DVD化する際に"(Untitled)"と名付けられていた。ゾッとさせる様な感触を聞き手に残すこの散文詩は、然し、ツアー当初は存在しておらず(メッセにソレと思われる記述はあった)舞台上では映像のみの作品だった。組み込まれたのは8月に入ってからだ。人間としての普遍的な感情を、23歳の夏という一過性の時の流れの中で描いた手腕とその成り立ちの不可思議さが絡み合って特定のタイトルを付与するに至らなかった、と解釈すべきなのかはたまた制作側が光に確認を忘れていて或いは必要ないと判断して開き直って"無題"と表記したのか。最早今からでは判る筈もない話か。
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