置してたくせに、今度は獲物を取り逃がした不審者を見るような目でこっちをジロジロと。

 その苦い経験がよみがえり…

…ここは見なかったことにするか。山形は安全なところだから、きっと大丈夫だろう。
…いやいや、私はれっきとした近隣住民。びくびくせず堂々と地域の安全に貢献すべきではないだろうか。
…ちょっと待て。親切なはずの近所のおじさんが、実は凶悪犯だったという恐ろしい事件もあったらしいし。

 煮込み片手にめまぐるしい葛藤が。

 心を鬼にして通過…して五歩ほど歩いてから意を決して戻ろうと振り返った瞬間、女子高生たちが迷子に声をかけてくれていました。そうそう、それがいい…女の子以上にホッとする私。


 混雑するイベントでは大切なお子さんから目を離さないようにお願いします。
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風薫る

2017-05-08 20:16:03 | 山形
 風薫る五月。爽やかな風を感じようと窓を開けると…

…お好み焼き臭。


 ということで、今年も我が家の前の通りで始まりました植木市。山形市の祭りといえば花笠ですが、あれは盆踊りのようなもの。祭礼としては、江戸時代から続いていると言われるこの「薬師祭植木市」が最大だと思います。

 
 初日の昨日から、日が暮れるにつれて若者の姿が増え、盛り上がりを見せていました。「植木市に集う若者たち」…こう書くとずいぶん地味に聞こえますが、もちろん植木を買うわけではありません。薬師寺の境内だけではなく、四方に延べ3キロの広範囲に無数の露店が立ち並ぶ、真夏の海岸にも匹敵する「アツい」イベントなのです。

 昔、明るい春の陽射しの中で「スーパーボールすくい」に夢中だった息子も、今では日没後に「徘徊する若者たち」の一員になりました。

 手を引かれていた子供が、手を引く親になり、再び手を引かれる老人になる…人のサイクルは思ったよりも速いようです。
 
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春のかほり

2017-04-21 07:30:51 | 山形
 ♪「春〜は名のみ〜の 風〜の寒さや〜」

…けっこう寒いです。そして風が強すぎる。歌のように、のんびりした気分になれない。


 しかし、春は名のみではない。外に出た瞬間から、全身にくまなく吹き付けられる花粉…。

 まいったまいった、もうおじさん降参。…しつこい子供のように、なかなか勘弁してくれないのが春なのです。


 それでも…
  
満開の桜は、やはり美しい。自宅近くの桜の名所「護国神社」です。

 一昨日の嵐のような強風で「今年の桜は見る前に終わったか…」と覚悟しましたが、連日の寒さが幸いしたのかまだまだ健在。

 これだけ悩まされても、満開の桜を見ると「いい季節だな…」と思ってしまう。悪女に貢いでしまう男は、こういう気持ちなのでしょうか。


 西行も言いました。
「願わくは花のもとにて春死なむ…」

 そう考えると、マゾヒスティックな「かほり」ただよう春なのでした。
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ふりつむ

2017-03-11 21:28:26 | 山形
 太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
 二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。


 …三好達治の有名な詩ですね。

 いろいろな解釈がある詩ですが、私はやはり、この「雪」とは、時間のことだと思います。

 誰にも、たとえば6年なら6年で、同じように時間は過ぎて行きますが、その積み重なり方は違います。近くに住んでいても、太郎の屋根と二郎の屋根は違う。だから、ふりつもり方も違うのです。


 あの震災から6年。同じ東北に暮らしていても、その歳月の「ふりつもり方」は、人それぞれ全く違うものでしょう。「ねむらせ」られてなどいなくて、あれから時が止まっている人もいると思います。

 それでも、確実に雪はふりつむ。


 降りつもる「時が」、被災したすべての人の安息につながりますように。
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春の声

2017-02-22 21:54:00 | 山形
 まだまだ寒いし、雪が降っている毎日なのに、空気がトゲトゲしてきました。

…花粉です。

 「今年は去年の数倍」とは聞いていましたが、早くもきました。

 目が痛い。だるい。体が重い。頭が痛い。目が覚めると「あれっ、昨日そんなに飲んじゃったかな…?」と思う朝。


 春の訪れを身をもって感じる今日この頃。…今年は辛そうです。
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