中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

新時代へ

2019-04-30 20:17:22 | 雑記
 昨日の「ドラゴンクエスト」コンサートをもって、私たち山響も、遅ればせながらゴールデンウィークに入りました。


 おりしも世の中は、連休とともに「平成最後の日」で若干、大晦日にも似た静かな熱を帯びている感じがします。

 ずっと記憶をたどっていましたが、「昭和最後の日」の事が思い出せません。高校生であったということしか。

 昭和天皇の崩御が突然だったせいなのか、年が明けて間もなかったためなのか、あまり実感がないままに元号が「変わっちゃった」感じだったような気がします。


 今回のように天皇陛下が御存命中に譲位なさることについては、さまざまな議論があったようですが、私は大賛成です。本来「〜元年」というものは、晴れがましく迎えられるべきだと思います。前回のように、新しい時代の幕開けが「喪中」では、どういう感情を持って良いのかわからない。

 …実感を込めて言いますが、新年を喪中で迎えるのは、寂しいものですから。


 明日からの、新時代が良いものになりますように!
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連休の予定は

2019-04-27 21:33:16 | 家族の思い出
 さて世の中は連休に入っています。

 「この連休はどちらかへお出かけですか?」

 旬の話題です。


 私も訊かれますが、「父の納骨で…」と答えるのが心苦しい。楽しい話が期待されているところですから。

 
 ということで、山響の「ドラゴンクエスト」が終わったら、東京へ行きます。父の納骨…正確に言えば散骨のためです。

 6年前に亡くなった母の時にも、故人の希望どおり、お墓はたてずに、散骨をしました。


 母の癌が再発した時に、本人が決めたことでした。父ははじめ反対したものです。

「魚を食べるのは好きだけど、魚に食べられるのは嫌だな」
「じゃあ、あんたは好きにしたら?とにかく、私は死んだら自然に還りたいの。」
「…。」

 意志の強い母でした。もちろん父が折れて、母の遺骨は東京湾に散骨したのです。

 
 その後、父に病気が見つかり、無治療を決めた時に、かつて依頼した業者の連絡先などを渡されました。

…「同じ場所に」という意志なのだと了解しました。


 なにかと天候不順な最近ですが、予定された日の関東は穏やかな予報で安心しています。
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締めくくり

2019-04-26 21:03:58 | 山形交響楽団
 世の中は、いよいよ明日からゴールデンウィーク。10連休ということで、娘もテンションが上がっております。


 さて、山響のゴールデンウィークは、29日の「ドラゴンクエスト」コンサート。毎年恒例になりつつあります。

 今年は「Ⅺ」。ゲームに不案内な私には全くわかりませんが「ドラゴンクエスト」の集大成のような作品らしい。そもそも11作まであるのがすごい。昭和後期から平成の終わりまで、人気を保ち続けているのは驚異的なことです。世の中が変わっても流行り続けているとは。


 まさに平成を締めくくるにふさわしいコンサートです。チケットは早々と完売だそうで、さすがドラクエ。人気は不動ですね。

 良いコンサートになるよう頑張ります。

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愛をとりもどせ

2019-04-25 21:11:07 | ヴァイオリン
 休日の昨日は、個人的に、施設にボランティアで演奏に行きました。


 現在、我が家はマンション暮らしですが、その前は賃貸アパートに住んでいました。その名も「ハイツ・シンフォニー」。不動産屋で、その名前に興味を持ち、実際に見て気に入ったのです。

 予想通り、大家さん御夫妻は大の音楽好きで、山響はもちろん、山形Qも、その立ち上げの時から応援してくれています。


 その大家さんが最近、新しく建てたのは、なんと知的障がい者のための施設。

 本当に立派な志のある御夫妻なのです。私のような貧乏人は「地主」などと聞くとヒガミ根性が頭をもたげそうになりますが、素晴らしい人たちもいるのです。

 その施設を、またその地域を盛り上げるために、演奏しに来てもらえないかと依頼され、一も二もなく引き受けたのでした。…最近、山形Qでもボランティアをしばらくサボっていますし。


 ということで、私と家内とのヴァイオリン二重奏で演奏して来ました。40人ほどの前で、45分のコンサート。クラシックからポピュラー、唱歌まで色々と聴いて頂きました。

…人前で夫婦で演奏したのなど何十年ぶりだろう。結婚してからあったかどうか。


 とにかく、喜んでもらえたようでホッとしました。普段、じっとしているのが難しい人も、真剣に聴いていたと、施設の方も言ってくれました。

 終演後に、声をかけてくれた入所者の方がいました。

「今度は『愛をとりもどせ』を弾いてくださいっ!」

…ほ、北斗の拳⁉︎

 勉強しておきます。
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ゆく春を

2019-04-23 20:54:32 | 山形
 ろくに見ないうちに、山形市の桜も終わりに近づいています。

 酒瓶以外の写真を貼るのは久しぶりのことですが、朝のウォーキングコースの馬見ヶ崎川の河川敷です。ようやく花粉症の辛さも、峠を越えました。

 この辛さが終わるのはありがたいことなのですが、終わってしまうと、あっという間に暑い夏が来てしまうのが山形。そう考えると、今はとても貴重な季節なのです。


 そして4月は、1年でもっとも余裕がある時期。

 今年度の山響もこの先、ゴールデンウィークが終わるともう、すでに秋まで(冬まで)予定がぎっしりです。今年度のスケジュールを広げては、見なかったことにしてまた閉じる。まあ、ありがたいことではありますけどね。


 …わずかな春を惜しみつつ、この一年を乗り切るための体力づくりに勤しんでいるのでした。
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歴史の1ページ

2019-04-19 21:45:49 | 雑記
 いろいろな意見もあるようですが、「令和」。私は気に入っています。


 「平成」を小渕さんが発表した時、私は高校生でしたが、正直「なんてパッとしないんだろう」と思ったものです。

 皆もそう思ったようでした。高校の同級生に小渕さんの息子がいて、散々な目にあっていました。

「おいおい、なんだよ平成って」
「もっとどうにかできなかったのかよ」
「親父にちゃんと言っとけよ!」

 昭和しか知らない私たちにとっては、なにか物足りないような、がっかりするような気がしたのです。


 私たち昭和生まれの者にとっては2度目の改元ですから、大したショックがないせいなのか、「令和」にはガッカリどころか、むしろ好感が持てる気がする。「和」が戻ってっきたせいなのかもしれません。


 個人的にはそれよりも、「上皇さま」が誕生するのが、ちょっとワクワクする。歴史の授業でしか聞いたことのない地位です。なんともカッコいい…と言っては失礼なので「ありがたい」と言い換えましょう。失礼ついでに言えば、上皇と言うと歴史上は、「院政」からイメージするような「裏の権力」としてのダークな香りが、なかなか良いのです。「法皇」までなったりすると、大河ドラマの悪役ですからね。

 そういう意味では、政治に関わらない「日本人の象徴」としての「上皇」は歴史上で初めてなのではないでしょうか。そこに立ち会えるのは、なんだか貴重な気がします。


 とにかく、私たちの感覚で言うところの「明治・大正時代」のように、「昭和」もなりつつあるんですね。

 …「令和生まれ」の人が来る頃には、オーケストラにいないですむのには、ちょっと安心しています。
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最初にして最後の

2019-04-18 21:16:36 | 山形交響楽団
 今週の山響は、今年度最初の定期演奏会。そして「平成最後」。


 世界の一流クラリネット奏者の、ポール・メイエ氏を指揮とソリストに迎えて曲目は、リゲティ「ルーマニア協奏曲」・フランセ「クラリネット協奏曲」・シューベルト「グレイト」。


 すでに昨日からリハーサルが始まっていますが、繊細で飾り気のない音楽づくりで、シンプルに曲の良さをひきだしてゆく感じ。もちろん、ソロのクラリネットは驚異的です。

  素人のようなことを言いますが、上手い人を見ていると、楽器が簡単そうに見える。…クラリネットって吹くの簡単で楽しそうですね。


 すでに指定席は完売だとか。最近、お客さんが増えているのは本当に嬉しい限りです。今年度も良い一年になりますように。
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埼玉讃

2019-04-17 22:57:53 | 映画・ドラマ
 わずか6年とはいえ、埼玉にゆかりができました。埼玉県民ではないものの、盆暮れ正月、そして「さくらんぼコンサート」の時には、川口に「住んで」いましたので。


 本場で味わうべきものは、本場で。

 土地ごとにやはり「空気」というものがありますから、ならではのものは、その空気の中で楽しむべきなのです。

 埼玉との「縁」を失う前にやっておくべきことは…と、いろいろ考えて、実行しました。

 …映画「翔んで埼玉」を埼玉で観る。


 チケットを買う時に見たタッチパネルは、色が違うところが数席しかなくて、「なんだ山形の映画館並みにすいてるな…」と思いましたが、タッチしても反応しない。

 休日のヴァイオリン弾きでは存在感が足りなかったのかと思い、青年実業家のような勢いでタッチ。…しかしやはり反応せず。

 そしてやっと気付きました。数席しかないのが、空いている席だったと。さすが埼玉!


 さて満席の映画館で見た「翔んで埼玉」は…

…最高に面白かった。これほどとは思いませんでした。これを考えた人は、まともじゃありませんね。


 パロディというものは、ここまで徹底的にやってこそ、ようやく面白いのだという見本です。

 東京の人間が、自分も自覚してないレベルで奥底にうっすらと持っている「田舎蔑視」が、これでもかとデフォルメされて描かれる。

 またこれが「埼玉」だから、ほのぼのできるのです。観終わった後は、誰しも「埼玉」が好きになる。特に京本政樹が良かった。


 映画館には、熱気があふれていました。「埼玉愛」が高まったのが、目に見えました。

 
 …良いですね、埼玉。
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荒川を眺めながら

2019-04-15 15:38:43 | 家族の思い出
 山形Q定期の翌日から、2泊で実家に帰りました。正確には、実家ではなく、父が住んでいた埼玉の家です。


 これまでハッキリとは書きませんでしたが、私が生まれ育った目黒の実家は、実はもう6年前からありません。実家は母が亡くなった直後に、父が引き払いました。

 そして、荒川を見渡すことのできる、川口市のマンションに移り住んだのでした。古いマンションですが、リビングの目の前がすぐ河川敷で、対岸には赤羽の街の灯りが、遠くにはスカイツリー、晴れた日には富士山まで見える、眺めの良い部屋です。

 海外での暮らしが長かった父が、母を看取った後の「余生」を過ごすために、眺望にこだわって探した部屋でした。

 隣の蕨市には私の弟も住んでいるし、母を散骨した東京湾とも荒川で繋がっていることを喜んで、
「お前は目黒の家を引き払うことに反対していたが、どうだ。よく、こんな良い家を見つけただろう。たまにお前が来た時に泊まれるスペースもあるから安心しろ」
と、自慢していました。


 それから6年。この景色ともそろそろお別れかと、しみじみ感じました。その位には、私もここに愛着を覚えていたようです。

 …バルコニーに出てばかりで、なかなか整理がはかどりません。
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山形弦楽四重奏団第71回定期演奏会終了

2019-04-13 14:40:21 | 山形弦楽四重奏団
 今年度最初の定期です。男三人でのリニューアルオープン。

 まあ、山形Qを応援して下さる方に、見た目の華やかさを求めている人はすでにいないでしょうから、そこは割り切って今後ともよろしくお願いします。その分、おもてなしの心を増量していますので。


 ということで、心配していた客入りは、新年度の平日にもかかわらず、まずまずといったところ。いつも温かく応援して下さる皆さまに心より感謝します。


 前半の弦楽三重奏は、やはりこれまで長くやって来た四重奏とは全く違うもので、とまどいもあり、面白みもあり、私たちにはとっても新鮮でした。どこにも逃げ場がないのでかなりの集中力を必要とする。しかしその分、響き合った時には、これまで感じたことのない、純度の高さがあります。ベートーヴェンは大曲でしたが、それなりの充実感がありました。

 後半はオーボエが加わって、またガラッと色合いが変わって、楽しんでいただけたのではないかと思います。


 終演後たくさんの方々に、声をかけて頂きました。好評だったようでひと安心。とにかく、温かいお客様たちなのです。


 さて次回は、7月17日。ゲストにはフルートとヴィオラを入れて、珍しいフルート五重奏を聴いていただきます。ぜひお楽しみに。


 本当にありがとうございました!

 
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いよいよ明日

2019-04-11 22:08:34 | 山形弦楽四重奏団
 さて、山形Qの第71回定期が、いよいよ明日!

 今日が最終のリハーサルでした。


 ゲストのオーボエ柴田氏は、安定の実力。若いし努力家で、実に頼もしい。オーケストラの中でも常に目立つポジションをしっかりとこなしているので、山形のお客さんにはすでに馴染みがあるとは思いますが、こうして室内楽で彼の音楽が豊かに発揮されるところを、ぜひ楽しみにしていただきたい。


 そして、弦楽三重奏。山形Qの男性三人の、新たな魅力を感じていただければと思います。

 私たちにとっても、未知の世界なので、不安と楽しみが交錯しています。もはや、いい歳でもありますが、新しい挑戦になります。


 それでは明日、文翔館にて、ひとりでも多くのお客様に会えることを期待して。
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入学

2019-04-10 22:57:56 | 雑記
 ところで、もう一昨日のことですが、娘が中学校に入学しました。小学校の隣ですし、息子も行って様子はわかっているので、私は参加しませんでした。


 そもそも、考えてみれば、小学校や中学校の入学式や卒業式に、父親が来るのは普通のことでしょうか?

 私が子供の頃は考えられない。うちの父がそういう人だったからではなく、友達も、父親が来てる人などいませんでした。


 しかし聞けば、平日にもかかわらず、たくさんの「お父さん」が参加していたとか。これも時代でしょうか。


 ついに我が家にも小学生がいなくなりました。…これからは全員「大人料金」になる。

 そろそろ私たち夫婦を「シニア料金」にしてくれないと。


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膵臓のために

2019-04-09 20:55:49 | 読書
「ウチはみんな目が悪いから、これ以上悪くならないように、目をちゃんと食べなさい」

といって、煮魚(金目鯛とか目のデカいやつ)の目玉の周りの所をちゃんと食べるように、小さい頃、母に言われたものです。

 煮魚の目玉は、プルプルして旨いので、とくに苦にもならなかったのですが、結局、私も弟も、目は遺伝通りに悪くなりました。

「じゃあ、頭が良くなりたかったら頭を食べればいいの?」と訊いたら、

「そうよ」

と言われました。

 後に母は癌が肝臓に転移して手術を受けた後に、頑張ってレバーペーストを食べていましたが、再発して亡くなりました。

 …まあ、当たり前のことですね。私もレバーが好きですが、肝臓の数値はふつうに年々悪くなっています。

「徳の高いお坊さんを食べると、長生きできるんだ!」

と西遊記の妖怪たちも言ってましたが、その程度の迷信でしょう。


 ということで、今更ではありますが、少し前にベストセラーになった「君の膵臓をたべたい」を読みました。

 幼少期の記憶のせいか、ホルモンが好きでもありますし、「レクター博士」のようなサイコホラーも大好きなので、気になっていたのです。


 しかし内容は、ご存知のとおり、まったく違いました。「世界の中心で愛を叫ぶ」のような、難病ものラブストーリー。あまりの「ベタさ」に赤面しつつも、「王道」を堪能しました。

 むしろ、こんな小説がベストセラーになるとは、日本もまだ捨てたものではないなと。なにか希望を感じました。

 先日、娘が友達同士で「君は月夜に光り輝く」という映画を見に行ったようです。聞けば、「発光病」という、本当に体が光ってしまう難病ものだとか。…むしろ感動しました。


 「君の膵臓〜」は、その爽やか青春ぶりに、「膵臓癌なめんな」とか「リアリティなさすぎ」の批判を受けたようですが、いっそのこと「発光病」のような、荒唐無稽の難病にすればよかったのかもしれません。

…まあ、そうするとこの秀逸なタイトルが使えなくなってしまうわけなんですけどね。


 とにかく、私としては楽しめました。映画化もされているようなので、観てみることにします。

(ちなみに、焼肉では牛の膵臓の部分は「シビレ」と呼ばれています。膵炎予防にシビレを食べましょうか)
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フラミンゴ

2019-04-06 21:53:35 | 危機管理
 久しぶりに家族で外食。

…といっても、東京にいる長男はほぼ「行方知れず」。たまに「金を振り込んでくれ」というメールが来ると、どうやらまだ生きていたらしいと確認できる程度。もう放っておきましょう。


 
 ところで山形に、フラミンゴを見ながら食事できるレストランができました。

 フラミンゴ⁉︎

…なぜ、フラミンゴを見ながら食事を?

 何かの間違いかと思いましたが、すでに東北と北関東を中心に展開しているチェーン店なのです。シーフードレストランです。


 フラミンゴに時に思い入れはないものの、怖いもの見たさで行ってみました。…山形でフラミンゴなど飼育できるものでしょうか。

 入ると…本当にいた!店の中に温室があって、そこに10羽。きちんと屋内で飼育されているせいか、動物園のものよりも健康状態は良いようで、ピンクがきれいです。

 料理的には、カニやエビなどを主力にした洋食で、関東の「レッドロブスター」を思わせる感じ。質も値段もなかなか。


 フラミンゴは基本、一本足で立ちながら寝てるばかりですが、近くで見るとデカい。非日常な感じを演出するのには、思ったより有効ですね。

 家族も、思ったより喜こんでました。


 …私たちは気に入りましたが、山形ではどうでしょう。フラミンゴとお店の寿命が長く続きますように。
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三重奏について

2019-04-05 21:45:56 | 音楽
 ふと気づけば、山形Qの定期があと一週間後。


 今までとちがうところは、弦楽三重奏です。ゲストのオーボエ四重奏以外は男三人で、弦楽三重奏をやるわけですが、これが思いのほか面白い。

 一人減ることで、どうなるのか。不安な部分もありましたが、そこはさすが名曲の力。三重奏はそれできちんと確立された世界があります。


 四重奏に比べると、要求されるものは多い分、自由度が高い。

 ハーモニーは基本「ドミソ」の三つで足りるわけですが、次のハーモニーに移り変わる時にはそれでは足りない。簡単に言えば「ドミソシ」みたいな不安定さをきっかけに、次の安定につながってゆくようにできています。

 だから四人だとやりやすい。ダークダックスとかボニージャックスが四人なのもそのためですね。

 これを常に三人でやるとなると、一人で二つの音を重音で出したりしないといけない。それが難しい。

 しかし、それをクリアすれば、自由は広がるのです。たとえばピアノはだいたい両手でそれをこなしているわけですが、複数人のアンサンブルにない、自由さがあります。ショパンの名演奏などは、右手と左手を、わざとずらしたりしてしてできています。極めて緻密な計算によって、一人だからできることです。


 人数が少なければ、その「ズレ」さえも、充分「味」になる。逆に言えば、独自の「味」として通用するほどの説得力を各自がもたなければならない。


 これは面白い。くせになりそうな魅力があります。

 あと一週間。良い演奏会になるよう頑張ります。
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