無意識日記
宇多田光 word:i_
 



 パート3からの続き
 インタビュー・パート4:
 
 あの~英語のアルバム「EXODUS」もね、 はい。 その~こう、ライナーノーツで翻訳家の方と対談されてたでしょ?  はいはい。 あれが物凄くおもしろかったんですよ。 あ~~そうですかっ!!??(物凄く嬉しそうに) よかった・やってw 感動的におもしろかったです。 そうですか!?そうですかそんなに、、、何話したっけなぁ?(←おぃっ(笑)<執筆者ツッコミ) まぁその~~比較文化論、的な。 あぁ~~はいはいはい、 あの~ことばのバイリンガルの人たくさんいますけど、 うんうん、 その文化的な面だとか、こう精神的なことも含めたバイリンガルの人ってこういうことなんだなって思った。 あぁなるほどぉ…。なんか、ある意味凄く現実主義なんだと思うんですけどぉ、 えぇえぇ、 あの~~シンプルに考えて、その、ことばの・・・/ことばって、ぁの、、、ホントに、それ自体、壱個の音楽じゃないですか。 はいはいはい。 だから、その、いろんなルールとかが、ただ、音楽とか声に対して、いろんなルールがついてるのが言語って風に私思っちゃうんですよ。 はぁはぁはぃはぃはぃ。 でも日本語だとわりとその語彙が少ない、とかぁ、音が真っ直ぐだったりとかぁ、 えぇえぇ、 ウネウネしてるトコが少ない、とかカクカクしてる、わりと。直せ/直線的なのが多いとか、なんか、あと声のトーンもその言語自体が選らんじゃうんですよ。 あぁ~~なるほどね。 だからほらあの、ほとんどのアタシの友達のバイリンガルのコは、日本語になると急に声が上がるんですよ。トーンが。 あ~ぁ、なるほどね。(いつもより強く合点気味) うん。(得意げにw)

 ぁの、英語喋ってる人って声が太いでしょ? そうそうそうそう! で、たとぇば同じ声帯の双子が居るとして、それぞれ違う、英語と日本語喋ったら、絶対声のピッチが、平均値が、 えぇえぇえぇ、 違うんですよ。 変わりますよね。 うん。だから、人それぞれ個人々々で持ってるメロディのパターンもあるんですけど、 えぇえぇえぇ、 私も自分のパターンがあるのをわかってるし、 はぁはぁはぁはぁ。 でもぉ、それ以上に言語ののがすごくて、 うん、 だからそれによって支配されてるわけだから、 えぇえぇ、 あの、無意識のうちのいろんな面も、なんか、思考まで、たぶんそれって侵されてるもんだし、 えぇえぇ、 そう、すごくそういう、物理的にっていうか、科学的に考え…ると、 はぃはぃはぃ、 もぅそれが「文化」になってくって言ってもいいと思うんですよ。 えぇえぇ。 だからやっぱり、バイリンガルとか、その言語から、 えぇえぇ、 そういう話題が広まってくとぉ、 はいはい、 なんかいろんなとこが繋がっていって面白いですよね。 えぇ、面白かったですねぇあれは。 うん。

 で、もひとつ読んでて感じたのが、つまり・・・ま、僕らがアメリカの音楽業界のこと知らないで言ってるんで、 うん? あの~~まぁ、想像に過ぎないんですけど、 はぁ。 インテリジェンスっていう意味で、 はい、 あの~まぁ、宇多田さんはとってもインテリジェンスのある方で、 はぁ、はぁはぁ。(素朴に怪訝な感じで相槌を打つ) アメリカの音楽業界ってそういうインテリジェンスを必要とするのかな?と思ったの。(GJQuery!w@執筆者よりw) そう、それは~、ね(苦笑)、難しいとこですね。 はぁはぁはぁはぁ。(我が意を得たり?な相槌?w) 特に、誰だっけな、モ、モービィ??っていう人居るじゃないですか(執筆者註:かつて彼女はTEEN PEOPLE誌のインタビューで“You don't have to be Moby to use machines”と答えたことがあったが。> ttp://www4.islanddefjam.com/media/utada/press/teenpeoplenov.jpg)、、、、だったかな、なんかアーティストが、アメリカの雑誌で、読んでんの見て、その…コンピュータをよくよく使ってる…たとぇばなんか…こう、ちょっとオトナの?ひとたちとかだと、ダウンロードばっかりになっちゃってて、 えぇえぇ、 売れるCDが全部ヒップホップになってきてるとかぁ(しつこく註:カントリーなどは購買年齢層が高いのでDLよりCDの需要が高いといいますなぁ) はぁはぁはいはいえぇえぇ、 なんか、誰だっけな、NINE INCH NAILSの新作かなんかの売れ行きのことでそんな話をしてたような・・・気がするんだけど・・・ はぁはぁはぁ、 もっと前かな?(汗) で、なんか、それは大事じゃないような気がするんですよ。 あぁなるほどね、そういう問題じゃない、と。

  うん、だから…まぁ、うん、そこは、でも、何がマーケットが欲しいのかっていうところから考えてっちゃうと、 えぇ、 こう、「自分の尻追っかけてる犬」みたいになっちゃうんで、 まぁね。うんうんうん。 それは私は考えないようにはしてるんですね。 はぁはぁ。なるほどね。 そりゃたとえばある程度は、たとえばみんなが今聴きたい感じの曲、とか、は大事なんだと思うんだけど、その、特に日本語の方ではそれは考えることありますね。 はぁはぁなるほど。 タイミング的に、とか、あの、今回こんなに、なんか、変わった実験的な曲出しちゃっt/出しちゃうけど、まぁ次の次で、なんか、結構こう明るいのつくって出すからまぁいっか!みたいな、 みたいなね(笑)、わかるわかるw  そういう感じなんですよ私は!  えぇえぇえぇ。 だからぁ、その、特にアメリカの、ぁの「エキソドス」作るときは、 えぇえぇ、 これでなんかアメリカで大ヒットさせよう!とかそういう気持ちは全然なくって、 ほぅほぅほぅ、 こう、つくってる途中で、あの~レコード会社に、たとえばじゃあ「どんなビッグ・プロデューサでもつけるぞ!」みたいなこといわれて、「あぁ、そうすれば売れるんだろうなぁ」って思ったんだけど、なんか「それじゃあたしじゃなくてもいい」っていうか。 なるほどね。 あたしよりもっと歌上手い子いるんだから、それだったらなんか、もっとかわいくてもっと歌の上手い子でソレやればいいんじゃないの?っていう気がして。 なるほどね。

 あたしは、なんでそもそもコレをやってるんだ?って思ったらやっぱり自分でカッコイイと思う音楽を、ぁの、少人数のなんかニッチっぽい人達しか、「うぉゎ~っ!」って思ってくんなくても、今は、それを作らないと、ミュージシャンとして今後危うい、逆に、、、
なるほどね。 、、、っていう気がして、そこで、とにかく、独りで作ってみた、みたいな感じで、全然それはすごい満足…出来に満足して、で、そのなんか自信がすごいついたんですよ。 なるほどね。 「はっ!出来たっ!」みたいなの。「こんなん出来た!」っていうなんか満足感があって。 えぇえぇ。 それで「よっしこれで日本語のを作るぞ!」ってときに、もっと可能性が拡がってきて、 なるほどね。 もっと強気に、こう自信を持って、なんか「これが、、、こうなった! これが作品だぜっ!」みたいな出し方もできるようになって。なんかそれが、こう、一皮剥けたっていうかこう、つよ/なんか、ちょっと強くなれたっていうとこ。 なるほどね、「これが私の日本語のアルバムなのよ!」っていう感じが。 そうそう、うん。 はぁはぁはぁはぁ。(再び噛んで含めるように納得) でもその、まぁ、業界的に言うとね、 うん。 そのまぁ、セールスが思ったほどアメリカで行かなかったみたいな言われ方は、 うんうん、 全然じゃあダメージになってない、と? 私は、気になんないですね。寧ろ仲いい友達が それは素晴らしいですね。 うん、なんか仲いい子とかがぁ、 えぇえぇ、「むかつくよー!」とか「こんな記事があるよー!」とか、 えぇえぇ、 たまにチェックしてる子がひとりいて、たまに言われるんだけどぉ、それは私は「まぁ…いいんじゃない?」みたいな感じですねぇ。 なるほど。まぁでもすごくこれ重要ですね。 うん、そういうとこ私は…なんだろ…大丈夫なんですよね。わりと。 なるほどねぇ。 うん。

 ~「WINGS」~

 パート5に続く
 


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« J-Pop Magazin... J-Pop Magazin... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。