無意識日記
宇多田光 word:i_
 



まぁつまりヒカルのデビューとインターネットの普及開始がほぼほぼ同時期だった訳。その初期を支えたガラケー時代ってのはそのまま『First Love』の大ヒットから『Flavor Of Life』の大ヒットまでの時期。

一方、スマートフォンの本格的普及はヒカルが人間活動を始めてから、だ。故にヒカルは2016年にいきなりスマートフォンが生活必需品になった世界に飛び込んできた。市場的にはね。

音楽に限らず、視覚と聴覚に頼る文化の中心はスマートフォンに移っている。「最近の若者はパソコンに触らない」というニュースを初めて聞いた時は面食らったものだ。嗚呼、スマホで全部出来るからか…と。

ヒカルは初期にSONYのMDの他に、docomoのガラケーのCMにも出ていた。FOMAと言っても通じないかもしれない。時代とシンクロしていたのだ。

最近ではSONYのワイヤレスイヤホンを自ら着けてCMに出演していたが、ここらへんでもう一歩踏み込んでスマートフォン文化の何某かのCMにも登場してこないかな、とそう思うのだ。radikoのタイムフリーとのコラボレーションは見事だった。スマートフォン本体のCMというより、そういった新しいサービス、時代を切り開くような経験を新しく創り出す“商品”のCMにそろそろ出てくれれば、ちょっと新しい局面が見える気がする。広告代理店で選択と決定を担う世代がそろそろガラケーネイティブ位になる筈なのよね。あの頃のヒカルの新鮮さを思い出しながら起用を考えてくれないかねぇ?

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令和の時代はそろそろ“ケータイ文化ネイティブ”が社会の中核に進出し始める時期、だわな。中高生の頃eメールのやりとりをしケータイ小説を読み着メロに凝り…多分、全く違う感覚で社会を構成してくれるだろうから楽しみだわ。

でまぁそんな世代に対してヒカルは『Flavor Of Life』というデカいタマを持っている。2007年というiPhone目前、着うたと着うたフルというケータイ文化も末期の頃に大ヒット曲を持っているとなると、この世代に対する印象度が違うだろう。

この世代が物事の決定権を持ち始めた時期にまたヒカルが再評価されるのはちょっと興味深い。ヒカルは、今では当たり前になった「有名人が自分の言葉で発信する行為」をかなり早い時期から実践していた。i-modeと同い年と言ったら…あ、逆に通じないか?(汗) 兎も角、まずはインターネット黎明期世代がヒカルの支持者になっていった訳なんだわ。

でだな…ええい、今朝は時間が足りないわ。この続きはまた稿を改めて。

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