無意識日記
宇多田光 word:i_
 



「アルバムも出す、ツアーにも出る」と言い切っているのに"2018年中"という括り以上の事は何も言っていない。この事態は何なのだろう。

デビュー記念日にサプライズを期待されている、しかし、まだ具体的な発表の出来る段階ではない、という中でのひとつのソリューションだったのだろうか。間違いなくファンは喜んだしニュースにものった。確かにこれでよかったようだ。

意地悪につついてみれば、これがネガティブな事なのかポジティブな事なのか、という点な。本来ならこの日に大々的に具体的な予定を打ち出したかったのだが何らかの事情でスケジュールが狂った挙げ句の苦肉の策、だったのか、或いは、総てが順調に進んでいく中で逆算された"加速のタイミング"だったのか。素直にアルバムとツアーを喜んでおけばいいものを、ファン歴(?)が長いとこんな風に訝るようになる。まさに我こそは老害なり。

後者なら勿論何の心配も要らないが、前者だと、では何故スケジュールが遅れているのか?となる。例えば、来年の息子の保育園が決まらない、とかだったらわかりやすいんだけど、これがヒカルの創作上のスランプとかだったら全く笑えない。いや保育園の待機児童問題も全く笑えないけどな。

アルバムの方はそういう理由で遅れるのもわかる。金銭的にバックアップがある場合、アルバムの出来が気に入らなくて全破棄していちから作り直す、なんて事例もある。そうなれば何ヶ月何年の発売延期となるだろう。

しかし、ツアーは? 昨今、大きな会場(の特に週末や祝日)は一年は前に仮押さえしておかなくてはならないと言われている。『WILD LIFE』の横浜アリーナ(初日公演から今日で7年だ)は偶然運良く空いていたらしいが、僅か2日間だから好運に頼る事が出来た訳でツアーだとそうはいくまい。2018年中にスタートするなら既に会場を押さえておかなくてはいけない。つまり、ヒカルのツアーデイトは既にコンファームされていて然るべきなのだ。なのに今発表を躊躇う理由はあるのか。

会場を押さえるのは興行元がやる事だ。つまり、幾つものコンサートを取り仕切っている会社が。彼らはしばしば、アーティストの目処が立たないうちに会場を押さえてしまって後からアーティストを嵌め込む、なんていうギャンブルをやる。もし意中のアーティストと契約できれば仮押さえをそのまま流し込む。無理だったら代替を探す。たまに、「あれ?このアーティストでこんな広い会場埋まるの?」と疑問を抱く事があるが、それはたとえば仮押さえの本命がポシャってうまく代替が当てられなくて「せっかく会場おさえたんだし、何もやらないよるは」と分不相応な会場をあてがわれたケースであったりする。これはわからない。

なので、今ヒカルが保育園でもスランプでも、何か、理由があってあたふたしているのなら、仮押さえ会場は代替公演で埋められていく。しかし、そんな事態にはならないだろう。なんだかんだ言ってヒカルはやるヤツだ。結局辻褄を合わせて素晴らしいアルバムと待ってましたの全国ツアーをみせつけてくれる事だろう。とすれば程なくして正式日程が出るだろうから暫し待たれい。

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困った。オフィシャルで「アルバムとツアー」が公式発表されたのだから諸手を挙げて大喜び、狂喜乱舞に突入かと思いきややけに冷静になってしまった。「2018年中に7枚目のオリジナルアルバムと全国ツアー」って、2018年!? そんなにざっくりな発表ってある?? 来春とか来夏ですらないの!!??

普段、「そんな心配ばかりしてても仕方ないよ。大船に乗ったつもりでワクワク期待して待っていようよ」と人に諭すi_さんが柄にもなく期待より心配を先行させる結果となっている事に少々驚き中。この時点で、詳細な日程はおろか季節すら特定できないって、かなり制作やら準備やらが難航しているんじゃないか…?

更に、今日解禁になった『あなた』のミュージック・ビデオが心配に拍車をかける。普段人に「女の子に対していちいち太っただの痩せただの言っていてはキリがないし本人だってどうしようもない。ほら、ヒカルは今日も美しい。」と諭しているi_さんが思わず「痩せ過ぎだろ!」と呟いてしまったのだからまた驚いた。いや確かにかわいいし美しいが、ただでさえ痩せていたのに更に細くなってまぁトリガラ状態。ダンスやボクササイズで鍛えて締まった、というのなら悪くないが、過酷な制作が続いて憔悴疲弊しきってるんじゃないかと心配になってくる。嗚呼すまん、普段はこんな事言わないのだよ、心配・アフター・ザ・心配なんてな。

そもそも、2018年にアルバムを出してツアーするなんていうのは既定路線もいいとこで、仮にそうでなかったらそっちの方が吃驚だ。実際、今年は『Fantome』を引っさげて全国ツアーだと思っていたのにSONYに移籍して連チャンで新作制作に取り掛かるというアクロバティックな展開をみせてくれたのだ。既定路線が既定だよと教えてくれたのは素直に嬉しい。

更に、『全国ツアー』『国内ツアー』と発表されたのも安堵材料だ。世界ツアー、海外ツアーじゃなかったんだから。アクセスが随分楽ね。安室ちゃんみたいにアジアツアーを絡めてくる可能性もなくはないけれど基本日本国内というのは有り難い。その気になれば沢山回れる。もっとも、チケットが手に入ればの話ですが。

14年前の事を思い出すと、同じく12月8日にコンサートシリーズ『ヒカルの5』の発表があって、実施されたのは僅か2ヶ月後の2月上旬だったのだ。全国ツアーともなるとまた規模が違うけれども、そんな"スピード感"を味わった事のある向きからすれば今回の「時期発表なし」は少々異様に映る。願わくばヒカルの体調健康に影響がない事を祈りたいです。

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